１．原油市況：2ヵ月ぶりの安値 原油相場（ＷＴＩ、期近物）は2月に入り乱高下を繰り返しながらも下落基調が強まった。
ＯＰＥＣの追加減産観測が強まった1月下旬以降、原油相場は40ドル台で推移していたが、2月に入り米国の金融安定化の効果に懐疑的な見方が広がったことをきっかけに、金融市場全般が不安定な動きを強める中、原油市場でも相場の下落傾向が強まり、12日には33.98ドルと2ヵ月ぶりの安値をつけた。
その後も乱高下を繰り返したが、米国の原油在庫が予想に反し減少したことをきっかけに急反発し20日の終値は38.94ドルであった。
最近の原油の油種間スプレッド（価格差）をみると、ＷＴＩ安の動きが1月後半以降に再び顕著となっている。
米クッシングの在庫が過去最高水準に増加しており、現物の過剰感がＷＴＩ相場の抑制要因となっている。
一方、原油相場の先物カーブをみると、依然として先高期待が強い状態が続いている。
また、先物市場における投機筋のポジションをみると、足元では投機筋の買い超幅が縮小しており、商業筋も含めた先物の建て玉についても、昨年秋からの増加傾向に一服感がみられる。
世界経済は悪化の動きが鮮明となっており、低迷が長期化するとの観測が広がっていることから、原油需要についても一段と下ぶれするリスクが大きい。
もっとも、原油需要の減少を連想させる材料への反応は小さくなっており、現在の相場水準に相当程度織り込まれてきたとみられる。
実際、ブレントやドバイなど、ＷＴＩ以外の油種については下げ止まりの動きがみられ、ＷＴＩについても、クッシング在庫の増加といった特殊要因が徐々に解消されれば、下げ止まりに転じる可能性がある。
一方、欧米の金融システム不安が一段と強まり、金融市場全般で不安定な動きを強めており、リスク資産投資を縮小させる動きは原油相場にも影響を与えているとみられる。
このため、目先の原油相場は、金融市場の変動によりしばらくはもみ合う展開が予想されるものの、中国の景気対策が本格的に動き出す春以降は、徐々に下値を切り上げていく可能性がある。

ユーロポンドは方向感に欠ける動き。
ロンドン勢参加後、上下30ポイント程度のレンジ相場を形成している。
先ほどからトリシェECB総裁の発言が伝わっているが、反応は限定的。
総裁はヘッジファンドと格付け会社への...

ロンドンタイム序盤はクロス円が上昇、ドル円は膠着状態となっていたが、現在はドル円が上伸。
ドル円は93円台前半から93円台中盤へ推移している。
ユーロ円は120円台後半、ポンド円は136円台前半で小動きとなって...

東京時間17:07現在 英FT100　 3949.30（+60.24　+1.50%） 独DAX　　4080.95（+66.29　+1.57%）

ユーロ圏の10年債利回り（日本時間16:43時点）（%） ドイツ　　　　3.055 フランス　　　3.57（+52） イタリア　　　4.471（+142） スペイン　4.209（+115） オランダ　　　3.892（+84） ギリシャ　　　5.5...

ドル円を除く主要通貨でドル売りが進んでいる。
東京市場では米シティGの国有化観測でドル売りが先行した。
ロンドン市場でもこの流れが継続しているようだ。
ユーロドルは1.29台後半、ポンドドルは1.45台後半まで上...

東京市場後半、マーケットはドル安水準で揉み合いとなっている。
きょうは米銀大手シティグループの国有化観測を手掛かりにドル安が進んだ。
ユーロドルは1.29台前半と2月中旬以来の水準を回復したほか、ポンドドル...

週明けの東京株式市場は小幅安で取引を終えた。
朝方は週末の米株安や商工ローン大手SFCGの破たんで売りが先行。
日経平均は一時7200円割れ寸前まで売り込まれた。
ただ、10時過ぎにシティグループの実質国有化観測...

23日 17:00　トリシェECB総裁　講演（パリの証券監督フォーラムで） 　　　 杉本財務次官　会見 20:00　ゴンザレス＝パラモECB専務理事　講演（マドリード） 22:00　ノボトニー・オーストリア中銀総裁　講演 ...