発行日時 |
ニュース見出し
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2008-4-21 7:16
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本日の予定【経済指標】
2008/04/21(月) 07:05
【イギリス】
*ライトムーブ住宅価格(4月)08:01
予想 N/A 前回 0.8%(前月比)
予想 N/A 前回 5.0%(前年比)
【日本】
*第三次産業活動指数(2月)08:50
予想 -0.5% 前回 0.7%(前月比)
*景気先行指数・改定値(2月)14:00
予想 54.5% 前回 50.0%
*景気一致指数・改定値(2月)14:00
予想 70.0% 前回 44.4%
【オーストラリア】
*生産者物価指数(第1四半期)10:30
予想 1.0% 前回 0.6%(前期比)
予想 3.9% 前回 2.8%(前年比)
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2008-4-19 11:01
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今週のまとめ4月14日から4月18日の週
G7のイベントが終了し、14日からの週は一連の米金融機関決算をめぐる
展開となった。 週初はG7声明を受けてドル買いから始まったが、
米金融機関決算に対する警戒感が強く、ドル安水準に戻して神経質に
売買が交錯した。 ドル円は100円近辺に軟化、ユーロドルは一時1.5985と
ユーロ導入来の最高値を記録した。 16日の米JPモルガンの決算発表は
市場予想を下回ったものの米株が底堅かったことで市場心理に変化の兆し
が見られ始めた。 17日のメリルリンチ決算も芳しくなかったが、米株の
急落は回避されていた。 18日の米シティの決算も予想をわずかに下回ったが
市場は発表終了を待ち構えていたかの様に、ドル買い・円売りへと殺到、
ドル円は104円台へと上伸、今週の安値から4円超の上昇となった。
ポンド円は208円近辺と、安値から約10円の大幅上昇となった。
ユーロドルは1.57台へと押し戻され、1.60の大台乗せには失敗した。
一連の米金融機関の第1四半期決算が出揃ったことで、市場には当面の
悪材料は出尽くしたとのセンチメントが広がった。
(14日)
週明けの東京市場は、前週末のG7声明で「急激な為替変動を懸念」との
文言が組み込まれたことから、ドル高水準に値を飛ばして始まった。
ドル円は先週末の100円台後半から101円台半ばへと上昇、ユーロドルは
1.58台前半から1.56台後半まで下落した。 その後、東京市場が本格的に
始まってからはドル高水準での揉み合いが続いた。
ポンドドルも序盤に売られたが、次第に先週末の水準へと反発し、
ドル安とともにポンド安の修正の動きも観測されていた。
ロンドン市場では、米銀行大手ワコビアの決算が予想を下回ったことで、
東京市場から一転してドル売りが強まった。 ユーロドルは1.58台後半へと
大幅に上昇、ドル円も100円台前半へと反落する場面があった。
英生産者物価指数が前年比6.2%と17年来の高い伸びとなったが、すでに
東京市場でポンド買いが進行していたことから指標後の反応は軽微だった。
NY市場では、序盤に米小売売上高が前月比0.2%増と予想を上回った。
発表直後は目立った反応が無かったがワコビアの資本増強策が報じられ、
米株が下げ渋りに転じると、ドル買い材料となっていった。
ドル円は101円台に戻し、ユーロドルは1.58台前半へと落ち着いた。
週後半に相次いで発表される米金融機関の決算に対する警戒感から、
一段のドル買いの動きはみられなかった。
(15日)
東京市場は前日NY市場終値近辺での揉み合いの相場だった。 日経平均が
堅調に取引を始めると円売りが優勢となったが、後半は相場が落ち着いた。
ドル円は101円台前半、ユーロ円は160円台前半での往って来いとなった。
朝方発表された英RICS住宅価格とBRC小売売上高が弱い結果となり、
ポンドが下げる場面があった。 また、豪中銀議事録でタカ派のトーンが弱まり、
豪ドル売りの反応がみられたが一時的な動きに留まった。
ロンドン市場では、ポンド売りが先行し、ユーロポンドが最高値を更新した。
東京市場で発表された英住宅価格・小売売上高が改めて材料視された。
さらに、英消費者物価指数の伸びが前年比2.5%と予想を下回ったことで、
ポンドが売られ、ユーロポンドは0.80台後半に上昇して最高値を更新した。
ECB高官らからインフレリスクを強く警戒する発言が相次いだことでユーロ買い
となったが、独ZEW景況感が−40.7と予想を大幅に下回り、売り戻された。
ユーロドルは1.58台での振幅相場が展開された。 クロス円はポンド円の下げが先行し、
全般に軟調だった。 ドル円は101円を挟んで神経質な上下動が繰り返された。
NY市場では、NY連銀景況感指数が予想外のプラスとなったことや、
米生産者物価指数が予想を上回ったことで株価が上昇、円売りドル買いが強まった。
ドル円は101円台前半から101円台後半へ、ユーロ円は160円台前半から161円近辺へと
買われる場面があった。 半導体大手インテルの好決算で株価が堅調だったが、
週後半の米金融機関の決算を控えて円売りの動きは一段落した。
(16日)
東京市場は円安水準での揉み合いが続いた。 ドル円は102円近辺に上昇後、
上値を抑えられて101円台後半での取引が続いた。 ユーロ円も160円台後半で揉み合い。
ユーロドルは1.58台前半で動意に欠ける取引だった。 日経平均が底堅かったが、
米金融機関の決算を控えて為替市場では模様眺めのムードが強かった。
ロンドン市場は、強いユーロ圏消費者物価指数を背景にユーロ買いが先行し、
ユーロドル、ユーロポンドがともに最高値を更新した。
3月ユーロ圏HICPは前年比3.6%と高い伸びとなり、ユーロドルは1.58台半ばから
一気に1.59台後半へと上昇、ユーロポンドも0.80台後半と最高値を記録した。
米JPモルガンおよびウェルズファーゴ、コカコーラといったダウ採用銘柄の
決算発表が相次ぎ、JPモルガンの1株利益が予想をやや下回った他は好結果だった。
株価が上昇して円売りが強まり、ユーロ円は161円台半ば、ポンド円は200円台に乗せた。
ドル円はドル売り・円売りが交錯して一時100円台に下落も101円台前半に戻した。
NY市場では、米経済指標が発表され、消費者物価指数は予想通り、住宅着工件数と
住宅建設許可件数はいずれも100万件割れと予想を下回った。 続く鉱工業生産および
設備稼働率は予想を上回り、米株は上下動したが前日比プラス圏で推移した。
ダウ平均株価が200ドル超の上昇となると円売りが強まりドル円は102円手前へ上昇、
ユーロ円は162円台乗せと堅調に推移した。
(17日)
東京市場は、前日NY市場の円安の流れを受けて始まったが、値動きは少なかった。
ドル円は102円を挟んで上下動、ユーロ円は162円台前半から後半へと上昇した。
日経平均はNY市場引け後に発表された米IBMの好決算をうけて堅調に推移した。
ロンドン市場は、ユーロを中心として振幅の激しい取引が繰り広げられた。
ユーロドルは序盤に一時1.5985レベルへと買われユーロ導入来の最高値を記録した。
しかし、ユンケル・ユーログループ議長がユーロ高に懸念を表明したことで
ユーロ売りが強まり、ユーロドルは一時1.5850割れと高値から100ポイント超下げた。
ポンドは英住宅金融対策が来週早々に発表されるとの報道で堅調だった。
注目の米メリルリンチ決算は予想をやや下回る弱い結果となり、欧州株が下落に転じた。
ドル円は102円台後半から前半へと反落した。
原油先物が一時115.54ドルと最高値を更新、カナダCPIは予想を下回るなど
強弱材料が交錯し、ドルカナダはパリティ割れから1.00台後半で振れた。
NY市場は、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景気指数が弱い結果だった。
加えてロンドン時間に発表された米メリルリンチ決算の内容も悪かったが、米株売りの
反応は限定的なものにとどまった。 米金融機関に対するネガティブな雰囲気が後退し、
むしろ金融株主導で株価指数が上昇した。
ドル円は、102円割れから102円台後半へと上昇、クロス円ではポンド円が堅調だった。
(18日)
東京市場は米シティの決算発表をロンドン時間に控えて小動きだった。
ドル円は102円台半ば、ユーロ円は162円台後半での揉み合いを続けた。
ポンドドルは1.99挟みと前日海外市場での終値水準で取引された。
ロンドン市場は、米シティの決算発表をめぐり、一気にドル買い・円売りが進行した。
東京時間19:30の決算発表を控えて、米株価指数先物が事前に上昇したことで
ドル買い・円売りの傾向が見られ始めていた。
米シティ決算の結果は事前予想をやや下回ったものの、NY市場に入って米株価は
急上昇し、ドル買い・円売りの動きが一気に強まった。
ドル円は103円台乗せから上昇に弾みが付き、104円台前半へと上伸した。
ユーロドルは一時1.59台後半まで買われていたが、1.59割れから1.57台前半へ下げた。
また、ポンド買いも強まり、ユーロポンドは0.79台後半から0.79割れとなった。
来週早々に英政府が住宅金融対策を発表することが本日も材料視された。
今週の一連の決算発表を期に、米金融機関の損失拡大に対する不安感が一段落し、
ドル安センチメントは一気に弱まった。
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2008-4-19 6:24
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NY市場概況 ポンドショートカバーの動き クロスでのポンド買い強い
2008/04/19(土) 06:13
ポンドは堅調な動きとなった。 全体的にドル買戻しが優勢だったが、ポンドドルは
下げが限定的だった。 対ユーロや円でのクロス買いがポンドをサポート、ユーロ
ポンドに米投資銀行からのまとまった売りも観測されていた。 またポンド円も一時
209円に接近、きょうの安値から550ポイント超上昇する場面も見られた。
米国同様、英国も金融機関や住宅市場の不透明感が強く、ドルとともにポンドは
軟調な展開が続いていた。 しかし悲観的ムードの後退や英政府が来週早々に
住宅金融対策を発表するとの観測も流れており、一旦ポンドのショートポジション
を閉じる動きが強まった。
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2008-4-19 6:23
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NY市場概況 ユーロドルの売りには注意も
2008/04/19(土) 06:12
ドル買い戻し優勢の展開の中、ドル安の風を一身に浴びてきたユーロは売りが
優勢となっている。 ユーロドルは1.57台前半まで下落、10日移動平均線(本日
1.5800)をブレイクした。
1.58台前半がレジスタンスとして機能するようなら、利益確定売りモードも強まり
そうだが、ECBはタカ派姿勢を継続している。 リープシャー・オーストリア中銀総
裁は「利下げは念頭になく、むしろ利上げの可能性を排除できない」と述べていた。
米国市場が落ち着けば、限界が近いとも言われている米利下げ観測も後退する
が、一方でECBの利上げも視野に入って来る。 米国市場が落ち着いたからと言
って、ユーロドルの下値追いにも注意が必要だ。
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2008-4-19 6:22
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NY市場概況 ドル円はレンジシフトも
2008/04/19(土) 06:11
ドル円は買いが強まった。 これまで強固なレジスタンスとなっていた103円の
水準を突破すると買いが膨らんだ。 ストップを巻き込む形で、急速に上昇、
一気に104円台に上昇。 中東勢や米系の買い観測も出ていたようだ。
一時104.50水準まで上昇、この水準は一目均衡表の雲上限の水準ということ
もあり上値は抑えられたが、きょうの動きは、このところの100-103円のレンジ
が103-107円に上方シフトした可能性も感じられる動きとなった。 ボリンジャー
バンドの上限にも到達している。
終盤は利益確定売りもあって、103円台に伸び悩んだが、目先は104.50の水準
を突破し、105円台を完全回復できるか注目される。
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2008-4-19 6:21
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NY市場概況 企業決算受け悲観的ムード後退継続
2008/04/19(土) 06:10
18日のNY為替市場はドル買い円売りが優勢となった。 今週最大の注目
だったシティGの決算発表後、ドル買い円売りが強まった。 シティGの決算
は最終利益が51.1億ドルの損失、1株利益は-1.02ドルと予想(-0.96ドル)
を下回る内容だった。 サブプライム関連の評価損は60億ドル。 予想は下
回ったものの、市場は評価損がもっと拡大するのではとの見方も出てい
たことから、良くはないが、悪くもないということで、ひとまず悪材料出尽く
し感が出たようだ。
きのうのメリルリンチの決算に対する反応もそうだったが、金融機関の
弱い決算も、市場はある程度覚悟が出来ていたこともあり、ネガティブ
な反応は見られていない。 むしろ、グーグルやキャタピラーといった他の
セクターの決算が好調だったことから、市場の悲観的なムードも改善して
いるようだ。
この動きに、市場では次回FOMCでの大幅利下げ観測が後退している。
米FF金利先物市場では0.5%利下げの確率が、きのうの18%から、きょう
は完全に無くなった。 その反面、据え置きが増えた格好。
地区連銀総裁の発言も、景気の弱さは認めているものの、インフレ懸念
も強く、これ以上の利下げには否定的な見解が多く見受けられる。 きょうも
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁は「成長支援へ金利は十分低く、実質
マイナス金利となっている」と述べ、利下げも限界に来ていることを示唆して
いた。
利下げ打ち止め感からドルは買い戻しが優勢、株式市場も大幅高となる中、
リスクイ回避の動きも後退し、円売りが活発になった。
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2008-4-19 6:17
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NY株式 シティ決算予想下回るも大幅上昇 雰囲気改善
2008/04/19(土) 06:04
NY株式18日(NY時間16:21)
ダウ平均 12849.36(+228.87 +1.78%)
S&P500 1390.33(+24.77 +1.78%)
ナスダック 2402.97(+61.14 +2.54%)
CME日経平均先物 13770(大証終比:+230 +1.70%)
出来高(億株)
NYSE 14.82
ナスダック 22.22
18日のNY株式市場は大幅に上昇した。 きょう発表された米企業決算が
好感されている。 注目されたシティGの決算は最終利益が51.1億ドルの
損失、1株利益は-1.02ドルと予想(-0.96ドル)を下回る内容だった。 予想
は下回ったものの、市場は評価損がもっと拡大するのではとの見方も出
ていたことから、良くはないが、悪くもないということで、ひとまず悪材料出
尽くし感が出たようだ。
きのうのメリルリンチの決算に対する反応もそうだったが、金融機関の
弱い決算も、市場はある程度覚悟が出来ていたこともあり、ネガティブ
な反応は見られていない。 むしろ、グーグルやキャタピラーといった他の
セクターの決算が好調だったことから、市場の悲観的なムードが改善して
いたようだ。
シティGは4.5%上昇した他、バンカメ、AIGなど主力の金融株はほぼ上昇
といった状況。 メリルリンチ、ゴールドマンなど投資銀行株も揃って上昇
している。 ダウ平均の上げを先導したのがキャタピラー。 1株利益は1.45ドル
と予想(1.33ドル)を上回った。 インドや中国での売上が好調で、米国での
影響を相殺した。 8.5%上昇している。 3M、ユナイテッド・テクノロジー、ボー
イングなど他の産業関連株も上昇している。
ナスダックも急伸。 アップル、RIM、マイクロソフト、インテルなど主力ハイテ
ク株はほぼ全面高。 きのう引け後に好決算を発表したグーグルは20%急
伸し、ナスダックの上げを主導した。 その他アマゾン、バイデゥ(百度)も上
昇。
一方、手術支援システム製造のインテューイティブ・サージカルが17%急落。
ストックオプションの費用などで、コストが大幅に増加すると発表したことから
嫌気された。
ダウ採用銘柄
J&J 66.51(+0.75 +1.14%) ウォルマート 56.31(-0.36 -0.64%)
P&G 67.17(-0.39 -0.58%) ホームデポ 28.68(+0.56 +1.99%)
デュポン 52.02(+0.81 +1.58%) JPモルガン 45.76(+0.64 +1.42%)
ボーイング 78.66(+1.75 +2.28%) シティーG 25.11(+1.08 +4.49%)
キャタピラー 85.28(+6.69 +8.51%) バンカメ 38.56(+1.09 +2.91%)
ユナイテッド 72.51(+1.72 +2.43%) AIG 48.23(+2.06 +4.46%)
アルコア 36.26(+0.69 +1.94%) アメックス 45.53(+0.83 +1.86%)
HP 48.18(+0.87 +1.84%) IBM 124.40(+1.32 +1.07%)
GE 32.69(+0.67 +2.09%) AT&T 37.51(-0.06 -0.16%)
3M 82.90(+2.25 +2.79%) ベライゾン 36.03(+0.18 +0.50%)
エクソンモビル 94.00(+0.62 +0.66%) マイクロソフト 30.01(+0.79 +2.70%)
シェブロン 93.18(+1.19 +1.29%) インテル 22.57(+0.46 +2.08%)
コカコーラ 60.11(-0.57 -0.94%) ファイザー 20.47(+0.07 +0.34%)
ディズニー 31.33(+0.55 +1.79%) メルク 39.76(+0.54 +1.38%)
マクドナルド 58.30(+0.97 +1.69%) GM 20.13(+0.34 +1.72%)
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2008-4-19 6:17
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NY時間に伝わった発言・ニュースなど
2008/04/19(土) 05:45
【経済指標結果】
【カナダ】
*景気先行指数(3月)21:30
結果 0.0%
予想 0.0% 前回 -0.2%(-0.3%から修正)(前月比)
*卸売売上高(2月)21:30
結果 -1.8%
予想 0.4% 前回 1.8%(2.6%から修正)(前月比)
【発言・ニュース】
*リープシャー・オーストリア中銀総裁 23:38
利下げの余地はない。
利上げを排除しない。
3月の前年比3.6%の消費者物価(HICP)は非常に警戒。
08年のHICPの平均値は2%より3%が近い。
09年のHICPの平均値は3%より2%が近いが、2%は上回る。
ドイツの賃上げの状況は他国に悪影響。
*プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 22:37
金融政策では、現在の経済・金融システム問題すべてを解決することはできない。
実質FF金利はマイナス、長期的な成長トレンド回復の助けに。
金融政策と金融安定化措置の分離が必要。
インフレ加速を懸念すべき根拠がある。
*グリーンズパンFRB前議長 19日0:19
信用市場の状況はなお流動的。
リセッションがどれだけ長く続くかはわからない。
過小評価の通貨は常に問題。
為替介入は結果がまちまち。
日本が介入してもほとんど変わらなかった。
介入が成功する保証はない。
*周中国人民銀行総裁 19日1:24
中国の外貨準備の拡大は望ましいことではない。
米景気減速も中国の輸出は拡大見込む。
しかし、増加率は鈍化する。
(雑誌のインタビューで)
*フィッチが米シティを格下げ
フィッチ・レーティングスは18日、米銀最大手シティグループの格付けを1ノッチ
引き下げ「AAマイナス」とした。 第1四半期決算で51億ドルの純損失を計上した
ことが理由。 格付け見通しは「ネガティブ」を維持した。
米国の消費者向け信用状況が厳しいことに加え、債務担保証券(CDO)やレバ
レッジドローンなどリスクの高い分野へのエクスポージャーへの懸念が残ってい
るため。 フィッチは声明で「格下げは第1・四半期の5億ドルの税引き後損失や、
困難な金融見通しを反映した」と述べた。
*AT&Tが4600人削減 管理職が中心
米通信大手AT&Tは18日、約31万人の社員の約1.5%に当たる、約4600人
を削減することを明らかにした。 米証券取引委員会(SEC)に届けた。
削減の対象は管理職が中心。 関連の費用を2008年1-3月期に3億7400万ド
ル計上する。
*キャタピラー 第1四半期決算
●最終利益 9.2億ドル
●1株利益 1.45ドル(予想 1.33ドル)
●営業収益 118億ドル(前年同期比+18%)
●中東やロシア、アフリカなど米以外の需要が利益押し上げ。
ドル安も寄与
*シティグループ 第1四半期決算
●最終利益 51.1億ドルの損失
●1株利益 -1.02ドル(予想 -0.96ドル)
●営業収益 132.2億ドル(前年同期比-48%)
●サブプライム関連の評価損60億ドル。
(31億ドルが買収ファンドに対するローン、31億ドルが消費者金融の貸倒引当金)
●9000人の人員削減
*ドル建て3カ月物LIBOR上昇、BBA警告への反響続く
18日の英金融市場では、ドル建て3カ月物金利が大幅上昇。 英国銀行協会
(BBA)が、実勢からかけ離れた低い金利を意図的に提示する銀行を銀行
間市場から締め出すと警告したことへの反応とみられている。
BBAによると、ドル建て3カ月物ロンドン銀行間貸出金利(LIBOR)は前日
比9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.91%と、3月11日以
来の高水準に達した。
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2008-4-19 5:48
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NY債券 米企業決算に利下げ観測後退 イールドカーブはフラット化続く
2008/04/19(土) 05:36
米国債利回り(NY時間16:21)
2年債 2.129(+0.026)
10年債 3.710(-0.017)
30年債 4.500(-0.026)
18日のNY債券市場、前半は利回りが上昇した。 きょう発表になった
米企業決算を受け、株式市場やドルが買い戻されるなど、市場のセン
チメントが改善しており、債券市場も利回りが上昇した。
きょう発表になったシティGの決算は予想を下回ったものの、市場は
ある程度予想できていたことから、ネガティブな反応は見せなかった。
むしろ、グーグルやキャタピラーの好調な決算をより好感した格好。
米FF金利先物市場では今月のFOMCでの大幅な利下げ期待は後退、
0.5%利下げの可能性は無くなっている。 むしろ、据え置きの期待も
少し出ていた。 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁は「成長支援へ
金利は十分低く、実質マイナス金利となっている」と述べ、利下げも
限界に来ていることを示唆している。
週末とあって、終盤は利回りの上げ幅は縮小、10年債利回りはマイ
ナスに転じてしまったが、利回りは上昇基調といった雰囲気だった。
2-10年債の利回り格差は+158(前日+162)に縮小、イールドカーブはフラ
ット化が継続。
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2008-4-19 5:37
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NY株式 終値
2008/04/19(土) 05:22
NY株式18日(NY時間16:21)
ダウ平均 12849.36(+228.87 +1.78%)
S&P500 1390.33(+24.77 +1.78%)
ナスダック 2402.97(+61.14 +2.54%)
CME日経平均先物 13770(大証終比:+230 +1.70%)
出来高(億株)
NYSE 14.82
ナスダック 22.22
ダウ採用銘柄
J&J 66.51(+0.75 +1.14%) ウォルマート 56.31(-0.36 -0.64%)
P&G 67.17(-0.39 -0.58%) ホームデポ 28.68(+0.56 +1.99%)
デュポン 52.02(+0.81 +1.58%) JPモルガン 45.76(+0.64 +1.42%)
ボーイング 78.66(+1.75 +2.28%) シティーG 25.11(+1.08 +4.49%)
キャタピラー 85.28(+6.69 +8.51%) バンカメ 38.56(+1.09 +2.91%)
ユナイテッド 72.51(+1.72 +2.43%) AIG 48.23(+2.06 +4.46%)
アルコア 36.26(+0.69 +1.94%) アメックス 45.53(+0.83 +1.86%)
HP 48.18(+0.87 +1.84%) IBM 124.40(+1.32 +1.07%)
GE 32.69(+0.67 +2.09%) AT&T 37.51(-0.06 -0.16%)
3M 82.90(+2.25 +2.79%) ベライゾン 36.03(+0.18 +0.50%)
エクソンモビル 94.00(+0.62 +0.66%) マイクロソフト 30.01(+0.79 +2.70%)
シェブロン 93.18(+1.19 +1.29%) インテル 22.57(+0.46 +2.08%)
コカコーラ 60.11(-0.57 -0.94%) ファイザー 20.47(+0.07 +0.34%)
ディズニー 31.33(+0.55 +1.79%) メルク 39.76(+0.54 +1.38%)
マクドナルド 58.30(+0.97 +1.69%) GM 20.13(+0.34 +1.72%)
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2008-4-19 5:23
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NY原油・金 ドル買戻しも原油反発 センチメントの強さ示す
2008/04/19(土) 05:01
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=116.69(+1.83 +1.59%)
NY金先物6月限(COMEX)(終値)
1オンス=915.20(-27.70 -2.94%)
18日のNY原油先物相場は大幅に反発した。 きょう発表になった米企業
決算受けて、株式市場が大幅に上昇するなど、ネガティブな動きが後退
したことから、米需要増期待から原油も買いが優勢となった。 為替市場
でドルは買い戻されていたものの、米景気に対する期待感に物色の矛先
を変える辺りは、買い意欲の強さがうかがえる。
5月限は過去最高値を更新、時間外で一時117ドル台まで上昇している。
一方、金は大幅に続落。 こちらは為替市場でのドル買い戻しが影響し、
利益確定売りが強まった。
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2008-4-19 4:45
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NY市場 利益確定の動き強まる
2008/04/19(土) 04:34
NY時間の終盤になってドル売り、円買いの動きが出ている。
ドル円は103円台、ユーロ円も163円台に下落している。 またユーロドル
は1.58台に戻す動きとなっている。
特に材料は出ていないが、週末ということもあり、利益確定の動きが強
まっているようだ。 一時270ドル高まで上昇したダウ平均も伸び悩んでお
り、債券市場も10年債利回りは前日の水準まで戻している。
USDJPY 103.71 EURUSD 1.5805 EURJPY 163.92
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2008-4-19 4:19
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NY市場 他金融市場 4時台 原油一時117ドル台へ上昇
2008/04/19(土) 04:08
NY株式18日(NY時間15:06)
ダウ平均 12845.86(+225.37 +1.75%)
S&P500 1389.34(+23.78 +1.71%)
ナスダック 2402.75(+60.92 +2.53%)
CME日経平均先物 13805(大証終比:+265 +1.96%)
出来高(億株)
NYSE 11.08
ナスダック 17.34
欧州株式18日終値
英FT100 6056.50(+76.10 +1.27%)
独DAX 6843.08(+161.27 +2.41%)
仏CAC40 4961.69(+99.55 +2.05%)
米国債利回り(NY時間15:06)
2年債 2.171(+0.068)
10年債 3.739(+0.012)
30年債 4.515(-0.012)
各国10年債
ユーロ圏 4.133(+0.057)
英 国 4.729(+0.080)
カナダ 3.704(+0.020)
豪 州 6.210(+0.030)
日 本 1.385(+0.040)
NY原油・金 時間外取引
NY原油先物5月限(WTI)(NY時間15:06)
1バレル=116.80(+1.94 +1.69%)
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=921.40(-21.50 -2.28%)
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2008-4-19 4:07
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NY原油 終値 大幅上昇
2008/04/19(土) 03:48
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=116.69(+1.83 +1.59%)
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2008-4-19 3:49
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フィッチが米シティを格下げ、S&P・ムーティーズも格下げの可能性1
2008/04/19(土) 03:38
フィッチ・レーティングスは18日、米銀最大手シティグループの格付けを1ノッチ
引き下げ「AAマイナス」とした。 第1四半期決算で51億ドルの純損失を計上した
ことが理由。 格付け見通しは「ネガティブ」を維持した。
米国の消費者向け信用状況が厳しいことに加え、債務担保証券(CDO)やレバ
レッジドローンなどリスクの高い分野へのエクスポージャーへの懸念が残ってい
るため。 フィッチは声明で「格下げは第1・四半期の5億ドルの税引き後損失や、
困難な金融見通しを反映した」と述べた。
スタンダード&プアーズ(S&P)は、シティの格付けを「AAマイナス」から引き下
げる可能性があるとの見解を示した。 ローンポートフォリオが一段と悪化すれば
「さらなる問題」につながり、中期的な業績に悪影響を及ぼすと述べた。 格下げ
の場合は1ノッチとなる可能性が高いとしている。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスはシティの格付けを確認したが、投資銀
行部門の費用が予想を上回ったことを理由にアウトルックを「ネガティブ」に変更
した。 また、赤字が続き自己資本比率が一段と低下すれば、無担保優先債務
格付けを現在の「Aa3」から引き下げる可能性があるとの見解を示した。 ムーディ
ーズは、資本が引き続き高水準であることから格付けを確認したとし「30億ドル
超の資本増強により、シティの資本状況は過去7カ月間に著しく改善した」と述べ
た。 (ロイター)
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2008-4-19 3:39
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NY市場 他金融市場 3時台 原油は強い動き続く
2008/04/19(土) 03:29
NY株式18日(NY時間14:28)
ダウ平均 12847.24(+226.75 +1.76%)
S&P500 1389.43(+23.87 +1.71%)
ナスダック 2403.09(+61.26 +2.54%)
CME日経平均先物 13825(大証終比:+285 +2.10%)
出来高(億株)
NYSE 10.09
ナスダック 15.71
欧州株式18日終値
英FT100 6056.50(+76.10 +1.27%)
独DAX 6843.08(+161.27 +2.41%)
仏CAC40 4961.69(+99.55 +2.05%)
米国債利回り(NY時間14:28)
2年債 2.179(+0.076)
10年債 3.764(+0.037)
30年債 4.529(+0.003)
各国10年債
ユーロ圏 4.133(+0.057)
英 国 4.729(+0.080)
カナダ 3.721(+0.037)
豪 州 6.210(+0.030)
日 本 1.385(+0.040)
NY原油・金
NY原油先物5月限(WTI)(NY時間14:28)
1バレル=116.68(+1.82 +1.58%)
NY金先物6月限(COMEX)時間外取引
1オンス=921.30(-21.60 -2.29%)
*CME日経平均先物は20分遅れ
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2008-4-19 3:32
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NY金 終値 大幅続落
2008/04/19(土) 02:48
NY金先物6月限(COMEX)(終値)
1オンス=915.20(-27.70 -2.94%)
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2008-4-19 3:32
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NY市場 前半に中東筋の買い観測も
2008/04/19(土) 02:18
NY時間の午後に入って、ドル円、クロス円は若干伸び悩んでいる。
ドル円は一目均衡表の雲上限のレジスタンスに拒まれ伸び悩む中、
短期筋の利益確定売りが出ているようだ。 株式市場も上げを続けて
おり、特に売り材料は出ていない。
前半の買いの中に、ロンドンFIXに向けた中東勢や英系の買いが混
じっていたようだ。
売りは104.50/60水準に観測、更に105.00に売りが観測されている。
USDJPY 104.24 EURJPY 164.20
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2008-4-19 2:24
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NY市場 他金融市場 2時台 2年債利回りきょうも10ベーシス超上昇
2008/04/19(土) 02:08
NY株式18日(NY時間13:08)
ダウ平均 12882.34(+261.85 +2.07%)
S&P500 1394.35(+28.79 +2.11%)
ナスダック 2409.60(+67.77 +2.89%)
CME日経平均先物 13870(大証終比:+330 +2.44%)
出来高(億株)
NYSE 8.37
ナスダック 12.63
欧州株式18日終値
英FT100 6056.50(+76.10 +1.27%)
独DAX 6843.08(+161.27 +2.41%)
仏CAC40 4961.69(+99.55 +2.05%)
米国債利回り(NY時間13:08)
2年債 2.221(+0.118)
10年債 3.809(+0.082)
30年債 4.555(+0.028)
各国10年債
ユーロ圏 4.133(+0.057)
英 国 4.736(+0.087)
カナダ 3.755(+0.071)
豪 州 6.210(+0.030)
日 本 1.385(+0.040)
NY原油・金
NY原油先物5月限(WTI)(NY時間13:08)
1バレル=115.57(+0.71 +0.62%)
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=915.30(-27.60 -2.93%)
*CME日経平均先物は20分遅れ
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2008-4-19 1:52
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NY市場 大幅利下げ観測後退
2008/04/19(土) 01:41
ドルは買戻しの動きが続いている。 ドル円はレジスタンスとなっている
104.50水準突破を試す動き、またユーロドルは軟調な動きが続いてい
る。 ダウ平均が260ドル超上昇と、株式市場は大幅高となっており、
市場のムードも改善している。
その様な動きに、市場では次回FOMCの大幅利下げ観測が後退して
いる。 米FF金利先物市場では0.5%利下げの確率が、きのうの18%
から現在は完全に無くなっている。 その反面、据え置きがその分増え
ている格好となっている。
地区連銀総裁の発言も、景気の弱さは認めているものの、インフレ懸
念も強く、これ以上の利下げには否定的な見解が多く見受けられる。
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁は「成長支援へ金利は十分低く、
実質マイナス金利となっている」と述べ、利下げも限界に来ていること
を示唆している。
USDJPY 104.43 EURUSD 1.5747
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