米金融大手モルガン・スタンレーは２９日、中国の湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が２月と３月にピークを迎えた場合、第１・四半期の世界的な経済成長率は０．１５─０．３％ポイント押し下げられるとの試算を示した。

米電機大手ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）は２９日、米ボーイングの旅客機「７３７ＭＡＸ」向けエンジンの納入を今年、約半数に削減すると発表した。

米商務省が２９日公表した２０１９年１２月の財（モノ）の貿易赤字（速報値）は８．５％増の６８３億３２００万ドルだった。輸入の増加が輸出の小幅な増加を上回った。ただ貿易は依然として、第４・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）を押し上げる方向に働いたとみられる。

米ゴールドマン・サックス・グループは２９日、初の投資家向け説明会を開催し、個人向け事業の拡大など意欲的な長期目標を発表した。ＪＰモルガンやバンク・オブ・アメリカなどの競合がひしめく分野への参入を強化する。

世界保健機関（ＷＨＯ）は３０日に緊急会合を開き、感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について、国際的な緊急事態と判断するかどうか協議する。ＷＨＯが２９日、明らかにした。

米ファストフード大手マクドナルドが２０日発表した２０１９年第４・四半期決算は既存店売上高が市場予想を上回った。集客促進に向け、２０２０年は技術や研究開発向けの投資を拡大する方針を示した。

米電機大手ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）が２９日発表した第４・四半期決算（１２月３１日まで）は利益とキャッシュフローがアナリスト予想を上回った。航空機部門が寄与した。一方、２０２０年は控えめな利益見通しを示した。

独経済省は２９日、政府が２０２０年の経済成
長率見通しを１．１％とし、従来の１．０％から上方修正したと発表した。
経済省は今年は平日の数が多いことで成長率が押し上げられると説明。調整後の成長
率見通しは０．７％となる。
ただアルトマイヤー経済相は、政府が２１年の成長率見通しを１．３％とし、従来の
１．５％から下方修正したことを明らかにした。
政府発表の見通しは以下の通り。（表中の数字は％）

2018 2019 2020
GDP growth 1.5 0.6 1.1
- calendar adjusted 1.5 0.6 0.7
Employment growth 1.4 0.9 0.4
Wage growth 3.2 3.2 2.7
Unemployment rate 5.2 5.

中国本土との直行便をすべて停止したと２９日に発表。英政府は２８日、国民に中国本土への不要不急の渡航を控えるよう求める勧告を出した。

中国・広東省の広州市にあるロシア領事館は２９日、ロシアと中国が新型コロナウイルスのワクチンの開発に着手し、中国がウイルスのゲノムをロシアに引き渡したと発表した。