米商務省経済分析局（ＢＥＡ）は２８日、今週発表を予定していた第４・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）統計、および１２月の個人所得統計の発表を延期することを明らかにした。来週発表予定の１２月の貿易統計も延期する。

米国株式市場は反落して取引を終えた。キ
ャタピラーの決算やエヌビディアの業績見通しがさえず、中国経済の減速や貿易摩擦によ
る企業業績への影響を巡る懸念が強まった。
キャタピラーの第４・四半期決算は中国の需要減退や製造・輸送コスト拡大
などが響いて利益が市場予想を下回った。株価は９．１３％安と、２０１１年以来の大幅
な下げを記録した。
エヌビディアも第４・四半期の売上高見通しを５億ドル下方修正したことを
嫌気して１３．８２％急落。中国市場でゲーム向け半導体の需要が軟調だったことに加え
、データセンターによる収入が予想より低調だったと説明した。
フィラデルフィア半導体指数は２．０９％安、Ｓ＆Ｐ情報技術指数
は１．４０％安。
１２月の中国工業部門企業利益が２カ月連続で減少したことも投資家心理を圧迫した
。
今週決算を発表するアマゾン・ドット・コムとマイクロソフトは約
２％、アップルも１％近く下落した。
チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メクラー氏は「

２８日のニューヨークの取引で原油先物は約３％下落した。世界的な景気減速が懸念される中、米国内の石油掘削リグ稼働数が増加したことで一段の供給増が示唆されたことが重しとなった。

英政府関係筋は２８日、メイ首相は欧州連合（ＥＵ）離脱協定案の再採決を２月１３日に実施すると保守党議員に伝えていないとし、スカイニュースの報道を否定した。

次期米司法長官に指名されたウィリアム・バー氏は２８日、ロシアの大統領選干渉疑惑を捜査するモラー特別検察官を不当に解任する手続きを取るつもりはないほか、モラー氏の捜査を巡りトランプ大統領と話し合ったことは一度もないと明言した。上院委員会メンバーらからの質問に書面で回答した。

＜ロンドン株式市場＞　続落して取引を終えた。４日以
来の安値に落ち込んだ。軟調な中国の指標や米国の決算発表によって市場心理が悪化した
。
中国の２０１８年１２月の中国工業部門企業利益は２カ月連続でマイナスとなった。
米中貿易摩擦が続く中で、中国経済鈍化への懸念が再び浮上した。
アジアへのエクスポージャーが高い銘柄が売られた。金融大手ＨＳＢＣは１
．１％、高級ブランドのバーバリーは１．５％それぞれ下落した。
米国で軟調な決算が発表されたことも欧州市場に波及した。世界最大の重機メーカー
、米キャタピラーが利益目標を引き下げたほか、画像処理半導体大手の米エヌビ
ディアが売り上げ見通しを引き下げたことで、中国経済の鈍化が企業利益をむし
ばんでいるとの不安が高まった。
欧州中央銀行（ＥＣＢ）のドラギ総裁が、ここ数カ月ユーロ圏経済が予想を下回って
いると発言したことも市場心理に影響した。
米原油供給量が一段と増えている兆しを受けて原油が値を下げ、石油大手ＢＰ
とロイヤル・ダッチ・シェルは２．４％と１．７％それぞれ下落した

メイ英首相は来月２月１３日にブレグジット（英国の欧州連合離脱）協定案の議会採決を行う方向で検討していることを保守党議員らに明らかにした。スカイニュースが２８日、関係者の話として報じた。

過去最長の一部閉鎖が続いていた米連邦政府機関が２８日再開し、影響を受けていた約８０万人の職員は職場に復帰した。

英国の欧州連合（ＥＵ）離脱（ブレグジット）を巡るアイルランド国境問題の安全策（バックストップ）について、ＥＵのウェイアンド次席交渉官は２８日、代替案の協議に前向きだとする一方、現時点でそうした代替案はないと述べた。

［２８日　ロイター］ -
* 米2年債入札、最高落札利回り2.600％・最高利回り落札比率8.00％
* 米2年債入札、応札倍率2.56倍
* 米2年債入札、最高落札利回りは午前11時半時点のＷＩ取引を1BP近く下回る＝ロイターデータ
* 米2年債入札、落札比率はプライマリーディーラー27.5％・直接入札者19.13％・間接入札者 53.37％
* 米2年債入札、落札／応札比率はプライマリーディーラー16.41％・直接入札者81.67％・間接入札者79.54％