仲値公示を経てドルは１０６．２３／２８円付近と朝方の水準から小幅上昇した水準でしっかり。ユーロ／ドルは１．３９５４／５８ドル付近で上値が重い。ユーロ／円も１４８．２３／２８円付近と前日海外でつけた１４７．５３円から小幅に切り返している。

　★信用危機から金融システムをいかに守るかについて欧州の政策担当者間に不協和音。フランスの共通基金設立構想はドイツが拒否。［ブリュッセル／ワシントン／パリ］

円ﾄﾞﾙﾚｰﾄ(NY市場の仲値): 105.84 10月01日

　［東京　２日　ロイター］　富士通がハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）事業の売却に向け他社と交渉に入っていることが分かった。ＨＤＤで世界２位の米ウエスタンデジタルが有力となっている。関係筋が２日、明らかにした。

　［東京　２日　ロイター］　野村ホールディングス、大和証券グループ本社など証券株が全般に堅調。米金融安定化法案成立への期待が支援材料になっているほか、２日付日経新聞朝刊が、与党の設置した国内金融安定化策を検討する専門プロジェクトチーム（ＰＴ）の柳沢伯夫座長が現行の証券優遇税制を２００９年以降も数年間延長することを視野に検討する方針と伝えたことから、これに対する期待も株価を支えているという。

　［１日　ロイター］　米証券取引委員会（ＳＥＣ）は１日、金融株の空売り規制を延長すると発表した。ＳＥＣが延長を決めない限り、規制は１０月２日午前零時に解除される予定となっていた。

　市場関係者によると、寄り前の板状況で、みずほフィナンシャルグループや三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループなどのメガバンク株が買い優勢となっている。

　［ニューヨーク　１日　ロイター］　米財務会計基準審議会（ＦＡＳＢ）は１日、時価会計に関してＦＡＳＢが提案しているガイダンスについて、パブリックコメント（民間意見）を募集することを決定した。

　ドルは１０６．０２／０５円付近。米上院は日本時間午前８時半過ぎに金融安定化法の採決を行う予定。可決なら上院通過に伴う安心感が「株価を下支えし、リスク回避姿勢が緩和するため円売り要因」（外銀）に働くとの見方もあるが、上院では可決を予想する声が多いため、「ほぼ織り込まれており反応は限られる」（外銀）との声が多い。仮に否決となった場合はドル売り、リスク回避のリパトリエーション（資金の本国還流）が強まるためドル買いと、両方の値動きを予想する声が出ており、市場が混乱する可能性がありそうだ。