欧州中央銀行（ＥＣＢ）のドラギ総裁が前週、欧州連合（ＥＵ）首脳に対し、英国が条件などで合意しないままＥＵを離脱するリスクは金融市場でまだ完全に織り込まれていないと伝えていたことが、複数のＥＵ当局者の話で明らかになった。

ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は２８日、世界経済鈍化を示す兆しはあるものの、米経済は非常に良い環境にあるとし、「リセッション（景気後退）についてそれほど懸念していない」と述べた。プエルトリコでの討論会で語った。

米連邦準備理事会（ＦＲ
Ｂ）傘下のニューヨーク連銀は、３月２１日から２７日にかけ政府機関
（エージェンシー）保証モーゲージ担保証券（ＭＢＳ）の買い入れを行
わなかったと明らかにした。
前週も買い入れを行わなかった。
同期間に売却した連邦住宅抵当金庫（ファニーメイ） 、
連邦住宅貸付抵当公社（フレディマック） 、政府住宅抵当金
庫（ジニー・メイ）保証のＭＢＳはゼロ。前週もゼロだった。


(ーからご覧ください)

［ワシントン　２８日　ロイター］ -
* 米7年債入札、応札倍率2.54倍
* 米7年債入札、最高落札利回り2.281％・最高利回り落札比率62.72％
* 米7年債入札、最高落札利回りは午後1時時点のＷＩ取引を1BP下回る＝ロイターデータ
* 米7年債入札、落札比率はプライマリーディーラー14.79％・直接入札者20.72％・間接入札者 64.49％
* 米7年債入札、落札／応札比率はプライマリーディーラー9.98％・直接入札者82.33％・間接入札者79.61％

欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁（訂正）は２８日、中銀預金金利の階層化について、一部の金融機関を特別扱いするもので市場にゆがみが生じかねないとして、否定的な考えを示した。

石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟・非加盟国による協調減産を巡り、ロシアの離脱を食い止めるためにサウジアラビアが説得に苦慮していることが、複数の関係筋の話で明らかになった。ロシアは現在の協調減産について９月末までの３カ月の延長しか合意せず、年末までの延長は保証されない可能性がある。

ボウマン米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事は２８日、国内農家の倒産が最近増加していることについて、１９８０年代の農業危機との類似もうかがえるとして、ＦＲＢとして注視していると述べた。

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のクラリダ副議長は２８日、経済が予想外の困難に直面した場合、ＦＲＢには非標準的な金融政策を再度導入する用意があると述べた。

米労働省が２８日公表した２３日終了週の新規失業保険申請件数（季節調整済み）は前週比５０００件減の２１万１０００件と、市場予想の２２万５０００件より少なかった。雇用の伸びが鈍化する中でも労働市場が底堅さを保っていることを示唆した。

カドロー米国家経済会議（ＮＥＣ）委員長は２８日、中国製品に対する一部の関税を撤回する可能性があると述べた。ただ、その他の関税措置は米中通商合意の施行メカニズムの一部として温存されるとした。