＜ロンドン株式市場＞　反落して取引を終えた。ポンド高
を受け輸出株が売られた。
ポンドはここ２日間で、１０カ月ぶりの大幅な値上がりとなった。英議会は１０月３
１日に英国を合意なしで欧州連合（ＥＵ）から離脱させようとするジョンソン首相の動き
を阻止する法案を可決した。合意なき離脱への懸念が後退し、ポンドを押し上げた。
国際的な銘柄である酒造大手のディアジオと製薬のアストラゼネカ、
同グラクソ・スミスクライン（ＧＳＫ）は約３％値を下げた。
米中が１０月に通商閣僚協議を開くことで合意し、米国や欧州株式市場では株価が上
がった。リスク資産が買われる中、比較的安全な資産とされる金が値を下げ、金・銀生産
のフレスニロは５．８％下落。ＦＴＳＥ１００種で最も大幅に落ち込んだ。
一方、工業株は買われた。防衛大手ＢＡＥシステムズとエンジンメーカーの
ロールスロイスはともに約１％値を上げた。フランスの航空機エンジンメーカーの
サフランが利益見通しを引き上げたことや、フランスの戦闘機メーカー、ダッソ
ー・アビアシオンが売り上げ目標の引き上げ確

カナダ銀行（中銀）のローレンス・シェンブリ副総裁は５日、カナダ経済はマイナスの衝撃に対し「歓迎すべき度合いの復元力」を示していると述べた。ただ中銀が近く利下げを決定するか手掛かりは与えなかった。

ジョンソン英首相は５日、１０月末の欧州連合（ＥＵ）離脱期日を延期するよりは「野垂れ死に」することを選ぶとし、離脱延期はないとあらためて断言した。

＜金利・債券＞
米東部時間12時10分
＊先物 清算値 前日比 前営業日終 コード
盤
３カ月物ユーロ 100.47 -0.01 100.48
独連邦債２年物 112.45 -0.07 112.52
独連邦債５年物 135.77 -0.24 136.01
独連邦債１０年物 177.31 -1.21 178.52
独連邦債３０年物 216.68 -5.94 2

ジョンソン英首相は５日、訪英したペンス米副大統領と会談し、米国との通商交渉に国民保健サービス（ＮＨＳ）を含むことはないと表明した。

ロシアのプーチン大統領は５日、主要７カ国（Ｇ７）、もしくはＧ８の会合を主催する用意があると表明した。また、中国、トルコ、インドなどを含むより広い枠組みでの会合も歓迎すると述べた。

米商務省が５日発表した７月の製造業新規受注は１．４％増と２カ月連続で増加した。輸送機器の受注の伸びがほぼ１年ぶりの大きさとなった。ただ通商面での緊張が景況感の重しとなり、受注の持続的な伸びは難しいとみられている。

欧州銀行監督機構（ＥＢＡ）のカンパ議長は５日、欧州連合（ＥＵ）のマネーロンダリング（資金洗浄）対策の権限はすでに拡大されているが、米フェイスブックが導入を計画している暗号資産（仮想通貨）「リブラ」は金融規制当局の「大きなはざま」にあるとの見解を示した。

米供給管理協会（ＩＳＭ）が５日発表した８月の非製造業総合指数（ＮＭＩ）は５６．４と、２０１６年８月以来の低水準だった７月の５３．７から上昇した。通商面での懸念がくすぶる中、新規受注が２月以来の高水準となった。

［５日　ロイター］ -
* 7月の米製造業新規受注、輸送機器を除くベースで前月比+0.3％＝商務省
* 7月の米製造業新規受注は前月比+1.4％（予想：+1.0％）＝商務省