2008/07/03（木） 23:53 トリシェECB総裁の会見後、ユーロドルは1.5900近辺 から1.5700近辺へ、ユーロポンドは0.7990付近から 0.7920台へと急落するなどNY市場ではユーロが全面安 となっている。
総裁会見...

2008/07/03（木） 21:44 物価安定が主な目的。
ECBはインフレ期待の抑制を目指す。
インフレは予想より長期間2%上回る水準で推移しよう。

　［フランクフルト　３日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）は３日の理事会で、主要政策金利である定例買いオペの最低応札金利を４．００％から４．２５％に引き上げた。インフレの高進を受けた措置で、利上げするのは２００７年６月以来、１年以上ぶり。

ＥＣＢ欧州中央銀行はこの日の理事会で政策金利を4％から4.25％に0.25％引き上げした。

2008/07/03（木） 15:12 17:00　津田財務次官　会見 21:30　トリシェECB総裁　会見 米株式、債券市場は短縮取引

2008/07/03（木） 07:25 16:30　スウェーデン中銀政策金利発表（現行4.25％、予想4.50％） 17:00　津田財務次官　会見 21:30　トリシェECB総裁　会見 米債券市場　短縮取引

2日のロンドン市場は原油価格の反落を背景にドル高推移。
ポンドは英建設企業の資金調達行き詰まりをきっかけに 住宅市場の先行き懸念が強まった。
ただ、ADP雇用者数の結果を受けてドル売り・株安となった。
◆ドル円、ストップ絡めて106.73レベルまで上昇 ドル円は105.86レベルから106.73レベルまで円安・ドル高推移。
ユーロ円が堅調に推移しドル円をサポートしたほか、 原油価格が伸び悩んだことでドル買いの動きも強まった。
◆英建設株や英小売株の急落で、先行き懸念強まる ポンドドルは1.9968レベルから1.9844レベルまで、 ユーロポンドは0.7920レベルから0.7968レベルまで ポンド安推移。
資金繰りの悪化していた英建設業のテーラー・ウィンピーの 資金調達が行き詰ったと報道されてたほか、 英小売り大手マークス・アンド・スペンサーが発表した 第1四半期の既存店売上高が前年比5.3％減となったことも 英景気の先行き不安を強めた。
◆ユーロドル、1.58台中盤で再度はじき返される ユーロドルは明日のECB理事会を控えて、トリシェECB総裁の会見で タカ派色が維持されるとの見方から一時1.5847レベルまで上昇した。
ユーロポンドの上昇もサポートだった。
ただ、原油価格が上げ幅を消すとドルが買い戻され、1.5776レベルまで 反落。
昨日の海外市場に続き1.58台中盤ではじき返される展開となった。
◆クロス円　ポンド円を除き堅調に推移 クロス円はドル円の上昇を受けて概ね堅調に推移。
ただ、ポンドドルが軟調だったため、ポンド円は頭が抑えられた。
ユーロ円は167.50レベルから168.42レベルまで 豪ドル円は101.64レベルから102.32レベルまで上昇した。
◆ADP雇用者数は予想以上に悪化、ドル売りの反応 ADP雇用者数は7万9000人の減少となり、市場予想の2万人減よりも悪化した。
この結果を受けてドル円は106.13レベルまで、ユーロドルは 1.5853レベルまでドル安の動き。
このほか、反発していた米株価先物も上げ幅を削った。

2008/07/02（水） 16:22 ユーロドルは1.5844レベルまで上昇し昨日の高値を 上抜いた。
ECBは明日利上げに踏み切るとの見方が大勢だが、 市場は追加利下げの可能性を探ろうとしており、 ユーロ買いが入り...

　［東京　２日　ロイター］　午前の東京株式市場では日経平均が続落。一時は下げ幅は２００円に近づき、１万３２００円台に水準を切り下げる場面もみられた。３日の欧州中央銀行（ＥＣＢ）の利上げが１回で終わりドルが売り材料出尽くしから下げ止まるとの確信が持ちにくく、不透明感から国内投資家が売りを出したほか、先物売りが活発化したことも日経平均を圧迫した。

1日のNY為替市場、ドルは上下動する動きとなった。
きょう市場の注目を集めたのが自動車各社の6月の販売 台数。
普段は大きくは反応しない指標ではあるが、金融株 と同じく、最近は自動車株も米経済のリスクとして警戒され ている。
原油高が大きく影響している産業であり、一部の メーカーには破たんの噂なども出回っていた。
最初はフォードが発表された。
6月の販売台数は前年比 28％の大幅下落となったことから、市場はネガティブな反応 を見せた。
金融株も相変わらず売り圧力が強い中、株価 は大きく下落し、為替市場でもドル売り・円買いが優勢とな った。
後半になって、この動きを覆したのがGMの販売台数。
前年比18.5％減、調整後では8.3％減と減少はしているも のの、予想ほど悪化してなかったことから、フォードの結果 を受けて大きく下落していたGM株が急速に買い戻され、 市場全体の雰囲気が変化、一時160ドル超下落していた ダウ平均を一気にプラス圏に持ち上げ、ハイテク株や 金融株も買い戻されている。
その動きに為替市場でもドルの買い戻しや、円売りの動き が優勢となった。
GMの販売台数は市場の雰囲気を一変させるほどの内容 でもなかったように思われるが、このところのきつい下げ で、そろそろ、値ごろ感からの買い戻しの意欲も出てきて いるのかもしれない。
◆ドル円106円台に戻す　 ドル円は105円台で上下動する動きとなり、後半は106円 台に戻している。
ロンドン時間には原油高でドル売りが 優勢の展開となり、一時105円台前半まで下落していた。
その後、きょう発表になったISM製造業景気指数が予想を 上回ったことをきっかけに買い戻しが強まった。
ただ、金融 株や自動車株が前半は、相変わらず冴えない動きをして いたことから、106円台に戻し切れずに、再び105円台前半 に押し戻された。
しかし、後半になって、GMの6月の自動車販売台数が予想 ほど悪化してなかったことから、リスク回避の動きも後退、 106円台に戻している。
きょうの動きから、105円は堅くなってきているが、ただ上値 はやはり重そうで、106.40/50水準、その上には21日線が 107円手前に、レジスタンスが控えている。
◆ユーロドル　きょうも1.58台に拒まれる ユーロドルは朝方の1.5740近辺から、1.58台に戻していた が、後半、リスク回避の動きが後退したことで、1.57台に伸 び悩む動きとなった。
インフレ懸念が強く、今週はECBの利上げが確実視されてい るが、連続利上げまではシナリオに描けない状態。
きょうは デンマークのGDPが発表されていたが、マイナス成長となり、 EU初のリセッション入りとなった模様だ。
インフレ懸念は強 いが、景況感も決して良くないのも実情。
ポールソン米財務相とトリシェECB総裁が会談し、通貨に ついて協議したことをポールソン長官が述べていたが、 特に具体的な内容も明らかとなっておらず、市場の反応 は限定的。
ユーロドルのレジスタンスとしては5月下旬、6月上旬に上値 を抑えられている1.5850水準。
一方、1.5750を割り込むと買 いが出てくるようだ。