*****忙しい人のためのサマリー****** 欧州景況感悪化で欧州通貨安も値を戻す 米ISM非製造業、ADP雇用などの弱い数字も 米株下げ限定的で、クロス円の買戻しを誘う ドル円は92円台から93円台半ばで振幅 NZ中銀政策金利は、予想通り1.5％利下げ、 織り込み済みで反応限定的 ***********************************

　［シャーロット（米ノースカロライナ州）　３日　ロイター］　米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は３日、金利が低水準となり、デフレーションの恐れがあるときには、公債を購入するため紙幣を発行することで米経済を支援しようとする米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の努力は正当化されるかもしれないとの見解を示した。

3日のNY市場は、米株式市場の動向を手掛かりに円安・円高推移した。
この日発表された米ADP雇用統計やチャレンジャー人員削減数の悪化を受けて米株式市場は売りが先行して始まったが、弱い米ISM製造業景気指数にも関わらず、米株式市場は下げ渋った。
その後、米株式市場は再びマイナス圏に沈む場面もあったが、終盤にかけて再びプラス転換し、円売りが強まった。
この日は、リスク回避の動きとその後退が交互に繰り返された。
4日に英中銀や欧州中銀の金利発表が控えているほか、5日には米雇用統計や米ビッグスリーの公聴会も予定されており、短期筋中心の展開だったといえる。
◆円相場、米株式市場に追随 ドル円は92.52レベルまで軟化した後、米株式市場の下げ渋りを受けて93.40レベルまで反発。
その後も株式市場との連動推移を続け、92.69レベルまで押し戻されたが、終盤にかけて93円台中盤まで戻した。
週末に米雇用統計や米ビッグスリーの公聴会を控えて、積極的な売買は限られた。
クロス円はドル円と同様に株式市場に追随した。
ユーロ円は116.79レベルから118.45レベルまで反発した後、117.25レベルまで押し戻されたが、終盤にかけては118円台後半まで戻した。
ポンド円は英中銀の大幅利下げ観測の中、上値に重さはあったが、136.34-138.29レベルで底堅く推移した。
◆英欧金利発表控えて調整中心ながら、ポンドは上値重い ユーロドルは米株式市場が底堅く推移したことで1.2600レベルから1.2718レベルまで水準を切り上げた。
ただ、明日の欧州中銀金利発表やトリシェECB総裁の会見を控えて、様子見ムードが強く、値幅は限定的だった。
ポンドドルは米株式市場の動向を手掛かりに1.4693レベルから1.4826レベルまで反発したが、大幅利下げ観測を背景に上値は重かった。
NZドル/ドルも米株式市場を手掛かりに0.5265-0.5343レベルで振幅。
この日、NZ中銀は市場予想どおり1.50％の利下げを発表したが、反応は限られた。
ボラードNZ中銀総裁は、追加利下げの可能性を示唆したものの、7月以降で3.25％利下げしたこともあり、緩和スタンスを後退させた。

ユーロドルは1.2645-75水準でもみ合っているものの、NY午前からすると値位置は切り上げている。
ユーロポンドもこの日の高値に迫っており、ドルやポンドに対してユーロはしっかりと推移。
ただ、明日の欧州中銀の金...

　［ワシントン　３日　ロイター］　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が３日発表した地区連銀経済報告（ベージュブック）によると、経済活動は１０月初旬以降、全国的に弱まり、小売り・エネルギー価格の下落に伴い物価圧力は低下した。

NY午後、持ち直していたドル円やクロス円はじりじりと水準を切り下げている。
米株式市場に上値を試す様子は乏しく、円売りは続きにくい状況。
ドル円は93.00付近、ユーロ円は117円台後半で推移している。
ゲト...

売り先行で始まった米株式市場が下げ渋っていることで、リスク回避の流れが後退している。
ドル円は93.13レベルまで、ユーロ円は118円台まで反発。
ポンド円は138.00付近まで戻している。
また、円買いと同時にドル...

NY序盤は円高の流れが継続。
米ADP雇用統計が予想よりも悪化したことや米自動車会社大手の資金繰りが行き詰っていることから、米株価先物が軟調に推移しており、リスク回避の動きとなっている。
ドル円は92.65レベ...

＊単位労働コスト・改定値（第3四半期）22:30 結果　2.8% 予想　3.6%　前回　3.6%（前期比年率）

11月の英CIPS非製造業PMIは40.1と、前回42.4を下回り1996年の本統計開始以来の最低水準となった。
ポンドドルは1.47割れへと安値を更新している。
ポンド円は、発表直後には利益確定により買い戻される場面があった...