発行日時 |
ニュース見出し
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2008-4-21 12:59
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東京市場 豪ドル/ドル、先週末の下落幅を埋める
2008/04/21(月) 12:47
豪ドル/ドルは0.9375レベルまで豪ドル買い・ドル売りが進んだ。
東京午前に発表された豪PPIの結果を受けて豪ドル高の動きとなって
いたが、足元では一服した。 豪ドル円は97.42レベルまで上昇し
先週末の高値に迫ったものの、上抜くことはできず。
先週発表された豪中銀議事録で「最近のデータは国内需要の減速を
示している」、「現在の金利は家計や企業にかなり影響し、制約
している」との文言があったことから、ハト派色が強まったとの
見方が広がっていた。
AUD/USD 0.9376 AUD/JPY 97.37
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2008-4-21 12:37
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東京市場 ポンドドル、上げ一服
2008/04/21(月) 12:24
ポンドドルは2.0026レベルまで上昇した後、2.0000レベルまで反落。
英中銀による住宅金融支援観測がポンド買い・ドル売りを誘ったが、
上げ一服となっている。 ポンド円は208.10レベルまで上昇後、207.65
レベルまで小幅に軟化した。
GBP/USD 1.9997 GBP/JPY 207.71
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2008-4-21 12:18
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通貨ペア別 売買動向
2008/04/21(月) 12:07
【通貨ペア別 売買動向(単位:%)】
◆ドル円 くりっく365 外為どっとコム
08/04/14 69.5 80.1
08/04/15 67.4 78.8
08/04/16 68.7 79.1
08/04/17 62.9 77.9
08/04/18 69.0 75.8
◆ユーロ円 くりっく365 外為どっとコム
08/04/14 70.0 73.7
08/04/15 63.5 72.6
08/04/16 52.7 66.7
08/04/17 49.3 63.7
08/04/18 44.9 63.2
◆ポンド円 くりっく365 外為どっとコム
08/04/14 87.9 84.0
08/04/15 87.7 85.6
08/04/16 84.0 85.6
08/04/17 69.7 80.4
08/04/18 71.3 74.8
◆豪ドル円 くりっく365 外為どっとコム
08/04/14 96.3 89.2
08/04/15 95.7 88.7
08/04/16 91.5 83.5
08/04/17 89.3 84.3
08/04/18 89.7 84.5
◆NZドル円 くりっく365 外為どっとコム
08/04/14 98.3 93.6
08/04/15 98.6 94.0
08/04/16 97.5 93.6
08/04/17 96.4 91.4
08/04/18 93.8 91.6
(注)売買動向=買いポジション残高÷全ポジション残高
(資料)株式会社東京金融取引所、株式会社外為どっとコム
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2008-4-21 11:14
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東京市場 ポンドドル、ストップ巻き込み上値拡大
2008/04/21(月) 10:58
ポンドドルは2.0010レベル超えのストップを巻き込んで
2.0026レベルまで上値を拡大。 英中銀による住宅金融支援が
今週にも発表されると報道されており、朝方からポンド買いが
続いている。
ポンドドルは先週末の高値を超えており、目先は4月4日の高値
2.0027レベルが分岐点となりそうだ。
GBP/USD 2.0014
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2008-4-21 10:59
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東京市場 豪PPI事前予想上回り、豪ドル買いの反応
2008/04/21(月) 10:40
先ほど発表された第1四半期の豪PPIが前期比、前年比ともに
事前予想を上回り、インフレ懸念を強めた。 豪ドル/ドルは
0.9333レベルから0.9366レベルまで、豪ドル円は97.00付近
から97.27レベルまで豪ドル高となった。
先週発表された豪輸入物価指数も事前予想を大きく上回って
いた。
AUD/USD 0.9358 AUD/JPY 97.18
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2008-4-21 7:46
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やだひろしの“セカンド・オピニオン” > もう一度100円割れ!?
おはようございます。今週も頑張りましょう。先週はドル円が104円後半近くまで上昇するなど、米国の底力が垣間見られました?今週も基本的には同じ基調を引き継ぐと考えますが、ドルが不利になる経済指標や突発的なニュースには簡単に反応すると思われ、依然として下振れリスクは高いと考えていた方が良いでしょう。当初はここまで戻すとは思っていなかったのですが、現状からするとレベル的には、今回の円高の戻しは105円ほどだと見ています。その戻しが先週で終わったと、結果的になるかもしれませんが、今週は105円越えを視野に入れたい...

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2008-4-21 4:34
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斎藤登美夫の“FX-Newsletter” > 「為替ディーリング成績 No.133」
04月第3週のディーリング成績はプラス1万6千円、星取表は2勝0敗だった。ドル/円やユーロ/円の相場感はそれほど悪くなかったけれど、実はポンド/円がズタズタでした・・・。往復ビンタ−−どころではないほどの損失を被りましたので。そんなに週明けにも発表される予定の英中銀と政府の対策を期待しますか。う〜ん・・・、正直なところよく判らない感覚なんですが。さて、今週の相場は、多種多様な材料が予定されており、ひとつに絞りきれない。そのひとつは前述した英国の情勢だが、別途NZやカナダなど政策金利についての発表が数多く予...

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2008-4-19 16:31
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山根亜希子の“のほほん為替日記” > 急激な動き
金曜日はシティの決算が思ったよりよかったために急激に上昇して相場は終わりました。 週明けからどうなるかですが、ここから上昇するとトレンド的にも下落トレンドが終わるというような形になってくるので、微妙です。 クロスは目安がわかりにくくなっています。週足で見るとカナダドルや豪ドルやトレンドラインぴったりのところあたりまできてますね。 週明けからの動きを見ないとテクニカル的には判断しにくいです。 時間的に考えると3月の暴落から1ヶ月。下落トレンドが継続となるなら、そろそろ下落に転じる頃です。 ここで買いから入....

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2008-4-19 12:21
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来週の外為市場、FOMC控え米経済指標に関心
[東京 18日 ロイター] 来週の外為市場は、29―30日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、主要な米経済指標の内容が注視される。ドルは足元で底堅い値動きとなっているが、上昇は限定的と予想される。

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2008-4-19 11:01
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今週のまとめ4月14日から4月18日の週
G7のイベントが終了し、14日からの週は一連の米金融機関決算をめぐる
展開となった。 週初はG7声明を受けてドル買いから始まったが、
米金融機関決算に対する警戒感が強く、ドル安水準に戻して神経質に
売買が交錯した。 ドル円は100円近辺に軟化、ユーロドルは一時1.5985と
ユーロ導入来の最高値を記録した。 16日の米JPモルガンの決算発表は
市場予想を下回ったものの米株が底堅かったことで市場心理に変化の兆し
が見られ始めた。 17日のメリルリンチ決算も芳しくなかったが、米株の
急落は回避されていた。 18日の米シティの決算も予想をわずかに下回ったが
市場は発表終了を待ち構えていたかの様に、ドル買い・円売りへと殺到、
ドル円は104円台へと上伸、今週の安値から4円超の上昇となった。
ポンド円は208円近辺と、安値から約10円の大幅上昇となった。
ユーロドルは1.57台へと押し戻され、1.60の大台乗せには失敗した。
一連の米金融機関の第1四半期決算が出揃ったことで、市場には当面の
悪材料は出尽くしたとのセンチメントが広がった。
(14日)
週明けの東京市場は、前週末のG7声明で「急激な為替変動を懸念」との
文言が組み込まれたことから、ドル高水準に値を飛ばして始まった。
ドル円は先週末の100円台後半から101円台半ばへと上昇、ユーロドルは
1.58台前半から1.56台後半まで下落した。 その後、東京市場が本格的に
始まってからはドル高水準での揉み合いが続いた。
ポンドドルも序盤に売られたが、次第に先週末の水準へと反発し、
ドル安とともにポンド安の修正の動きも観測されていた。
ロンドン市場では、米銀行大手ワコビアの決算が予想を下回ったことで、
東京市場から一転してドル売りが強まった。 ユーロドルは1.58台後半へと
大幅に上昇、ドル円も100円台前半へと反落する場面があった。
英生産者物価指数が前年比6.2%と17年来の高い伸びとなったが、すでに
東京市場でポンド買いが進行していたことから指標後の反応は軽微だった。
NY市場では、序盤に米小売売上高が前月比0.2%増と予想を上回った。
発表直後は目立った反応が無かったがワコビアの資本増強策が報じられ、
米株が下げ渋りに転じると、ドル買い材料となっていった。
ドル円は101円台に戻し、ユーロドルは1.58台前半へと落ち着いた。
週後半に相次いで発表される米金融機関の決算に対する警戒感から、
一段のドル買いの動きはみられなかった。
(15日)
東京市場は前日NY市場終値近辺での揉み合いの相場だった。 日経平均が
堅調に取引を始めると円売りが優勢となったが、後半は相場が落ち着いた。
ドル円は101円台前半、ユーロ円は160円台前半での往って来いとなった。
朝方発表された英RICS住宅価格とBRC小売売上高が弱い結果となり、
ポンドが下げる場面があった。 また、豪中銀議事録でタカ派のトーンが弱まり、
豪ドル売りの反応がみられたが一時的な動きに留まった。
ロンドン市場では、ポンド売りが先行し、ユーロポンドが最高値を更新した。
東京市場で発表された英住宅価格・小売売上高が改めて材料視された。
さらに、英消費者物価指数の伸びが前年比2.5%と予想を下回ったことで、
ポンドが売られ、ユーロポンドは0.80台後半に上昇して最高値を更新した。
ECB高官らからインフレリスクを強く警戒する発言が相次いだことでユーロ買い
となったが、独ZEW景況感が−40.7と予想を大幅に下回り、売り戻された。
ユーロドルは1.58台での振幅相場が展開された。 クロス円はポンド円の下げが先行し、
全般に軟調だった。 ドル円は101円を挟んで神経質な上下動が繰り返された。
NY市場では、NY連銀景況感指数が予想外のプラスとなったことや、
米生産者物価指数が予想を上回ったことで株価が上昇、円売りドル買いが強まった。
ドル円は101円台前半から101円台後半へ、ユーロ円は160円台前半から161円近辺へと
買われる場面があった。 半導体大手インテルの好決算で株価が堅調だったが、
週後半の米金融機関の決算を控えて円売りの動きは一段落した。
(16日)
東京市場は円安水準での揉み合いが続いた。 ドル円は102円近辺に上昇後、
上値を抑えられて101円台後半での取引が続いた。 ユーロ円も160円台後半で揉み合い。
ユーロドルは1.58台前半で動意に欠ける取引だった。 日経平均が底堅かったが、
米金融機関の決算を控えて為替市場では模様眺めのムードが強かった。
ロンドン市場は、強いユーロ圏消費者物価指数を背景にユーロ買いが先行し、
ユーロドル、ユーロポンドがともに最高値を更新した。
3月ユーロ圏HICPは前年比3.6%と高い伸びとなり、ユーロドルは1.58台半ばから
一気に1.59台後半へと上昇、ユーロポンドも0.80台後半と最高値を記録した。
米JPモルガンおよびウェルズファーゴ、コカコーラといったダウ採用銘柄の
決算発表が相次ぎ、JPモルガンの1株利益が予想をやや下回った他は好結果だった。
株価が上昇して円売りが強まり、ユーロ円は161円台半ば、ポンド円は200円台に乗せた。
ドル円はドル売り・円売りが交錯して一時100円台に下落も101円台前半に戻した。
NY市場では、米経済指標が発表され、消費者物価指数は予想通り、住宅着工件数と
住宅建設許可件数はいずれも100万件割れと予想を下回った。 続く鉱工業生産および
設備稼働率は予想を上回り、米株は上下動したが前日比プラス圏で推移した。
ダウ平均株価が200ドル超の上昇となると円売りが強まりドル円は102円手前へ上昇、
ユーロ円は162円台乗せと堅調に推移した。
(17日)
東京市場は、前日NY市場の円安の流れを受けて始まったが、値動きは少なかった。
ドル円は102円を挟んで上下動、ユーロ円は162円台前半から後半へと上昇した。
日経平均はNY市場引け後に発表された米IBMの好決算をうけて堅調に推移した。
ロンドン市場は、ユーロを中心として振幅の激しい取引が繰り広げられた。
ユーロドルは序盤に一時1.5985レベルへと買われユーロ導入来の最高値を記録した。
しかし、ユンケル・ユーログループ議長がユーロ高に懸念を表明したことで
ユーロ売りが強まり、ユーロドルは一時1.5850割れと高値から100ポイント超下げた。
ポンドは英住宅金融対策が来週早々に発表されるとの報道で堅調だった。
注目の米メリルリンチ決算は予想をやや下回る弱い結果となり、欧州株が下落に転じた。
ドル円は102円台後半から前半へと反落した。
原油先物が一時115.54ドルと最高値を更新、カナダCPIは予想を下回るなど
強弱材料が交錯し、ドルカナダはパリティ割れから1.00台後半で振れた。
NY市場は、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景気指数が弱い結果だった。
加えてロンドン時間に発表された米メリルリンチ決算の内容も悪かったが、米株売りの
反応は限定的なものにとどまった。 米金融機関に対するネガティブな雰囲気が後退し、
むしろ金融株主導で株価指数が上昇した。
ドル円は、102円割れから102円台後半へと上昇、クロス円ではポンド円が堅調だった。
(18日)
東京市場は米シティの決算発表をロンドン時間に控えて小動きだった。
ドル円は102円台半ば、ユーロ円は162円台後半での揉み合いを続けた。
ポンドドルは1.99挟みと前日海外市場での終値水準で取引された。
ロンドン市場は、米シティの決算発表をめぐり、一気にドル買い・円売りが進行した。
東京時間19:30の決算発表を控えて、米株価指数先物が事前に上昇したことで
ドル買い・円売りの傾向が見られ始めていた。
米シティ決算の結果は事前予想をやや下回ったものの、NY市場に入って米株価は
急上昇し、ドル買い・円売りの動きが一気に強まった。
ドル円は103円台乗せから上昇に弾みが付き、104円台前半へと上伸した。
ユーロドルは一時1.59台後半まで買われていたが、1.59割れから1.57台前半へ下げた。
また、ポンド買いも強まり、ユーロポンドは0.79台後半から0.79割れとなった。
来週早々に英政府が住宅金融対策を発表することが本日も材料視された。
今週の一連の決算発表を期に、米金融機関の損失拡大に対する不安感が一段落し、
ドル安センチメントは一気に弱まった。
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2008-4-19 6:24
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NY市場概況 ポンドショートカバーの動き クロスでのポンド買い強い
2008/04/19(土) 06:13
ポンドは堅調な動きとなった。 全体的にドル買戻しが優勢だったが、ポンドドルは
下げが限定的だった。 対ユーロや円でのクロス買いがポンドをサポート、ユーロ
ポンドに米投資銀行からのまとまった売りも観測されていた。 またポンド円も一時
209円に接近、きょうの安値から550ポイント超上昇する場面も見られた。
米国同様、英国も金融機関や住宅市場の不透明感が強く、ドルとともにポンドは
軟調な展開が続いていた。 しかし悲観的ムードの後退や英政府が来週早々に
住宅金融対策を発表するとの観測も流れており、一旦ポンドのショートポジション
を閉じる動きが強まった。
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2008-4-19 6:23
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NY市場概況 ユーロドルの売りには注意も
2008/04/19(土) 06:12
ドル買い戻し優勢の展開の中、ドル安の風を一身に浴びてきたユーロは売りが
優勢となっている。 ユーロドルは1.57台前半まで下落、10日移動平均線(本日
1.5800)をブレイクした。
1.58台前半がレジスタンスとして機能するようなら、利益確定売りモードも強まり
そうだが、ECBはタカ派姿勢を継続している。 リープシャー・オーストリア中銀総
裁は「利下げは念頭になく、むしろ利上げの可能性を排除できない」と述べていた。
米国市場が落ち着けば、限界が近いとも言われている米利下げ観測も後退する
が、一方でECBの利上げも視野に入って来る。 米国市場が落ち着いたからと言
って、ユーロドルの下値追いにも注意が必要だ。
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2008-4-19 6:22
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NY市場概況 ドル円はレンジシフトも
2008/04/19(土) 06:11
ドル円は買いが強まった。 これまで強固なレジスタンスとなっていた103円の
水準を突破すると買いが膨らんだ。 ストップを巻き込む形で、急速に上昇、
一気に104円台に上昇。 中東勢や米系の買い観測も出ていたようだ。
一時104.50水準まで上昇、この水準は一目均衡表の雲上限の水準ということ
もあり上値は抑えられたが、きょうの動きは、このところの100-103円のレンジ
が103-107円に上方シフトした可能性も感じられる動きとなった。 ボリンジャー
バンドの上限にも到達している。
終盤は利益確定売りもあって、103円台に伸び悩んだが、目先は104.50の水準
を突破し、105円台を完全回復できるか注目される。
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2008-4-18 19:41
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シティの決算にドル円=103円台!
米銀シティの決算で、税引き前評価損60億ドルに、為替相場は大きく反応・・・ ドル円は103円台!.....
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2008-4-18 8:56
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朝倉伊津子の“ブレイブハートな毎日” > エビちゃんでなくヘビちゃん
お天気も“気”と言いますか、これだけ天候不順だと気分もウツウツとします。かつ相場の方もなんだかすっきりしない。(今週は久し〜〜くやってなかったドル円のトレード(買いで)をして小銭をちょこちょこ稼ぎました。)こういう天気大雨の日とか雪の日はああ〜、会社行ってなくて良かったとつくづく思う、まあこれくらいかなフリーのメリットは。デメリット?それはメリットを補って有り余るくらい多々有ります。あ、フリーのメリットもう一つ、行きたいと思えば(そして予算が許せば)いつでも旅行に行けちゃうこと、くらい。しかしそのツケは後...

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2008-4-18 8:14
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やだひろしの“セカンド・オピニオン” > 上がりますね
おはようございます。本日も頑張りましょう。我が町に昨晩から降り続く雨は今日も1日中降るようです。雨降って地固まると言われますが、為替も底が固ってきたように推移しています。ドル円で短期の想定したレンジを考えれば102円台ミドルより上は売ってみたいところですが、株価動向を鑑みるともう一段の上昇を期待してしまいます。さりとて、依然として下振れリスクが高いことに変わりはないので・・・、売るタイミングが難しいところですね。戦略としては、週末でもあり、短期ロングのポジションを閉じてくる期待から、日中に上手くショートに...

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2008-4-17 12:04
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鈴木郁雄の“実践・為替ストラテジー” > 2極化鮮明? 弱いドル派は円・ポンド・カナダ ⇔ 強いユーロ派はスイス
ドルの迷走が相変わらず続いていますが、ドル対ユーロの熾烈な戦いになってきましたね。客観的な円相場の見地から、通貨別の強弱関係を見ると、直近では?強い通貨はユーロとスイスフラン、?弱いドルに足並みを揃えている通貨は円、ポンド、カナダドルですね。そして?オセアニア通貨は未だ独自路線と言うことになるでしょう。いずれにしても、リスク管理主導の相場展開になると、ポジションの手仕舞いが起こり易く、相場が一変する可能性が高いだけに、神経を使いすぎないように、ここしばらくは、少な目のトレードでエンジョイしたいものです。▼...

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2008-4-8 17:00
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バーナンキ議長も景気後退に言及。 “山場”を目前に控えた米経済
「金融市場は依然としてかなりの緊張状況にある」
4月2日の米上下両院合同の経済委員会で、連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は「景気後退はありうる("A recession is possible")」と、初めて米景気の後退について言及しました。
バーナンキ氏は他にも、「(米経済の現状は)非常に難しい局面にある」、「金融市場は、依然としてかなりの緊張状況にある」と、米経済に対して厳しい認識を示しました。 【ポイント1】
この言葉の通り、米金融市場は非常に厳しい状況に置かれています。 それを如実に物語るのが、米銀行大手JPモルガン・チェースによる米証券大手ベアー・スターンズの買収です。
JPモルガンはFRB傘下のニューヨーク連銀から資金を調達し、サブプライム問題で実質的な破たん状態にあったベアー・スターンズを買収しました。 これは、FRBによる実質的な公的援助と捉えられています。
この件に関してバーナンキ氏は、「我々の金融システムは極めて複雑で相互につながっている」と、ベアー・スターンズ以外の企業に破たんが連鎖する可能性を想定していたことを明らかにしています。 その上で「3月13日には、(ベアー・スターンズから)翌日には連邦破産法の適用を申請したいとの連絡があった」とも語りました。
ベアー・スタンズの破産法の申請、そしてそれによる連鎖的な破たん。 こうした状況も想定される、まさにギリギリのタイミングでの“公的援助”の決断だったのでしょう。
山場は4月中旬の欧米金融機関の決算発表
この決断もあり、最悪の事態はまぬがれ、金融不安はいったん落ち着きました。 結果、株価も世界的に回復傾向にあります。 日経平均株価は、2月の高値1万4,000円を伺う展開となっています。 また、一時は95円台に突入したドル円も、現在は102円前後で落ち着いています。
とはいえ、不安が完全に払拭されたわけではありません。 今後、山場となるのは4月中旬に予定されている欧米金融機関の決算発表でしょう。
足元の状況は、金融機関が相次いで資本増強策を発表していることもあり、比較的落ち着いています。 具体的には米証券大手リーマン・ブラザーズの40億ドルの転換優先株の売り出しや、スイス銀行大手UBSの150億ドルの増資計画などです。
しかし、4月18日に決算発表を予定している米銀行最大手シティ・グループについては、100億ドル、つまり1兆円以上の損失を計上するとのアナリストの予想も出ています。 シティは、これまでにサブプライム関連で300億ドル規模の損失を計上しています。
FRBによるベアー・スターンズの“実質的公的援助”や金融機関の資本増強で、いったんは落ち着いた米金融市場も、4月中旬に発表される決算の内容によっては、再び動揺が広がる可能性があります。
日本株についても、もちろん米国と切り離して考えることはできません。 世界中の株価が同時に動くといっても過言ではないこの時代です。 欧米金融機関の決算発表は注目せざるを得ません。 【ポイント2】
更なる株価下落はあるか?
もちろん、金融機関だけを見ていたらよい、というわけではありません。 これまでも何度か述べたように、米国では、国力を示す国内総生産(GDP)のうち、個人消費が7割を占めています。 株価の下落は消費を冷やし、消費低迷はさらに株価を押し下げる。 そういった状況が十分、想定できます。
そのため、私は現在1万2,500ドル前後で推移しているNYダウが、1万1,000ドル台にまで下落するのではないかと考えています。 しかし、バーナンキ氏の決断に見られるように、米国では金融行政が機能していますので、日本で起こったような、株価が何分の1になってしまうという事態は避けられるのではないかとも考えています。
一方、日本株はどうか。 残念ながら強い点が見当たりません。 4月、5月には3月期決算企業の業績発表並びに来期見通しが明らかになり始めます。 しかし、勢いを感じさせる企業が少ない、というのが現実でしょう。
結果、日米ともに株価は積極的に上昇するタイミングとは捉えにくい、という結論になってしまいます。 ただ、新興国に関しては、デカップリング(非連動性)論が否定され、欧米と同様にサブプライムの影響を受けてはいますが、爆発的な内需の拡大は引き続き見込まれます。 であれば、いったん引いた資金も戻ってくるのではないかと考えられます。
いずれにせよ、不安定な市場環境が続く中、頭にどれだけ汗をかいたかによってパフォーマンスが変わってきます。 日本のみならず、世界中から投資チャンスを探すことを怠ってはいけないでしょう。
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2008-3-25 17:00
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ニセ米ドルとニセ金塊が物語るマーケットの未来
注目を集める商品(コモディティー)の価格動向
金(ゴールド)、原油、そして穀物。 商品(コモディティー)価格の動向に注目が集まっている。 特に金は一時、1オンスあたり1,000ドルを超え、原油は1バレル=111ドルを超えるなど高騰を見せたが、その後大きく下げる荒い動きとなっている。
原油と金にはいくつかの共通点がみられる。 第一に、中東における地政学リスクの増大が価格の押し上げ要因になってきたということ。 世界最大級の産油地域である中東が火ダルマになることがあれば、原油供給は大いに滞り、その結果、世界経済全体が火ダルマになる。 そのことが見えているから人々は原油を買い、またいざという時に備え、「有事の金(ゴールド)」を買っているのだ、といわれてきた。
また、米ドルの価値下落も忘れられない。 米国経済の不振を背景とした米ドルの下落が続く中で、米ドル建ての取引決済が基本である原油の価格は続騰した。 米ドルの価値が下がれば、名目上の価格(米ドル建て)は上昇するに決まっている。 その一方で、米ドルが価値を失った先のことを考えて、より普遍的に人々が欲しがる(であろう)金(ゴールド)への需要が高まってもいる、ともいわれてきた。
これらの説明は確かにもっともらしい。 しかし、果たしてそこに落とし穴は無いのだろうか?世界中の至るところで引く手あまたのように見えた金(ゴールド)。 そんな金をめぐって、暗雲を漂わせるかのようなニュースが舞い込んできた。 エチオピアでニセ金塊が見つかったというのだ。
エチオピアで発見されたニセ金塊
エチオピアは、いわゆる「アフリカの角」と呼ばれる地域にある国だ。 そのエチオピアの中央銀行が外貨決済用に備蓄していた金塊を南アフリカに持ち込んだところ、何と「ニセ金塊」であることが明らかになったのだという(3月13日付英国BBC報道)。
既に数百万ドルの被害が生じているが、事態はそれだけにはとどまらないようだ。 エチオピア中央銀行に備蓄されている金塊全部をチェックしなければならない上、そもそもこのニセ金塊がどこから来たのかが分からず、場合によっては周辺各国にまで影響が及ぶ恐れが出てきているのだという。 これは一大事だ。
ニセ金塊といっても、そうそう簡単に作れる代物ではない。 今回のニセ金塊はかなりハイレベルなものであり、それ自体が希少金属として高価格なタングステンに、かなり分厚い金メッキが施されているものである。 これは素人の手によるものではない。 明らかに、かなりのプロによる仕業としか考えられないのである。
「ニセ米ドル事件」との不思議な共通性
商品市場の行く末を占うにあたって重要な、マーケットとそれを取り巻く国内外の情勢について、私は 4月5・6日には大阪・名古屋、4月19・20日には東京・横浜でそれぞれ開催する無料学習セミナーでじっくりお話できればと考えている。 その際、この問題についても取り上げることになるだろう。
ちなみにこの関連で気になって仕方がないことがある。 それは1月に上梓した拙著『北朝鮮VS.アメリカ 「偽米ドル」事件と大国のパワーゲーム』(ちくま新書でも言及した、いわゆる米国による「偽米ドル」事件・自作自演説である。
精巧な「偽米ドル(スーパーノート)」をつくっているのは米国の情報工作機関であり、それは各国における協力者に協力の代価として支払われているというのが、欧州勢の主張であることを拙著でご披露した。
興味深いのは、この「ニセ米ドル」と「ニセ金塊」との不思議な共通性である。 日本の大手メディアはあまり報じていないのだが、エチオピア、そしてその隣国のソマリアといえば、この1年余りにわたって米国、そして米軍が執拗なまでに手を出してきた国なのである。 現に3月初旬には米海軍潜水艦より巡航ミサイルが発射され、ソマリアにいるという「イスラム原理主義者」への攻撃がなされた。 しかし、1名の「テロリスト」を相手にそこまでの攻撃をなぜするのかが不思議で仕方ない。 何かを隠しているとしか思えないのである。
そこに来て、金価格を取り仕切る英国勢のメディアBBCが今回の報道を流したのである。 偶然といえばそれまでであるが、偽米ドル、そして北朝鮮をめぐっても英米間で協力関係があり、かつ利害衝突が明らかにあることを踏まえれば、単なる「偶然」と割り切ってしまってよいのかが気になるところなのである。
ちなみに、米国が「北朝鮮による『偽米ドル』事件」を喧伝し始めた2005年頃よりドル高が徐々に進行し始め、その後、ドル安へと暴落が始まった。 そして去る3月17日、NY市場で金先物価格が大幅に下落し始めたのだ。 原油についても同様の下げが始まっている。 「ニセ米ドル」と「ニセ金塊」の不思議な因縁を感じる者にとっては、とりわけ金価格の今後が引き続き気になって仕方がないことだろう。 まさに「歴史は二度繰り返す」なのだ。
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2008-3-18 17:00
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円高によって米国債を買わされる日本
株安なのに円高となるという不思議な状況
日本の賢明な個人投資家の方々は既にお気づきのことであろう。 日本の株価はこの年始より明らかにそれまでとは異なった動きをしてきている。 それは一言でいうと、「円ドルレート」の展開と切り離され、異様に売り込まれているということである。
3月17日にはいよいよ1ドル=96円台へと突入した円ドル相場。 円高への勢いはとどまることを知らないが、少なくともそうした円高基調は昨年後半から始まったものであり、それと日本における平均株価の下がり方はほぼ平行して推移してきていた。
その理由は単純だ。 少なくとも昨年の半ばまで日本の輸出関連企業の多くが1ドル=110〜115円を社内レートとして設定していた。 そのため、それ以上に円安にぶれれば自動的に「為替差益」が手に入るわけであり、それを見込んでこれらの会社の株式が買われ、株高となってきていたのである。 それに対して、円高基調となれば、そうした差益は見込めず、むしろ失望売りがさらなる失望売りを呼ぶ展開となっていく。 これが昨年末までの展開であったといえよう。
しかし今年に入ってから様子が違うのだ。 1月から2月にかけて、円ドルレートは低位とはいえ安定的に推移している中にあっても、日本株は徹底して売り込まれ、平均株価は1万3,000円を切ることになる。
本来、株が売り込まれるということは、そのマーケットを抱える国に対する信頼が失われつつあることを意味しており、原理原則でいえばその国の通貨(この場合は日本円)もまた売り込まれる展開になるのである。 米国の弱さを反映してか、日本のマーケットはこの原理原則に反し徹底的に売り込まれながらも、ここにきて急速な円高が進んでいるのである。
「円高是正」のための市場介入はあるのか?
その「米国の弱さ」とも関連する米国債に目を向けてみると、日本は2006年より一貫して米国債を売り込んできたことに気づく。 米国財務省のHPを見ると、依然として日本は米国債保有ランキングでナンバー1ではある。 しかし着実に売り込んできていることもまた事実なのである。 これは一体何を意味しているのだろうか?
この関連で非常に興味深い報道があった。 3月4日付「デイリー・テレグラフ」紙(英国)に掲載された記事である(“Japan may cap yen to stave off slump”)。 これによれば、円高の進展による不況を気にする日本の当局が市場介入を考えているのだという。 具体的にどのような「介入手段」がとられるのかという点について、この記事では2003年から2004年にかけて、日本が総額2,500億米ドルもの米国債を購入したことを指摘している。
一方で米国債を着実に売ってきている日本。 他方では市場介入の可能性がささやかれ、日本による米国債買いを期待しているマーケット。 この先には一体何があるのだろうか?
あくまでも1つのシナリオに過ぎないが、こうした状況証拠をつなぎあわせ、最も素直に考えるならば、日本は円高による景気減退を防ぐべく、これまで売ってきて余裕のある「米国債のための枠」を再び埋めることになるであろう。 つまり、ここであらためて米国債を“買い増す”のである。 少なくとも2003年から2004年にはそうしたのであるから、今回もそれによってドル安基調を転換させるべきだと考えるのが自然な成り行きだろう。
ちなみに、かつてこのオペレーションの前半で最高責任者だったのが、某テレビ番組で「そんなカネ、カネいうな!日米同盟で守ってもらっているのだから、少しくらい米国にカネを渡す羽目になっても文句などいうべきではない」と私を面罵した塩川正十郎財務大臣(当時)である。
見えてきたこれからのシナリオと「外資族」
もっともこれで「話はオイシマイ」と考えるべきではない。 日本が円高対策のために買い増すかもしれない米国債こそ、実は今、マーケットでもっとも注目されているからである。
サブプライム・ショックとして始まった「米国発の下げ」であるが、事態はサブプライムだけにはとどまらず、米国経済全般に対する不信が募りつつあるというのが実態である。 その先には「米国そのもの」だけが究極の担保となっている米国債への不信が見え隠れするというべきであろう。
したがって最悪の場合、米国債の「格下げ」すらあると考えるならば、どうだろうか。 当然、これを最も多く保有しており、かつ最近になって買い増しすらすることになるでろう日本への不信も募るはずである。 その結果、今度は日本国債が投売りの対象となり、金利が上昇、日本マーケットはさらなる下げへと追いやられていくことになる。 これは由々しき事態だ。
3月22日には横浜、4月5・6日には大阪・名古屋、4月19・20日には東京・横浜それぞれ開催する無料学習セミナーでは、こうした「すぐその先で現実となるシナリオ」について、ご関心のある方々に対して私より詳しくご説明することにしたいと考えている。
最近、戦後日本の政治を牛耳ってきた「族議員」を批判しつつも、実際には外資勢の利益を代弁している新種「外資族」との“定義”を受けた国会議員の存在が、ネットの世界でクローズアップされてきているようだ。 こうした「外資族」議員たちは、円高に伴うデフレーションの進展への警告を口々に語り、市場介入、そして規制改革の推進を壊れた蓄音機のように繰り返している。
えてして憂国の情すら口にする彼らであるが、それは所詮詭弁に過ぎず、その先にあるのは、私たち=日本人がこれまで汗水たらして貯めてきた国富の合法的“国外持ち出し”“日本切り売り”であることはいうまでもない。 彼らが考えているのは自らの保身、政治家としての議席の確保であり、それ以上でもそれ以下でもない。 そこに「国民不在の日本政治」そのものがある。
そのような状況だからこそ、こうした策動を「先回り」して潮目を読み込み、行動する新しい個人投資家こそが、日本の明日を切り開く本当の原動力なのではないか。 そう考える日本人が1人でも多くなることを望んでやまないのは私だけだろうか。
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