企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング（ＡＤＰ）とムーディーズ・アナリティクスが３０日発表した１０月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が１２万５０００人増と、ロイターがまとめたエコノミスト予想の１２万人増をやや上回った。

ノルウェーの政府系ファンドは３０日、第３・四半期の投資リターンが１．６％だったことを明らかにした。運用益は２３６０億ノルウェークローネ（２５５億５０００万ドル）。

ドイツ連邦雇用庁が発表した統計によると、１０月の失業者数が予想以上に増加した。製造業の低迷が反映しされた。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は３０日、国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開（ＩＰＯ）が近く実施されると表明、ムハンマド皇太子が決定を下すと述べた。

独フォルクスワーゲン（ＶＷ）は３０日、２０１９年の納車台数見通しを下方修正した。

スイスの金融大手クレディ・スイスが発表した第３・四半期決算は、純利益が１０８％増の８億８１００万スイスフラン（８億８６９４万ドル）と、同行がまとめた市場予想の７億５１００万フランを上回った。

日本取引所グループ（ＪＰＸ）の清田瞭最高経営責任者（ＣＥＯ）は３０日の記者会見で、安全保障に関わる日本企業への外資規制を柱とする外為法改正案について「唐突に出てきた感があり、非常に危機感を持った」と述べた。運用に際しては事前届け出免除の対象銘柄を明確にするなどし、「予見可能性がはっきり分かる対応をとってほしい」との認識も示した。

アドバンテストは３０日、２０２０年３月期の通期業績予想を上方修正した。次世代通信規格の「５Ｇ」関連半導体など先端プロセス品の生産が拡大したほか、下期にかけてメモリ・テスタ需要に持ち直しの兆しが見られるという。

英大手銀行スタンダード・チャータード（スタンチャート）が発表した第３・四半期決算は、税引き前利益が前年同期比１６％増の１２億４０００万ドルだった。法人およびプライベート・バンキング部門の収入増に支えられた。

コマツは３０日、２０２０年３月期の連結業績予想（米国会計基準）を下方修正した。連結営業利益予想は３３７０億円から２７９０億円（前年比２９．９％減）へと１７％引き下げた。中国やインドネシアでの需要が想定以上に減速しているほか、下期の為替レートを円高方向に見直したことが影響している。