［東京　６日　ロイター］ - 国民投票後のギリシャ情勢が次に迎える転換点は、ギリシャの銀行が資金繰りに窮して破綻する局面となりそうだ。その時点でユーロ離脱となるか、緊縮策と支援受け入れを決定するか、ギリシャ政府は最終的な決断を迫られる。

［上海　６日　ロイター］ - 週明け６日の中国株式市場は、朝高後、大幅に上げ幅を縮めた局面もあったが、結局は反発して取引を終えた。中国政府が週末に打ち出した異例の株安救済策を好感した。

［東京　６日　ロイター］ - 日銀の宮野谷篤・大阪支店長（理事）は６日、東京の本店で会見し、大阪は繁華街ミナミを中心に中国人観光客の増加が顕著なため「上海株の下落が続けば中国人客が減少するとの懸念は相応にある」と指摘した。一方、訪日外国人客は東南アジア諸国を中心に裾野が広がっており、上海株下落が「訪日客増の流れを止めるほどではない」との見方を示した。

［ロンドン　６日　ロイター］ - ６日朝の欧州株式市場は大幅安。５日に実施されたギリシャの国民投票で欧州連合（ＥＵ）の求める緊縮策が拒否され、ユーロ圏離脱の懸念がさらに高まっている。

［東京　６日　ロイター］ - 菅義偉官房長官は６日午後の会見で、ギリシャ問題に関し、「政府、日銀で緊密に連携して万全を期す」との認識を示した。株価が大幅に下落したことに関しては「株価については申し上げない」と語った。

［香港　６日　ロイター］ - 中国当局が週末に株式新規公開（ＩＰＯ）抑制策を発表するまでの３週間、株価下落にもかかわらず、中国と香港の株式市場では大量の新株発行が続いていた。中国株式市場はこの３週間で３０％急落した。

［アテネ　６日　ロイター］ - ギリシャ政府報道官は、６日に辞任したバルファキス財務相の後任について、午前１０時（０７００ＧＭＴ＝日本時間午後４時）に始まる政治指導者の会合後に指名されると明らかにした。

［東京　６日　ロイター］ - 午後３時のドル／円は、前週末ニューヨーク市場午後５時時点に比べ、ドル安／円高の１２２．４２／４４円だった。早朝、ギリシャ国民投票の結果を受けて１２２円を割り込んだ後、正午にかけてじり高推移となった。

［東京　６日　ロイター］ - 日銀は６日、四半期ごとに公表する「地域経済報告（さくらリポート）」に盛り込まれる「地域の視点」で消費関連企業の動向を分析。富裕層や訪日外国人向け消費は好調で価格転嫁も順調に進んでいるが、はん用的な商品やサービスについては、消費者の低価格志向で値上げにも慎重との傾向を示した。

［東京　６日　ロイター］ - 内閣府が６日発表した５月の景気動向指数速報によると、ＣＩ（コンポジット・インデックス）一致指数は前月比１．８ポイント低下し、１０９．２となった。２カ月ぶりに低下した。先行指数は前月比０．２ポイント低下の１０６．２。３カ月ぶりに低下した。