イングランド銀行（英中央銀行）の幹部は４日、新型コロナウイルスの感染拡大で３月のマーケットは極度にボラティリティーが高まったが、その後は落ち着きを取り戻していると指摘、政策当局者に「難しい課題」を残したとの認識を示した。

ギリシャのスタイクラウス財務相は４日、数カ月以内に今年３回目となる国債発行に踏み切る可能性が高いと述べた。

欧州連合（ＥＵ）統計局が４日発表した４月のユーロ圏の小売売上高は、前月比で過去最大の落ち込みとなったが、予想ほどの減少とはならなかった。新型コロナによるロックダウンの影響で、ほぼ全項目でマイナスとなった。

ＩＨＳマークイット／ＣＩＰＳが発表した５月の英国の建設業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は、統計開始以来、最悪だった４月から幾分持ち直したものの、先行きの見通しは依然厳しく、３番目の低水準となった。

英自動車工業会（ＳＭＭＴ）が４日発表した５月の新車販売台数は前年同月比８９％減と４月（同９７％減）に続いて大幅な落ち込みとなった。ロックダウン（都市封鎖）が自動車ディーラーを直撃した。

フランスの高級ブランド大手ＬＶＭＨモエヘネシー・ルイヴィトンは４日、米宝飾品大手ティファニーの株式を市場で買い付ける計画はないと表明した。

西村康稔経済再生相は４日午後の記者会見で政府が実施する緊急経済対策について、２次補正予算で実質国内総生産（ＧＤＰ）を２.０％程度押し上げる効果があると述べた。また、１次補正予算と、昨年１２月の総合経済対策のうち２０２０年度以降に効果が見込まれる分を合わせると、「６．４％程度、約３６兆円程度の経済下支えになる」と説明した。

米連邦高裁は３日、独バイエルの除草剤ジカンバの米国内での販売を認めない判断を下した。

東京株式市場で日経平均は４日続伸した。前日の米国株市場で主要３指数が続伸したことや、外為市場でドル／円が約２カ月ぶりに１０９円に乗せたことが好感された。短期的な過熱感が強く意識されていたこともあり高値を付けた後は利益確定売りに押され、２万２６００円台でのもみあいが続いた。

台湾経済部（経済省）は４日、新たな制度で、外資ハイテク企業による４００億台湾ドル（１３億４０００万米ドル）の研究開発投資を呼び込み、６３００人以上の雇用を創出する計画だと発表した。