［１２日　ロイター］ - 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は１２日、中国人民元の基準値引き下げについて、中国経済が想定されているよりも弱含んでいるのであれば、適切かもしれないとの見解を示した。

［ブリュッセル　１２日　ロイター］ - ギリシャの国際債権団は、同国と締結した覚書（ＭＯＵ）に基づく改革が実行されているかどうかのレビューを１０月に実施する予定だ。２人の欧州連合（ＥＵ）関係筋が１２日明らかにした。

［　１２日　ロイター］ - ＜中国・香港市場＞　中国株式市場は続落して取引を終えた。中国人民銀行（中央銀行）がこの日 、人民元の対ドル基準値を前日よりもさらに元安の水準に設定。元は２日連続で急落し、４年ぶりの安値をつけた。

［ベルリン　１２日　ロイター］ - ドイツの経済省は１２日に発表した月報で、第２・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）は純輸出と個人消費の寄与により拡大した可能性が高いとの見方を示した。「独経済は夏場に堅調な伸びを示している」との認識を示した。ギリシャの債務危機や中国市場の乱高下は景況感に悪影響を及ぼしていないと分析した。

［ブリュッセル　１２日　ロイター］ - 欧州連合（ＥＵ）統計局が発表した６月のユーロ圏鉱工業生産は、前月比０．４％減少し、市場予想（０．２％減）以上に落ち込んだ。前年比では１．２％増加した。５月の鉱工業生産は０．４％減から０．２％減に修正された。

［東京　１２日　ロイター］ - 日本取引所が１２日発表した空売り比率は前日比５ポイント上昇の３９．２％となり、今年６月１８日につけた過去最高（３８．３％）を更新した。業種別では鉱業と鉄鋼が空売り比率５０％を超えたほか、海運、非鉄金属、金属製品、ゴム製品などが高水準だった。

［ロンドン　１２日　ロイター］ - １２日序盤の欧州金融債券市場で２年物独連邦債の利回りが過去最低を更新した。中国の通貨人民元が前日に続いて急落したことから、世界経済への懸念が強まった。

［ロンドン　１１日　ロイター］ - このところのコモディティ（商品）価格の下落を受け、短期の独連邦債の利回りが急低下しており、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が量的緩和（ＱＥ）プログラムに基づく資産買い入れ目標を達成できない、との懸念が再燃している。

［東京　１２日　ロイター］ - 国際金融市場に激震を与えている中国・人民元の切り下げについて、政府・日銀関係者らは現時点で静観の構えだ。中国経済が７％前後の成長率で安定していく「新常態」にソフト・ランディングする可能性が高いとみているが、１２日の日経平均が一時、４００円超の下落となるなど神経質に動いており、市場動向は注視していく方針だ。

［東京　１２日　ロイター］ - 安倍晋三内閣の支持率低下に対し、日本株は逆行して上昇してきた。その背景には支持率が下がれば、財政出動など政策を打ち出すとの期待がある。しかし、支持率は「危険水域」と呼ばれる水準に接近し、上昇する不支持率と逆転した。アベノミクス相場を支えてきた海外投資家が姿勢を変化させれば、これまでの相関関係が崩れるリスクも高まる。