［ニューヨーク　１５日　ロイター］ - １５日の米国株式市場は、主要指数がまちまちで引けた。米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の結果をにらんで全般的に様子見気分が強まる中で、ヘルスケア関連銘柄や素材株の下げが目立った。

［１５日　ロイター］ - ＜為替＞　ドルが対円で１％超下落した。日銀が金融政策の現状維持を決定、米小売統計が軟調だったことに加え、原油相場下落や世界的な株安を受け、リスク回避の動きが強まった。

［上海／香港　１５日　ロイター］ - 中国当局は本土投資家による香港の保険商品購入をさらに厳しくした。資金流出を食い止めるため、資本勘定の抜け穴を防ぐ狙いがある。関係筋が明らかにした。

［東京　１５日　ロイター］ - マネー・リザーブ・ファンド（ＭＲＦ）をマイナス金利の適用外とすることが決まったが、ＭＲＦの運用を受託している信託銀行の苦悩は続きそうだ。

［ニューヨーク　１５日　ロイター］ - 米商務省が１５日発表した２月の小売統計で前月分が大きく下方修正されたことを受け、金融機関の間で第１・四半期の米成長率見通しを下方修正する動きが相次いだ。

［ニューヨーク　１５日　ロイター］ - １５日午前の取引で米短期金利先物が上昇した。米小売統計が軟調だったことを受け、連邦準備理事会（ＦＲＢ）が予想より長い期間にわたり利上げを待つではないかとの観測が台頭したことが背景。

［東京　１５日　ロイター］ - ３月会合での政策変更を見送った日銀だが、同時に発表された声明に盛り込まれた経済・金融に関する情勢判断は、弱い評価が目立つ内容だった。特に海外経済の減速が強調され、この基調が継続すれば、４月の追加緩和の可能性も高まる。マイナス金利効果が十分に出る前の決断があるのかどうか、日銀と市場との神経戦がいよいよ本格化する。

［東京　１５日　ロイター］ - 日銀の黒田東彦総裁は１５日の金融政策決定会合後の記者会見で、必要ならば始めたばかりのマイナス金利の効果が十分に現れる前に追加緩和に踏み切る姿勢を示した。今回決めたマイナス金利のマネー・リザーブ・ファンド（ＭＲＦ）への影響軽減策は政策の「撤回ではない」とした。

［東京　１５日　ロイター］ - 東京株式市場で日経平均は４日ぶりに反落。前場は小動きだったが、日銀金融政策決定会合で追加緩和策が見送られると、円の強含みと共に株価も軟化した。もっとも、１５─１６日の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を控え、売り一巡後は再び様子見ムード。東証１部の売買代金は２兆１１２３億円と低水準だった。

［東京　１５日　ロイター］ - 経済産業省が１５日発表した１月の第３次産業活動指数（季節調整済み、総合）は前月比１．５％上昇し１０４．１（２０１０年平均＝１００．０）となった。