［東京　５日　ロイター］ - 日銀の黒田東彦総裁は５日午前の衆院財務金融委員会に出席し、為替市場で円高が進んでいるとし、短観で大企業製造業の業況判断が大幅に悪化したのは「円高が企業マインドに影響を及ぼした」と指摘した。また「消費が弱いのは事実だが、家計調査や国内総生産（ＧＤＰ）が示すほどではない」と述べた。丸山穂高委員（おおさか維）への答弁。

［東京　５日　ロイター］ - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比３５３円４６銭安の１万５７６９円８１銭と大幅に６日続落。取引時間中としては３月１日以来、約１カ月ぶりに節目の１万６０００円を下回った。

［東京　５日　ロイター］ - 菅義偉官房長官は５日午前の会見で、１６年度の補正予算編成について、現時点で言及することではないとの考えを示した。

［東京　５日　ロイター］ - 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比７９円０４銭安の１万６０４４円２３銭と続落して始まっている。前日の米国株安や円高進行を嫌気した売りが先行した。

［東京　５日　ロイター］ - 厚生労働省が５日発表した２月の毎月勤労統計調査（速報）では、名目賃金に当たる現金給与総額が前年比０．９％増の２６万２５５８円だった。実質賃金は０．４％増え、ともに４カ月ぶりのプラスとなった。厚労省は「賃金は基調として緩やかに増加している」としている。

［ワシントン　４日　ロイター］ - 米国の財務省と内国歳入庁（ＩＲＳ）は４日、米企業による外国法人を利用した税逃れ行為「インバージョン」を抑制するための新たな措置を発表した。声明によると、最近のインバージョン行為に関し、要件を回避するために大量の米国資産を抱えた外国企業に３年間の制限を課す。

［ニューヨーク　４日　ロイター］ - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で一時２週間余りぶりの安値を付けた。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の利上げペースが緩やかにとどまるとの見方が続いていることが影響した。

［ニューヨーク　４日　ロイター］ - 米国株式市場は下落。最近の相場上昇の流れが一服し、コモディティー関連株や工業株が売られた。銅価格が１カ月ぶりの安値を付けた影響でＳ＆Ｐの素材株は１％下落し、エネルギー株は原油安につれて下がった。

［ワシントン　４日　ロイター］ - 米商務省が４日発表した２月の製造業受注は前月比１．７％減と１月のプラスからマイナスへと転じた。市場予想と一致した。資本財の受注がこれまでの想定よりも弱く、全体水準を押し下げた。米経済が第１・四半期も弱含んでいることを示す最新の指標だ。

［ベルリン　４日　ロイター］ - ドイツ自動車工業連盟（ＶＤＡ）が発表した、３月の新車販売（登録台数ベース）は３２万３０００台と、前年同月比横ばいだった。