［東京　１２日　ロイター］ - 東京株式市場で日経平均は４日続伸した。米国株安やドル安／円高の進行などが重荷となり、序盤は売りが優勢。前日比で一時２００円を超す下げとなったものの、市場予想を大きく下回る今期業績予想を発表したトヨタが下げ渋ると指数は持ち直し、後場にプラスに転じた。

［東京　１２日　ロイター］ - 米コロンビア大学の伊藤隆敏教授は１２日、日銀が今年６月か７月の金融政策決定会合で、追加緩和を行う可能性を指摘した。４月の会合で追加緩和を見送ったことから、一部で金融政策の限界説が取りざたされているが、伊藤氏は「手段は残っている」と強調した。

［北京　１２日　ロイター］ - 中国は、民間投資を認めるセクターを拡大する方針。国家発展改革委員会（ＮＤＲＣ）の報道官が１２日、記者会見で明らかにした。

［東京　１２日　ロイター］ - 富士重工業は１２日、商号を「ＳＵＢＡＲＵ」に変更すると発表した。２０１７年４月１日から新商号となる。

［上海　１２日　ロイター］ - 中国の交通運輸省は１１日、今後３年間に約４兆７０００億元（７２４０億ドル）を投じて国内の交通インフラを整備すると発表した。

［東京　１２日　ロイター］ - 年初からの円高傾向を受け、国内輸出企業の為替予約スタンスに変化がみられる。昨年までの円安局面でみられた余裕は失われ、想定レートに為替予約の金利コスト分を載せた水準をドルが少しでも上回れば売りが出やすくなっている。今年度の想定為替レートはおおむね１０５円─１１０円の水準で、ドル／円が切り返す場面では、輸出勢の売りに押され、反発スピードが鈍くなりそうだ。

［東京　１２日　ロイター］ - 日銀は１２日、４月２７─２８日に開いた金融政策決定会合の「主な意見」を公表した。会合では目標とする物価２％の到達時期を後ずれさせたが、多くの政策委員がマイナス金利付き量的・質的金融緩和（マイナス金利付きＱＱＥ）の効果波及を見極めるべきと述べ、同会合での追加緩和が必要との意見はみられなかった。複数の委員が、物価目標と国債買い入れの柔軟化に言及している。

［東京　１２日　ロイター］ - ４月の対外対内証券投資売買契約の状況（指定報告機関ベース）は、対内株式投資が１兆１０１９億円の取得超、対外債券（中長期債）投資が６２０４億円の取得超、対内債券（中長期債）投資が２兆７７６４億円の取得超だった。

［東京　１２日　ロイター］ - 財務省が１２日発表した国際収支状況速報によると、３月の経常収支は２兆９８０４億円の黒字となった。ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値は３兆００４５億円程度の黒字だった。

［東京　１２日　ロイター］ - 過去最高益を更新する企業が相次いだ２０１５年３月期とは打って変わって、今週ピークを迎えている決算発表では輸出企業を中心に減益予想が目立っている。背景にあるのが前期よりも円高水準にある為替レートや資源価格の低迷だ。