［　２３日　ロイター］ - ＜為替＞　ドルが円に対して下落した。日本の４月貿易収支が３カ月連続で黒字となった上に、主要７カ国（Ｇ７）財務相・中央銀行総裁会議で米国が日本の為替介入をけん制したことが、円買いにつながった。

［ニューヨーク　２３日　ロイター］ - 米国株式市場は小幅安。連邦準備理事会（ＦＲＢ）の早期利上げ観測が相場の重しとなった。一方、アップルは値上がりした。

一方、ドルは円に対しては下落。日本の４月貿易黒字が大幅に予想を上回って拡大したことに加え、主要７カ国（Ｇ７）財務相・中央銀行総裁会議で米国が日本当局による為替介入をけん制する姿勢を鮮明にしたことがドルを下押しした。

［ブリュッセル　２３日　ロイター］ - 欧州委員会が発表した５月のユーロ圏消費者信頼感指数（速報値）はマイナス７．０で、前月のマイナス９．３から改善、市場予想平均のマイナス９．０を上回った。改善は２カ月連続で、１月以来の高水準。

［北京　２３日　ロイター］ - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、国内労働市場が比較的タイトなためインフレに上振れ圧力がかかる可能性があり、利上げの確率が高まるとの見解を示した。

［東京　２３日　ロイター］ - 石原伸晃経済再生担当相は２３日、月例経済報告等に関する関係閣僚会議後に記者会見し、熊本地震が大震災かどうかを判断する材料は持ち合わせていないと述べた。

［東京　２３日　ロイター］ - 政府は５月の月例経済報告で「景気はこのところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」との判断を据え置いた。ただ企業収益については「改善傾向にあるが、そのテンポは緩やかになっている」として、下方修正した。

［東京　２３日　ロイター］ - サントリーホールディングス[SUNTH.UL]は２３日、ハンバーガーチェーンを運営する全額出資子会社ファーストキッチン（東京都新宿区）の全株式をウェンディーズ・ジャパン（東京都港区）に売却することを明らかにした。すでに株式譲渡契約に調印した。売却額は公表していない。

［フランクフルト　２３日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）のプラート専務理事は、ポルトガル紙パブリコとのインタビューで、ＥＣＢのインフレ押し上げ能力への信頼感が低下しているとし、一部のユーロ圏賃金関連データはこれを示唆している、との見方を示した。

［東京　２３日　ロイター］ - ４月貿易収支が３カ月連続の黒字となったのは、需要拡大を原点とする生産・輸出の「拡大メカニズム」が動き出したからではなく、内需低迷による輸入の前年比マイナス幅拡大を背景とする「マイナス・スパイラル」の結果だ。熊本地震の影響も表れており、国内景気の先行きに明るさが見えるのは今年後半以降との予想も出ている。