［香港　１６日　ロイター］ - 株価指数大手の米ＭＳＣＩが、グローバル新興国株指数への中国Ａ株（中国本土に上場している人民元建て株式）の組み入れを見送ったことは、トレーディングの不振にあえぐ香港の株式ブローカーに一段の苦しみを与えることになった。

［東京　１６日　ロイター］ - 東京株式市場で日経平均は大幅反落。２月１２日以来、約４カ月ぶりの安値となった。日銀による金融政策の現状維持を受け、ドル／円<JPY=EBS>が１０４円台前半まで下落。連動するように先物売りが強まり、日経平均は一時５００円を超す下げとなった。東証１部の９６％が値下がりし、全面安となった。

［東京　１６日　ロイター］ - 米ステート・ストリート・グローバル・マーケッツ（ＳＳＧＭ）のグローバル・マクロ戦略責任者、マイケル・メトカフ氏（ロンドン在勤）は、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱（ブレグジット）の是非を問う国民投票を控えて、英国債市場では海外投資家によるエクスポージャー縮小の動きがみられず、結果次第では資金引き揚げが起きる可能性があるとの見方を示した。

［東京　１６日　ロイター］ - 日銀は１６日の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を賛成多数で決定した。緩やかな回復を続けているとの景気判断を維持する一方、消費者物価（除く生鮮食品、コアＣＰＩ）の先行きについて「当面、小幅のマイナスないしゼロ％程度で推移するとみられる」に下方修正した。

［東京　１６日　ロイター］ - 財務省幹部は１６日午後、日銀の金融政策の現状維持決定で円高が進行したことを受け、「一方的な速い動きを憂慮している」とけん制した。省内で記者団に語った。

［１６日　ロイター］ - 豪中銀のケント総裁補は１６日、中国の経済成長率について向こう数年は緩やかに減速しそうだとしつつ、気を配るべきリスクは多数あると述べた。

［東京　１６日　ロイター］ - ドル／円は、前日ニューヨーク市場午後５時時点に比べ、大幅なドル安／円高の１０４．８２／８４円だった。日銀会合で金融政策の現状維持が決まったと伝わると、追加緩和を期待していた向きから失望の円買いが入り、一時１０４．５０円まで下落した。２０１４年９月以来１年９カ月ぶりの安値圏となっている。

［東京　１６日　ロイター］ - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比１７４円７８銭安の１万５７４４円８０銭となり大幅反落した。取引時間中はドル／円<JPY=EBS>が１０５円台後半で円高方向に振れたことで、主力株は売り優勢の展開。下げ幅は一時２００円超となった。東証業種別指数は、銀行業を除く３２業種が値下がりした。

［東京　１６日　ロイター］ - 日本製紙は１６日、米国の総合林産企業ウェアーハウザーの液体用紙容器原紙事業を、約３００億円で買収すると発表した。日本製紙が米国に新規で設立する子会社が事業を譲り受ける予定で、北米に新たな製造・販売拠点を獲得することになる。第２・四半期中の完了を目指す。

［ニューヨーク　１５日　ロイター］ - 米財務省が発表した４月の対米証券投資統計によると、海外投資家による米財務省証券投資は７４６億ドルの売り越しとなり、売り越し額は１９７８年１月の統計開始以来で最高を記録した。