［浜松市　２９日　ロイター］ - 燃費データの不正測定問題があったスズキの鈴木修会長は２９日に開いた株主総会で、６月の軽自動車販売が２８日までで「１０６％となっている」と述べ、前年同月比でプラスに転じるとの見通しを示した。また、同問題を受けて最高経営責任者（ＣＥＯ）の職を返上したものの、会長職にとどまることについては「責任を全うするのが男として大切」と語り、株主に理解を求めた。

［ロンドン　２９日　ロイター］ - フランスの１０年物国債利回り<FR10YT=TWEB>が２９日朝方に一時、０．２３５％まで低下し、過去最低を更新した。市場では、欧州連合（ＥＵ）離脱が決まった英国民投票に伴うユーロ圏経済への悪影響を相殺するため、一段の金融刺激策が講じられるとの期待感が広がった。

［東京　２９日　ロイター］ - 東京株式市場で日経平均は３日続伸。欧米株の上昇や円高基調の一服を背景に、直近で売り込まれていた外需大型株などを買い戻す動きが広がった。米株価指数先物が堅調に推移したことも支えとなり、日経平均の上げ幅は一時３００円超となった。東証１部の値上がり銘柄数は８３％に上った。

［浜松　２９日　ロイター］ - スズキの鈴木修会長は２９日、浜松市内のホテルで開いた株主総会で、英国のＥＵ離脱による業績への影響について株主から問われ、特にインドルピーやユーロの為替変動による影響が大きく、「コストダウンで収益計画を達成したい」との考えを示した。

［東京　２９日　ロイター］ - 正午のドル／円は、前日ニューヨーク市場午後５時時点に比べ、小幅にドル安／円高の１０２円半ば。

［東京　２９日　ロイター］ - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比２２０円５８銭高の１万５５４３円７２銭と３日続伸した。英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定を受けた株価急落から前日の欧米株が持ち直し、投資家心理が改善。外為市場で１ドル１０２円台半ばと円高進行が一服していることも後押しとなり、日経平均は節目の１万５５００円を回復した。コア銘柄中心に買われ、東証１部全体の８割超の銘柄が上昇した。

［東京　２９日　ロイター］ - 経済産業省が２９日に発表した５月の商業動態統計速報によると、小売業販売額（全店ベース）は前年比１．９％減の１１兆５４３０億円となり、３カ月連続で減少した。土曜日が１日少なかったことが足を引っ張ったほか、高額品やインバウンド関連も不振。もっとも、３カ月移動平均でトレンドをみると７カ月ぶりに上昇し、底打ちの兆しもうかがえる。

［ワシントン　２８日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のパウエル理事は２８日、金融の状況はドル高などを通じて２０１４年以降引き締まっており、複数回の利上げに相当するとの認識を示した。

［ブリュッセル　２９日　ロイター］ - ドイツのメルケル首相は２８日、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定は、ＥＵが米国との自由貿易協定の交渉を中断する理由にならないとの考えを示した。

［ブリュッセル　２８日　ロイター］ - フランスのオランド大統領は、英国が欧州の労働者の移動の自由を許容しなければ、同国は欧州連合（ＥＵ）の単一市場へのアクセスを失い、英国の金融センターであるシティ・オブ・ロンドンはユーロの決済拠点として機能できない、との見解を示した。