［東京　３０日　ロイター］ - 公正取引委員会は３０日、キヤノンによる東芝メディカルシステムズの買収を認可したと発表した。ただ買収スキームについては、独占禁止法１０条に抵触する恐れがあるとしてキヤノンに注意を行い、同スキーム実行に関与していた東芝に対しても、今後は事前届け出制度の趣旨を逸脱する行為に関与することがないよう申し入れた。

［東京　３０日　ロイター］ - マツダは３０日、タカタ製エアバッグ部品問題で世界で約１５７万台をリコールすると発表した。

［東京　３０日　ロイター］ - 英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定に伴う市場の動揺を抑えるため、政府・日銀は今後も緊急会合を開く方針だ。しかし、為替介入を含め政策の総動員を辞さない構えの安倍晋三首相の意向とは裏腹に、市場では７月の参院選を控えた「選挙アピール」と冷ややかな声も漏れる。口先対応の応酬は、かえって円高進行に拍車をかける恐れがありそうだ。

［東京　３０日　ロイター］ - 正午のドル／円は、前日ニューヨーク市場午後５時時点に比べ、ドル安／円高の１０２．７５／７７円。早朝の取引で高値１０３．０３円をつけた後は、総じて上値の重さが意識された。

［東京　３０日　ロイター］ - 萩生田光一官房副長官は、英国のＥＵ離脱に関して、「今後とも日銀やＧ７諸国と緊密に連携しながら、世界経済の成長と為替市場を含む金融市場の安定に万全を期したい」との考えを示した。

［東京　３０日　ロイター］ - 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比１８５円８８銭高の１万５７５２円７１銭となり、続伸して始まった。欧米株の上昇など外部環境を好感した買いが先行。その後上げ幅は２００円超となった。

［東京　３０日　ロイター］ - 経済産業省が３０日発表した５月鉱工業生産指数速報は前月比２．３％低下した。３カ月ぶりの低下となった。ロイターの事前予測調査では前月比０．１％低下と予想されていたが、発表数値は予想を下回った。

［北京　３０日　ロイター］ - 民間調査のチャイナ・ベージュブック・インターナショナル（ＣＢＢ）が公表した第２・四半期調査によると、政府の歳出拡大が不動産・建設部門を支援し、企業の設備投資は５年ぶり低水準から回復した。

［ニューヨーク／ワシントン　２９日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は２９日、ストレステスト（健全性審査）の一環である包括的資本分析（ＣＣＡＲ）の結果を公表した。ドイツ銀行とスペインのサンタンデールの米子会社を再び不合格とし、資本計画の過程に「広範かつ著しい脆弱性」がみられると指摘した。

［ニューヨーク　２９日　ロイター］ - 米国株式市場は大幅続伸。英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定が消化される中、前日に続き安値拾いの買いが広がった。Ｓ＆Ｐダウジョーンズ・インディシーズによると、Ｓ＆Ｐ総合５００種は英国民投票の結果を受けた２日間の下落幅の半分以上を取り戻した。