［ブリュッセル　３日　ロイター］ - ワシントンで６日に開かれる２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議では、世界的な経済成長へのリスクのほか、租税回避や資金洗浄などへの対策が主要議題に取り上げられる見通しであることが分かった。

［フランクフルト　３日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）のメルシュ専務理事は３日、銀行に対する阻害要因が恩恵を上回れば、マイナス金利政策の深掘りによりリスクが拡大する恐れがあるとの考えを示した。

［アテネ　３日　ロイター］ - ギリシャ政府は３日、議会に２０１７年予算案を提出した。予算案では２．７％の力強い成長を見込むほか、国際債権団と合意したプライマリーバランス（基礎的財政収支）黒字目標を達成する意向を示した。

［バーミンガム　３日　ロイター］ - ハモンド英財務相は、２０２０年までに法人税率を１７％へ引き下げる方針を維持する考え明らかにした。欧州連合（ＥＵ）離脱の衝撃を和らげるために１５％以下に引き下げる可能性もあるとしたオズボーン前財務相の見解に否定的な立場を示した。

［パリ　３日　ロイター］ - マークイットが３日発表した９月のフランス製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は４９．７で、８月の４８．３から持ち直し、７カ月ぶり高水準となった。

［ロンドン　３日　ロイター］ - マークイット／ＣＩＰＳが発表した９月の英製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５５．４と、前月の５３．４から急上昇し、２０１４年６月以来の高水準となった。

［ロンドン　３日　ロイター］ - マークイットが発表した９月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は速報値と変わらずの５２．６で、８月の５１．７から上昇した。ＰＭＩ指数は５０が景気の拡大・縮小の分かれ目。

［東京　３日　ロイター］ - 日本銀行の元審議委員でクレディ・スイス証券の取締役副会長、水野温氏氏は、日銀が「総括的な検証」をもとに新しい枠組み「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入したことについて、「まるで歌舞伎」だと評した。派手な導入劇だったが実際できることは限定的で、名前負けしているという。その上で、金融機関が「日銀トレード」を継続するインセンティブを意識する必要もあり、国債買い入れは「どんどん減額するわけではない」との見方を示した。

［ロンドン　３日　ロイター］ - ３日朝の欧州外国為替市場で、英ポンドが対ドルで下落し、７週間ぶりに１ポンド＝１．２９ドルを割り込んだ。メイ英首相が２日、欧州連合（ＥＵ）離脱に向けた交渉を来年３月末までに始めると表明し、改めて同国経済への悪影響に対する懸念が広がった。

［東京　３日　ロイター］ - 東京株式市場で日経平均は反発した。ドイツ銀行を巡る懸念が後退したことで前週末の米国株が上昇。外為市場での円高一服も支援材料となり、序盤から買いが優勢となった。上げ幅は一時２００円を超えたが、今晩発表予定の米９月ＩＳＭ製造業景気指数をはじめ、今後の米国経済指標を見極めたいとの姿勢が強く、指数は伸び悩んだ。