ドイツ国内銀行２位のコメルツ銀行は１２日、米投資会社サーベラスが求めている新たな監査役２人の選任を拒否した。「物言う株主」（アクティビスト）であるサーベラスはコメルツ銀に対し、監査役会ポストだけでなくコスト削減や戦略変更なども求め、これまで対外的に広く訴えてきた。

経営破綻した米レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングスは１２日、新株発行による最大１０億ドルの調達を米裁判所が承認したと発表した。

エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズが発表した６月１２日までの週の米国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は、前週比５基減の２７９基となり、１９４０年の統計開始以来の最低水準を６週連続で更新した。

米国株式市場は反発。前日の大幅安を受け安値拾いの買いが広がった。しかし、主要株価３指数は週足で３月以来の大幅な値下がりとなった。

バイオ医薬大手の米モデルナは１２日、マウスを作った新型コロナウイルスワクチンの実験で、症状が重篤化するリスクが抑えられたほか、１回の投与で新型コロナへの感染防止効果が得られたと発表した。

ニューヨーク外為市場では、前日に急落した米株価が反発したことを受け、ドルが安全通貨とされる円とスイスフランに対して上昇した。

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は１２日、半期に一度の金融政策報告書を公表し、新型コロナウイルス流行による経済活動への打撃によって家計と企業のバランスシートは「持続的に脆弱」な状況に陥るとの見方を示した。

米ホワイトハウスの経済顧問ケビン・ハセット氏は１２日、新型コロナウイルス感染抑制策の早期緩和に動いた共和党優位の「レッドステート」が野党民主党優位の「ブルーステート」よりも力強い景気回復を遂げると見通しで、双方の経済の乖離が拡大すると予想した。

トランプ米政権が中国に対する強硬措置を模索するを模索する中、米国の対中強硬派団体「現在の危機に関する委員会：中国（ＣＰＤＣ）」は１２日、米国の金融市場から中国企業を排除するようにトランプ政権に求めた。委員会にはスティーブ・バノン元大統領首席戦略官も名を連ねている。

イタリアのグアルティエリ経済・財務相は１２日、国内経済の今年のマイナス成長幅は政府予想の８％よりも若干悪化する恐れがあると述べた。