ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）はイラン事業からほぼ全面的に撤退する。ブルームバーグが１９日、ＶＷとの協議を主導した米当局者の話として報じた。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比８０円２７銭高の２万３７５２円７９銭となり、続伸で始まった。前日の米ダウの上昇や円安基調の継続が支援材料となっている。米金利の上昇を背景に金融株が買われ、鉄鋼や機械など景気敏感セクターの上昇も目立っている。半面、インバウンド関連株は売り先行。小売、海運、食品セクターがさえない。

米ホワイトハウスは１９日、トランプ大統領が米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事に元ＦＲＢエコノミストのネリー・リャン氏を指名する方針だと発表した。

ニューヨーク外為市場は、ドルが対ユーロでやや下落し、リスクに敏感とされる豪ドルに対して約３週間ぶり安値を付けた。米中貿易摩擦を巡る不安が和らいだ。

英国のメイ首相は１９日、欧州連合（ＥＵ）首脳らに離脱合意に向け交渉姿勢を修正するよう呼び掛けた。ＥＵ首脳会議の夕食会に到着し、記者団に語った。

＜ロンドン株式市場＞　上昇して取引を終えた。米中貿易摩擦が弱まるとの期待からリスク志向が高まった。鉱業と銀行株が買われた。

米商務省が１９日発表した第２・四半期の経常収支の赤字額（季節調整済み）は、前期から２０２億５０００万ドル（１６．６％）減の１０１４億６０００万ドルだった。市場予想は１０３５億ドルだった。

イタリアのサボナ欧州問題担当相は、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が同意する長期再編で、ユーロ圏全加盟国の公的債務対国内総生産（ＧＤＰ）比率が６０％を下回ることが望ましいとの認識を明らかにした。

欧州中央銀行（ＥＣＢ）のドラギ総裁は１９日、ユーロ圏は加盟国が倫理観の欠如状態に陥ることを回避しつつ、危機対応に向け「相当規模」で良く練られた財政手段が必要との認識を示した。

イタリアのディマイオ副首相は１９日、公約順守のため来年度予算では赤字を増やしてでも歳出拡大を認めるべきとの考えを示した。