［フランクフルト　１８日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）のトゥンペルグゲレル専務理事は１８日、世界経済の成長減速、高水準の原材料価格、好ましくない金融状況といった要因により、ユーロ圏の経済見通しが悪化したとの見方を示した。

　［ニューヨーク　１８日　ロイター］　米国株式市場は大幅上昇。Ｓ＆Ｐはここ５年余りで最大の上昇率を記録した。米追加利下げや、リーマン・ブラザーズとゴールドマン・サックスが発表した四半期決算が予想を上回ったことが支援材料となった。

　［ワシントン　１８日　ロイター］　米商務省が１８日発表した２月の住宅着工・許可統計は、着工件数が年率０．６％減となったが、予想よりも強い結果だった。一方、許可件数は同７．８％減少した。

　［ワシントン　１８日　ロイター］　ポールソン米財務長官は１８日、米経済は「急激に減速」していると異例の強い文言を用いたものの、リセッション（景気後退）と呼ぶことは拒否した。

　［ニューヨーク　１８日　ロイター］　米ゴールドマン・サックスが１８日発表した第１・四半期（２００７年１２月―０８年２月まで）決算は、企業融資、その他の資産に関する損失が２５億ドル超となったことに圧迫され、利益が前年同期の約半分に減った。市場予想は上回った。

　［北京　１８日　ロイター］　中国人民銀行は１８日、金融機関の預金準備率を０．５％ポイント引き上げると発表した。３月２５日から実施する。この結果、大手銀行の預金準備率は過去最高の１５．５％となる。

　［１８日　ロイター］　英国立統計局が１８日発表した２月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は前月比０．７％上昇、前年比２．５％上昇となった。市場予想は前月比で０．８％上昇、前年比で２．５％上昇。

　［フランクフルト　１８日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）のビーニ・スマギ専務理事は、ＥＣＢの主な任務は物価安定を維持し、二次的なインフレ効果を防ぐことだ、との考えを示した。１８日付のブラジル紙「Valor」とのインタビューで述べた。

　［東京　１８日　ロイター］　国民新党の綿貫民輔代表は１８日、福井俊彦日銀総裁の後任として田波耕治・国際協力銀総裁（元財務事務次官）、副総裁として西村清彦・日銀審議委員を起用すると提示した政府案に対し、世界経済が混迷している中で、中央銀行総裁が空席になれば、世界の物笑いになるとし、大局的な立場から国民新党として田波氏の総裁案と西村氏の副総裁案に賛成するとの方針を明らかにした。

　［東京　１８日　ロイター］　町村信孝官房長官は１８日午後の会見で、政府が１８日に日銀総裁候補として田波耕治・国際協力銀行総裁（元大蔵次官）を提案したことに対して民主党が反対する考えを示しているが、との質問に「私が先ほど（民主党を）回ったときにはそういう話はしていなかった」と述べた。