［東京　１９日　ロイター］　日本自動車工業会は１９日、２００８年度（０８年４月─０９年３月）の国内自動車需要（軽自動車含む）は０７年度見込み比０．６％減の５３０万６１００台になるとの見通しを発表した。

　［東京　１９日　ロイター］　東京株式市場では、日経平均が大幅続伸。米利下げに加え、一時対円で１００円台に乗せたドル高／円安を背景に寄り付きで１万２０００円台を回復。一時は４００円を超える上昇となった。

　［東京　１９日　ロイター］　１９日の東京市場は株高／債券高。警戒されていた米大手金融機関の決算が予想ほど悪くなかったことで前日の米株とドルが急上昇、つれて日経平均も一時４００円を超える上げとなり１万２０００円を回復した。証券や不動産など下げのきつかった業種が買い戻されている。イースター休暇を前に海外の投機筋がポジション調整に動き、値動きは大きくなった。ただ、ドル／円は１００円を維持できず、株価も伸び悩んでいる。目先は、ドル、株ともに振幅の大きな展開が続きそうだとの見方が多い。差し迫った金融機関の破たん懸念は後退しているものの、米経済、信用問題が解決に向かって動いているとの認識は少ない。

　［東京　１９日　ロイター］　民主党の山岡賢次国対委員長は１９日昼、衆院本会議開会前の代議士会で、福井俊彦日銀総裁の後任が決まらず戦後初の「総裁空席」が確定する事態に、副総裁の総裁代行や総裁昇格で解決できる話だと述べた。

　［東京　１９日　ロイター］　自民党の加藤紘一元幹事長は１９日、任期切れのきょうになっても福井俊彦日銀総裁の後任人事が決まらず、福田康夫首相の求心力低下が指摘される事態について「（不同意が）２度目になり（首相に）傷がついた。次の段階は十分準備して臨んでほしい」と語った。

　［ロンドン　１８日　ロイター］　調査会社ディーロジックによると、世界の政府系ファンド（ソブリン・ウェルス・ファンド＝ＳＷＦ）の２００８年１―２月の出資額は２４４億ドルとなり、すでに昨年１年間の出資額の約半分に達した。米欧の金融機関からの強い新規資本需要が寄与した。

　［北京　１９日　ロイター］　ドイツ銀行は１９日、３９億元（５億５２００万ドル）を投じ、中国の華夏銀行への出資比率を９．９％から１３．７％に引き上げることで合意したと明らかにした。

　［香港　１９日　ロイター］　中国６位の銀行、招商銀行の２００７年下期は、予想を上回る１２７％の増益となった。非金利収入が大幅に増加したことや貸し出しコストの減少が寄与した。

　［ワシントン　１８日　ロイター］　米連邦捜査局（ＦＢＩ）金融犯罪部の幹部ニール・パワー氏は１８日、ロイターとのインタビューで、サブプライムローン（信用度の低い借り手向け住宅ローン）問題をめぐり捜査対象になっている金融機関などが、前回明らかにされた１６社から１７社に増えており、その中には大手の金融機関も含まれるとした上で、決着するまでには数年かかるとの見解を示した。

　［東京　１９日　ロイター］　日本自動車工業会の張富士夫会長（トヨタ自動車会長）は１９日の定例会見で、このまま円高が続けば自動車各社には来年度後半ごろから影響が出てくるとの考えを示した。対応策として政府に為替介入を求める可能性については否定した。