［ニューヨーク　１４日　ロイター］　米ベアー・スターンズの第１・四半期（２月２９日まで）決算は、前年比７９％減益だった。米証券取引委員会（ＳＥＣ）への書類で明らかになった。

　［ニューヨーク　１４日　ロイター］　米銀第４位のワコビアのトンプソン最高経営責任者（ＣＥＯ）は１４日、増資や減配を行うよう規制当局から圧力がかかった事実はなく、クレジット損失の増加が予想されるため財務内容を強化する目的で自主的に資本増強を決定したと述べた。

　［１４日　ロイター]　　ＪＰモルガンは米メリルリンチの第１・四半期と２００８年通期の業績予想を下方修正した。レバレッジドローンで新たな評価損を計上するとみている。

　［ロンドン　１４日　ロイター］　ＪＰモルガンは、金融危機は市場構造やプライシングに少なくとも今後１０年は影響を及ぼす、との見方を示した。ＪＰモルガンの複数のアナリストは報告書で「市場参加者や規制当局者は今後、危機の中核となっているリスクの管理に相当注力する」との見方を示した。

　［ニューヨーク　１４日　ロイター］　ゴールドマン・サックスは１４日、調査リポートで、これまでに発表されている第１・四半期の米企業業績は「ひどい状態」で、米株式相場は今後数週間で下落するとの見通しを示した。

　［ワシントン　１４日　ロイター］　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のウォーシュ理事は１４日、ＦＲＢとして金融市場の立て直しに向けて役割を担う用意はあるが、市場の回復には時間がかかり、道は平坦ではないとの見方を示した。

　［ニューヨーク　１４日　ロイター］　米銀第４位のワコビアが１４日発表した２００８年第１・四半期決算は、クレジット問題が響いて予想外の赤字となった。ワコビアは配当を引き下げるとともに、公募増資によって資本を増強すると発表した。

　［東京　１４日　ロイター］　経済同友会は１４日、「健全なＭ＆Ａを促す法改正を」と題する提言まとめた。買収防衛策の導入手順や発動要件などに関する具体的な規定を盛り込んだ会社法改正と、悪質な買収を抑制するためにＴＯＢ（株式公開買い付け）ルールを定めた金融商品取引法の改正を求めている。

　［東京　１４日　ロイター］　金融庁の佐藤隆文長官は１４日の定例会見で、サブプライムローン（信用度の低い借り手向け住宅融資）の問題はサブプライム関連商品を直接組み込んだ金融商品以外にも影響が広がっているとの認識を示したうえで「より視野を広く見ていく必要がある」と語った。

　［ベルリン　１４日　ロイター］　ユーログループ（ユーロ圏財務相会合）議長を務めるユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相は１４日、ユーロ圏の今年の経済成長率について、１．５─１．６％を辛うじて上回るとの見通しを示した。ドイツのＷＤＲ５ラジオが同議長とのインタビュー内容を公表した。