［東京　３０日　ロイター］　寄り付きの東京株式市場で日経平均は続伸。米株高や対ドルで１０５円台まで進んだ円安を好感し自動車やハイテクなど輸出株を中心に買いが先行している。金融株も高い。朝方発表された４月鉱工業生産速報や４月全国消費者物価指数は、ほぼ市場予想通りとなり買い安心感を誘っている。

　［東京　３０日　ロイター］　経済産業省が３０日発表した４月の鉱工業生産指数速報（２００５年＝１００、季節調整済み）は前月比０．３％低下の１０６．２となり、２カ月連続の低下となった。

　［東京　３０日　ロイター］　総務省が３０日午前８時３０分に発表した労働力調査によると、４月の完全失業率（季節調整値）は４．０％となり、前月比上昇となった。ロイターが事前にまとめた民間予測調査では３．９％と予想されていた。

　［パリ　２９日　ロイター］　欧州委員会のアルムニア委員（経済・通貨問題担当）は２９日、ユーロがドルに対して強いことで、欧州にはインフレ圧力を緩和する余地が生まれているとの見方を示した。

　［パリ　２９日　ロイター］　欧州連合（ＥＵ）議長国を務めるスロベニアのヤンシャ首相は、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が困難な局面でうまく対応しているとの見方を示した。３０日に放映予定の仏２４テレビとのインタビューで述べた。

　［ニューヨーク　２９日　ロイター］　米国株式市場は続伸。原油価格の下落を受けてインフレ懸念が後退した。第１・四半期の米国内総生産（ＧＤＰ）改定値が上方修正されたことは、リセッション（景気後退）が当面回避された可能性を示した。

　［フランクフルト　２９日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）のトリシェ総裁は２９日、ＥＣＢが信認を維持していくため、インフレへの警戒を怠らず、インフレ期待を抑制する必要があるとの認識を示した。

　［ワシントン　２８日　ロイター］　ポールソン米財務長官は、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦を今週歴訪する際、外国投資に対するブッシュ政権のオープンな姿勢を強調する。マコーミック米財務次官（国際金融担当）が２８日、明らかにした。　

　［東京　２９日　ロイター］　津田広喜財務次官は２９日午後の定例会見で、６月中旬に大阪で開かれる主要８カ国（Ｇ８）財務相会合について、世界経済や気候変動、開発が主要テーマになるとしたうえで、原油や食糧などの商品価格高騰は、世界経済に関する議論の中でその影響を話し合うことになると述べた。

　［ムンバイ　２８日　ロイター］　インドのタタ・モーターズが２８日発表した２００８年３月期の連結決算によると、最終利益は前年比ほぼ横ばいの２１７億ルピーとなった。営業利益率は、売り上げの低迷と原材料高に加え、金利の上昇が響き、１０．７６％と前年の１２．５％から低下した。