［コーラル・ゲイブルス（米フロリダ州）　１２日　ロイター］　全米リアルター協会（ＮＡＲ）の首席エコノミスト、ローレンス・ユン氏は１２日、国内サブプライム（信用度の低い借り手向け）住宅ローンの延滞率が２００９年に入っても上昇する可能性があるとの見方を示す一方、延滞がピークに達しつつあることを示す兆しがあると述べた。

　［ミラノ　１２日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）のビーニ・スマギ専務理事は１２日、ＥＣＢが前週に示したのは７月の次回理事会でのみの利上げの可能性だと述べた。

　［東京　１２日　ロイター］　原油価格の高騰などを背景に世界的にインフレ懸念が強まる中、１３、１４日に大阪で開催される主要８カ国財務相会合（Ｇ８）に市場の関心が集まっている。会合では、インフレ懸念が世界経済に与える影響や対応策が議論される見通しだが、世界経済の先行き不透明感が強まる一方で、各国・地域の経済状況も違うことから、具体的な協調策を提示するのは難しい情勢だ。ただ、ドル安阻止を打ち出した米国とインフレ回避に向け利上げも辞さない欧州のスタンスに大きなかい離が生じれば、会合後の外為市場にも大きな影響が出てくる可能性があり、Ｇ８での議論の行方にマーケットの関心が集まっている。

　［フランクフルト　１２日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）の理事会メンバーであるウェーバー独連銀総裁は演説草稿で、ＥＣＢはインフレを強く警戒しており、金融市場の混乱は終わったと言うのは時期尚早との認識を示した。

　［ミラノ　１２日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）のビーニ・スマギ専務理事は１２日、ＥＣＢは欧州連合（ＥＵ）の銀行監督当局と各国中央銀行の連携を強化する案を強く支持すると表明した。

　[東京　１２日　ロイター]　アサヒビールが「第３のビール」分野で存在感を見せ始めた。「第３のビール」のなかでは麦芽を使用した「リキュール類」による製品の需要が大きく伸びているが、アサヒはこの分野でシェア５０％を占めて先頭を走っている。

　［東京　１２日　ロイター］　日本興亜損害保険の株主総会で兵頭誠社長の再任に反対票を投じる方針の筆頭株主、米サウスイースタン・アセット・マネジメント（米テネシー州）は１２日、日本興亜損保に対し経営改革のための候補をホームページで公表した。サウスイースタンは、日本興亜損保が経営を改革するため、今から２年以内に、保険引受と運用事業の分離や他社との合併・買収（Ｍ＆Ａ）を検討すべきなどと述べている。

　［東京　１２日　ロイター］　東京高等裁判所は１２日、原弘産が日本ハウズイングの株主名簿の閲覧を求めて争っていた仮処分申し立てで、原弘産の訴えを認め、日本ハウズに名簿閲覧の請求に応じるよう命じる決定をした。

　［フランクフルト　１２日　ロイター］　１２日付の独ハンデルスブラット紙が、内部関係者の話として報じたところによると、独保険大手アリアンツと傘下のドレスナー銀行は、合併の可能性を視野に、コメルツ銀行のデューディリジェンス（資産査定）を開始した。

　［ロンドン　１２日　ロイター］　１２日朝方の欧州外為市場ではドルが堅調。ドル指数は１カ月ぶり高水準をつけた。一方、ユーロは対ドルで１．５４ドルを割り込んでいる。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）がインフレ警戒姿勢を強めたことに加え、ラガルド仏経済財務雇用相は欧州中央銀行（ＥＣＢ）の７月利上げ観測に疑問府を付けるような発言をしている。