［スパータンバーグ（米サウスカロライナ州）　１６日　ロイター］　米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は１６日、政策担当者が年初から直面しているリスクの変化を踏まえ、金利変更が必要となる可能性があるとの見方を示した。

　［ワシントン　１６日　ロイター］　バーナンキ米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長は１６日、ヘルスケアコストの家計支出に占める割合が米国では今後数年増大する可能性が高く、政府にはヘルスケアコスト吸収の一段の圧力がかかるとの見方を示した。

　［アムステルダム　１６日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのウェリンク・オランダ中銀総裁は１６日、ユーロ圏のインフレを中期的に抑制することがＥＣＢの最優先課題との認識を示した。

　［ニューヨーク　１６日　ロイター］　米国株式市場はまちまち。ナスダックが続伸する一方、ダウが反落、Ｓ＆Ｐ５００は横ばいとなった。リサーチ・イン・モーション（ＲＩＭ）の携帯情報端末「ブラックベリー」やアップルの「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」の新機種販売をめぐる楽観的な見方からナスダックは３営業日続伸した。

　［ワシントン　１６日　ロイター］　著名コラムニスト、ロバート・ノバック氏は、バーナンキ米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長が、インフレよりも原油価格高騰による世界経済の成長減速を懸念しており、利上げする意図はないとの見方を示した。１６日付ワシントン・ポスト紙が同氏のコラムを掲載した。

　［ベルリン　１６日　ロイター］　１６日付独紙フランクフルター・アルゲマイネ（ＦＡＺ）は、米コーヒーチェーン大手スターバックスが、米国市場での不振を補完するため、より積極的な海外進出を計画中と報じた。ハワード・シュルツ最高経営責任者（ＣＥＯ）が同紙とのインタビューで明らかにした。

　［バンガロール　１６日　ロイター］　米アナリストによると、今週発表されるゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの第２・四半期（３─５月）決算は大幅な減益となる見通し。また、リーマン・ブラザーズは四半期として初めて赤字に転落すると予想されている。

　［東京　１６日　ロイター］　金融庁の佐藤隆文長官は１６日午後の定例会見で、世界的な金融市場の動向について「サブプライムローン（信用度の低い借り手向け住宅融資）を発端とするグローバルな市場混乱は続いている」との見方を示した。さらに証券化商品市場の流動性が回復していないなどの問題があることから、欧米の大手金融機関について「資本不足が完全に解消されたかどうか、全てが手当て済みとは言えない」と述べた。

　［東京　１６日　ロイター］　政府は１６日、６月月例経済報告を発表し、景気の基調判断を「景気回復は足踏み状態にあるが、このところ一部に弱い動きがみられる」に下方修正した。５月は「景気回復は、このところ足踏み状態にある」だった。

　［マドリード　１６日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）のゴンサレスパラモ専務理事は、欧州経済について、依然として力強く成長しているものの、今年の成長率は２００７年の成長率を下回るとの見通しを示した。スペインのバンガルディア紙電子版が１５日付で専務理事とのインタビュー記事を掲載した。