［ワシントン　２７日　ロイター］　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は２７日、３月１４日と１６日に行った緊急会合の議事録を発表した。それによると、ＦＲＢは、プライマリーディーラー（米政府証券公認ディーラー）に対する新貸出制度創設にあたり、ＦＲＢのバランスシートが信用リスクにさらされることを懸念していたことが明らかになった。

　［ワシントン　２７日　ロイター］　米商務省が２７日発表した個人所得・支出統計は、税還付が寄与し、消費支出が前月比０．８％増と予想を上回った。また個人消費支出（ＰＣＥ）価格指数のコア指数は０．１％上昇と落ち着いた数字だった。

　［サンティアゴ・デ・コンポステーラ（スペイン）　２７日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）のゴンザレス・パラモ専務理事は２７日、ユーロ圏の７月の利上げは可能性があるが、市場はそれ以降について憶測するべきではない、と述べた。

　［ニューヨーク　２７日　ロイター］　ムーディーズ・インベスターズ・サービスは２７日、米投資銀行大手モルガン・スタンレーの格付けを引き下げる可能性があると発表した。これまでに重大なトレーディング上の失敗があり、今後リスク管理が改善されるか不透明だとしている。

　［東京　２７日　ロイター］　政府は２７日夕、成長戦略と財政再建を車の両輪に経済財政運営を進めるとする「経済財政改革の基本方針（骨太の方針）２００８」を閣議決定した。

　［２７日　ロイター］　シティグループのアナリストは、英銀行バークレイズは９０億ポンドの追加増資が必要になる可能性がある、との見方を示した。クレジット市場の環境悪化が続いているとして、さらに相当の評価損を計上する可能性がある、とも述べた。

　［東京　２７日　ロイター］　額賀福志郎財務相は２７日の臨時閣議後の記者会見で、２００９年度予算編成における新規国債発行について、「国際的な信頼・信認から考え、きちんと対応していく必要がある。財政再建を堅持するなかで新規国債発行を抑制するのは当然だ」との認識を示した。

　［ローマ　２６日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁は２６日、複数回の利上げを計画していないとし、金利動向についてどのような動きも不可避ではないとの考えを示した。

　［東京　２７日　ロイター］　日本ハウズイングは２７日、定時株主総会を開き、買収防衛策の発動の是非を日本ハウズの取締役会が判断できるようにする会社提案を可決した。同社企画グループによると、総会では、同社株主の原弘産が日本ハウズの防衛策の不発動を求める提案を行ったが、否決された。

　［東京　２７日　ロイター］　東京株式市場で日経平均は７日続落。２６日の米株大幅安と円高を嫌気し、朝方から処分売りが出て大幅安となった。後場寄りには国内投資家の買いも観測されたが、アジア株の軟調も下押し圧力となり、下げ止まり感のない米株への警戒感で買いは続かなかった。