［ボストン　３０日　ロイター］　米資産運用大手のレッグ・メイソンは３０日、傘下の短期資金投資信託（ＭＭＦ）に対する金融支援に関連して、１億５４５０万ドル（１株当たり１．０９ドル）の費用を４─６月期に計上すると発表した。

　［東京　３０日　ロイター］　個人投資家の外債ファンド志向が鮮明になっている。投資信託情報サービス会社のリッパーのデータによると、米サブプライムローン（信用力の低い借り手向け住宅融資）問題が深刻化する昨年８月までは、世界の株式に投資する投信への資金流入が顕著だったが、８月以降は世界の債券に投資するファンドへの資金流入が加速した。

　［デトロイト／トロント　３０日　ロイター］　米自動車大手クライスラーは、米国内のミニバン組立工場を閉鎖するほか、その他一部の工場でも夏の閉鎖期間を延長して生産台数を削減する計画。同社は、ガソリン価格が過去最高水準となるなか、販売台数の伸び鈍化に直面している。

　［ニューヨーク　３０日　ロイター］　国際通貨基金（ＩＭＦ）が３０日発表した世界の外貨準備高に関する統計によると、２００８年第１・四半期末時点の各国中央銀行の外貨準備は、ドル保有額が増加する一方、ドル安を背景に全体に占める割合は低下した。

　［ニューヨーク　３０日　ロイター］　米フォード・モーターは、ボルボ売却をめぐり仏ルノーと協議したものの、価格をめぐる見解の相違のため物別れに終わった。関係筋が３０日、ロイターに明らかにした。

　［ブリュッセル　３０日　ロイター］　欧州委員会のアルムニア委員（経済・通貨問題担当）は３０日、ユーロは他の主要通貨に対しやや課題評価されているとの認識を示した。

　［ルクセンブルク　３０日　ロイター］　ユーログループの議長を務めるルクセンブルクのユンケル首相兼財務相は３０日、高水準のインフレに対処するために、欧州中央銀行（ＥＣＢ）は今週の理事会で正しい措置を取るとの見方を示した。

　［ニューヨーク　３０日　ロイター］　米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー（ＰＩＭＣＯ）のビル・グロース最高投資責任者（ＣＩＯ）は３０日、米大統領選で民主党指名が事実上確定しているバラク・オバマ上院議員（イリノイ州）が次期大統領になるとした上で、次期政権下の経済状況は厳しいとの見通しを示した。

　［ベルリン　３０日　ロイター］　ポールソン米財務長官は３０日、金融システムの安定維持のために米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が担う規制上の役割を拡大する計画について、７月２日のロンドンでの講演で詳述することを明らかにした。

　［東京　３０日　ロイター］　金融庁の佐藤隆文長官は３０日の定例会見で、７月１日から始まる新事務年度の主要課題は「わが国の金融資本市場の競争力強化、ベターレギュレーション（金融規制の質的向上）、サブプライム問題を契機とするグローバルな市場の混乱への対応の３つが非常に大きなテーマになる」と述べた。