［東京　３日　ロイター］　渡辺喜美金融担当相は３日、ロイター・インベストメント・サミットの講演会で、金融市場活性化の税制を金融庁に指示していることを明らかにした。また、自民党のＳＷＦ検討チームが、公的年金１０兆円のＳＷＦを設立すべきと提言したことについては「控えめで現実的な案」とした。

　［ロンドン　３日　ロイター］　前日までに発表された英製造業および建設業の購買担当者景気指数（ＰＭＩ）がリセッション（景気後退）を示す領域に近づいたほか、この日発表されたＣＩＰＳ／Ｍａｒｋｉｔの６月英サービス部門ＰＭＩも２００１年１０月以来の低水準に落ち込んだことで、景気の減速ペースが加速していることが示され、リセッション懸念が一段と高まった。

　［ブリュッセル　３日　ロイター］　欧州委員会のチャーリー・マクリービー委員（域内市場担当）は３日、格付け会社は欧州連合（ＥＵ）への登録を義務付けられる可能性があると述べた。

　［ロンドン　３日　ロイター］　イングランド銀行（英中銀）が３日公表した四半期信用調査によると、景気見通しの悪化に伴い金融機関がデフォルト（債務不履行）率の上昇を予想するなか、家計、企業レベルで信用収縮が今後数カ月間に深刻化する見通し。

　［３日　ロイター］　米ＡＭＲ傘下のアメリカン航空、英ブリティッシュ・エアウェイズ（ＢＡ）、スペインのイベリア航空は、合弁事業の設立を予定しており、同事業に対する反トラスト法の適用免除を近く申請する見通しだ。

　［ロンドン　３日　ロイター］　モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル（ＭＳＣＩ）の世界株価インデックスは３日下落し、３月の「ベアー・スターンズ危機」の水準を下回った。

　［ロンドン　３日　ロイター］　欧州の株式市場は３日序盤の取引で急落し、３年ぶりの安値を付けた。原油相場の最高値更新や弱い経済指標の発表を受けたスタグフレーション懸念の台頭により米株式市場が急落したのに追随した。

　［東京　３日　ロイター］　昭和シェル石油は３日、１００％子会社である昭和シェルソーラーと、ＣＩＳ太陽電池（銅、インジウム、セレンを主原料とする薄膜系の太陽電池）技術開発の強化を目的としてリサーチセンターを設立するとともに、アルバックと量産技術に関する共同開発を開始すると発表した。

　［ロンドン　３日　ロイター］　イングランド銀行（英中央銀行）金融政策委員会のバーカー委員は、英住宅市場と建設セクターは大きな困難に直面しているとの認識を示した。２日付Lincolnshire Echoが報じた。

［東京　３日　ロイター］　東京株式市場では、日経平均が小幅ながら１１日続落。朝安後に海外勢などの買い戻しでプラスに転じる場面もあったが、一巡したあとは前日終値付近でもみあう展開が続いた。欧州中銀（ＥＣＢ）の理事会や米雇用統計を控え、様子見ムードが強まったという。