ドイツのＩＦＯ経済研究所が発表した今後３カ月の鉱工業生産見通しを示す指数は４月に、１９９０年の東西ドイツ統一以降の最低水準を付けた。ＩＦＯは、工業部門が新型コロナウイルスの世界的流行を背景に、過去最大の生産減少を見込んでいると指摘した。

ファーストリテイリングは７日、国内ユニクロの既存店売上高が前年比５６．５％減少したと発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため６００以上の店舗で臨時休業、営業時間短縮としたことに加え、外出自粛の影響で客数が大幅に減少したことが響いた。客数は同６０．６％減。客単価は同１０．４％増だった。

英求人雇用連盟（ＲＥＣ）と会計事務所ＫＰＭＧが７日公表した月次調査によると、英企業の新規採用需要が、４月に約２２年の統計史上最大の落ち込みを示した。新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン（封鎖）で経済活動が大幅に鈍化した。

トランプ米大統領は６日、司法省に対し、食肉加工産業が反トラスト法（独占禁止法）に違反していないか調査を実施するよう要請したことを明らかにした。食肉価格に乖離が生じていることが背景。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため世界各国がロックダウン（都市封鎖）を実施していることなどにより、日野自動車などを含むトヨタ自動車グループの世界生産が影響を受けている。

フィリピン統計局が発表した第１・四半期の国内総生産（ＧＤＰ、２０１８年基準）は前年同期比０．２％減となり、過去約２０年間で初めてマイナス成長となった。ロイターがまとめたアナリストの予想中央値（３．１０％増）も大きく下回った。

三菱重工業は７日、カナダの重工大手ボンバルディアの小型ジェット旅客機「ＣＲＪ」事業の取得に関連して、２０２１年３月期連結決算で５００億─７００億円を減損処理する見込みだと発表した。一部事業に配分するのれんなどについて、将来キャッシュフローの見積もりが現段階で困難であるためと説明している。

ＩＨＳマークイットが発表した４月のスペインのサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は７．１と３月の２３．０、２月の５２．１から急低下し、過去最低を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための厳しいロックダウン（都市封鎖）措置で、バーやレストランが閉鎖されたことが打撃となった。

ＩＨＳマークイットが６日発表した４月のイタリアのサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は１０．８となり、３月の１７．４から一段と低下。調査が始まった１９９８年１月以来の低水準を記録した。

米携帯電話大手ＴモバイルＵＳが発表した第１・四半期決算は、売上高が１１１億ドルとなり、前年同期から小幅に増加したものの、予想の１１４億ドルには届かなかった。