東京証券取引所は１３日、日産自動車に対し、カルロス・ゴーン前会長や一部の管理部署に人事・報酬の権限が集中していたことなどが企業行動規範の遵守すべき事項に違反しているとして、改善措置を記した報告書の提出を求めた。提出期限は２７日まで。

ドイツ連邦統計庁が発表した５月の消費者物価指数（ＣＰＩ）改定値は、欧州連合（ＥＵ）基準で前月比０．３％上昇、前年比１．３％上昇だった。

キリンビール傘下でクラフトビールを手掛けるスプリングバレーブルワリー（ＳＶＢ）は１３日、月額２４９６円（税込み）で好きなクラフトビールを１日１杯飲めるサービスを東京・銀座で始めると発表した。月額課金制にすることで、近隣で働く会社員がクラフトビールを気軽に飲めるようにする。

オーストラリア連邦統計局が発表した５月の雇用統計は、失業率が５．２％で横ばいとなった。

金融業界団体のアジア証券業金融市場協会（ＡＳＩＦＭＡ）は、中国は貿易戦争が激化して金融業界に波及することになっても、米金融機関の市場アクセスを制限すべきではないとの見解を示した。

欧州委員会は１２日、各国政府はユーロ圏の統合深化に向けた取り組みを改めて推進すべきだとし、特にほとんど進展していない預金保険制度の創設に言及した。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比８８円８１銭安の２万１０４０円９１銭となり、続落した。前日の米国株市場で主要３指数やフィラデルフィア半導体指数などが下落した流れを引き継ぐ形で売りが先行している。幅広い業種が売られており、石油・石炭、鉱業、機械などが値下がり率上位となっている。

米国株式市場は小幅安で取引を終えた。利下げ観測の高まりから銀行株が下落したほか、エネルギー株も原油価格に連れ安した。また米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を来週に控え、持ち高調整の売りも出た。

ニューヨーク外為市場では、トランプ米大統領が米中通商合意について楽観的な見方を示したことを受け、ドルが上昇した。

米連邦航空局（ＦＡＡ）の報道官は１２日、墜落事故を受け３月から運航停止となっている米航空機大手ボーイングの７３７ＭＡＸについて、運航再開に向けた日程は決まっていないと述べ、１２月までに再開されるとしたブルームバーグの報道を否定した。