東京株式市場で日経平均は小反落した。パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の議会証言を前に手控えムードが強く、２万１５００円台を中心に方向感なく推移した。朝方に安く始まった後、為替の円安を支えにプラス転換したが、ドル／円が１０９円台に乗せきれずに失速。上海株の弱含みも眺めて日経平均は再びマイナス圏に沈んだ。ファナックなど設備投資関連株の下落も重しになった。

コンコルディア・フィナンシャルグループ傘下の横浜銀行と千葉銀行は１０日、業務提携することで基本合意したと発表した。Ｍ＆Ａ・事業承継、シンジケートローン組成や海外拠点の相互活用など法人部門のほか、相続関連業務などの個人部門、人材育成で連携する。

フランス中銀のビルロワドガロー総裁は９日、汎欧州のリテール決済システムを構築し、米中のライバルに対抗すべきだと主張した。

正午のドル／円は、ニューヨーク市場午後５時時点（１０８．８４／８７円）に比べ、若干ドル高／円安の１０８．８８／９０円。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比６５円６９銭安の２万１４９９円４６銭となり、反落した。その後はやや下げ幅を縮小している。ドル／円が１０９円付近まで強含み、支援材料となっている。前日の米国株市場でフィラデルフィア半導体指数が上昇したことを受け、東京エレクトロン など半導体関連の一角が小じっかり。業種別では、鉄鋼、海運、その他製品などが安い。情報・通信、鉱業などは買われている。

今年のプロ野球開幕戦、球場に足を運んだ東北楽天ゴールデンイーグルスのファンは、それまで経験したことがないような「不便」な状況に出くわした。食べ物や飲み物を売るスタンドが、現金を受け付けなくなったのだ。

＜為替＞　終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が３週間ぶりの高値に浮上。投資家は１０日のパウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の議会証言や６月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の議事要旨待ちとなっている。

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が３週間ぶりの高値に浮上。投資家は１０日のパウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の議会証言や６月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の議事要旨待ちとなっている。

全米２３州の州知事らは９日、トランプ政権が先に示した燃費基準の凍結案への反対を表明するとともに、政府に撤回を求めた。

仏財務省は９日、仏政府は欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁に就任する国際通貨基金（ＩＭＦ）のラガルド専務理事の後任について誰を支持するかはまだ決定していないと明らかにした。イングランド銀行（英中央銀行）のカーニー総裁の起用でドイツと合意していないとし、独紙の報道を否定した。