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ニュース見出し
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2011-5-13 0:00
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見逃されている原発事故の本質(東日本大震災 立ち上がれ!モノづくり大国)
福島第1原子力発電所(原発)事故の被害者に対する賠償問題で、5月10日、政府は「事前に上限を設けずに賠償を実施すること」など、支援の前提となる6項目の確認事項を東京電力(東電)に提示し、11日、東電はその受け入れを正式に表明した。これにより賠償の枠組みが決着し、東電は国家管理のもとで再建に動き出した。この確認事項は、電気料金の値上げを最小限に抑えつつ、被害者への賠償責任を東電が貫徹することを前提としている点において、一定の評価を与え得る。
しかし今後、この議論を広く進めるに当たって、課題が2つある。1つは「今後も電力事業を地域独占のままに保っていいのか」という課題。もう1つは「この原発事故の原因の本質は何か」という課題だ。
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2011-5-13 0:00
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災害大国だから育まれた「カイゼン」と釜石の奇跡(御立尚資の帰ってきた「経営レンズ箱」)
妙な言い方だが、今回の震災は、本当にさまざまなことを考えさせられる機会となった。
「3・11」からすでに2カ月が過ぎたが、風評被害をどう極小化していくか、といった問題から、リーダーシップ論まで、いろいろなことについて、それまでとは違った角度から考え、議論し続けている。というわけで、もう1回、震災にまつわるコラムになりますが、どうかご容赦のほど。
さて、防災の世界では、被害地震という言葉がある。死者・行方不明者50人以上の地震を指すのだが、日本ではどれくらいの頻度で起こっているか、ご存じだろうか。文部科学省のデータによれば、きちんとした統計が残っている1800年以降、2009年までの210年間で、実に34回の被害地震が発生した。
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2011-5-13 0:00
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第6回「今日よりも良い明日を」(4月3日)(写真が語る東日本大震災 記者が見た現場)
今日がだめでも明日がある。明日がだめでも明後日がある。こう信じ、津波が直撃した店舗を休まず開き続けた不屈のディーラー、石巻トヨペット。自宅が全壊した社員も、臨月間近の身重の社員も、笑顔を絶やすことはない。
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2011-5-13 0:00
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陸前高田市を“陸前高田ソーラー発電株式会社”に(宮田秀明の「経営の設計学」)
被災した三陸の臨海都市は様々だ。水産業や製造業を中心的な経済基盤とする比較的規模の大きな都市がある一方で、ほとんど産業らしきものがない都市も多い。後者の都市に対しては、より大胆な未来都市の青写真を描くことができるのではないかと思う。
例えば陸前高田市は人口2万人余りの市で、観光と農業を中心的産業にしていることになっている。しかし、農業従事者は1000人余りで、従事者の平均年齢は69歳である。建設業・製造業従事者が合わせて約3700人で、小売業・医療・福祉などのサービス業従事者が4000人ぐらいになる。高齢化が進んでいて、一番人口の多い年齢は62歳で450人ぐらいだ。一方、24歳の人は50人ぐらいしかいなくて、これは93歳の人の人口より少ない。
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2011-5-13 0:00
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パパママ薬局の限界(時事深層)
東日本大震災で調剤薬局が被災。薬の流通に支障を来した。個人経営が多く、営業の継続やスムーズな再開は難しい。非常時にも医薬品を供給できる薬局の組織力強化が急務だ。
「薬局がもっと組織化されていれば、薬の流通はスムーズだったろう」。岩手県大船渡市で医薬品不足に悩まされた阿南英明医師はこう振り返る。災害派遣医療チーム、日本DMATの活動を統括してきた医師だ。
津波で大きな被害を受けた大船渡市で阿南医師が直面したのは、地元開業医が必要な医薬品を入手できずに苦労する医療現場だった。
岩手県山田南小学校にアインが設置した仮設薬局に多くの医療チームが薬を求めて訪れた
その原因の1つが、調剤薬局の機能不全だ。
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2011-5-13 0:00
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自動車販売、体力勝負に(時事深層)
震災による生産停止で、販売店は顧客のつなぎ留めに走る。「車検費用負担」「キャッシュバック延長」など、メーカーも支援。本格的な生産回復までどう耐えるか。体力勝負が続いている。
「電話もメールも絶対にダメだ。直接、顔を見て詫び状をお渡しして、状況を説明してこい」
富士重工業の販売会社、東京スバル営業本部長の箱田秀治常務は、販売店の店長たちに厳命する。3月11日の東日本大震災による生産停止で納車が滞っており、販売の最前線は、納車待ちの顧客への対応に追われている。
自動車業界を揺るがした震災発生から間もなく2カ月となるが、なお調達困難な部品が残り、メーカーは低水準の操業を余儀なくされている。
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2011-5-12 0:00
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最終話 企業の公共性とステーク・ホルダーの擁護(草野耕一のあまり法律家的でない法律論)
(前回から読む)
M&Aは企業の公共性やステーク・ホールダーの擁護に悪影響を及ぼすものか。及ぼすとしたら、M&Aに備わった価値創造機能(8話参照)を損なうことなくこの悪影響を排除するにはどうしたらよいか。これらの問題を考えることが今回のテーマである。最初に、企業の公共性について話し、後にステーク・ホルダーの擁護について話す。
企業の公共性とは何か
このコラムにおいて、企業の「公共性」とは、経済学で言うところの「外部性(externality)」、すなわち「市場での取引を通じることなく別の経済主体の効用関数または生産関数に影響を与えること」を意味する(※1)。この点の理解が曖昧であると公共性をめぐる議論に無用の混乱が生まれる。
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2011-5-12 0:00
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火力発電の稼働率引き上げが当面の現実解(明日と将来の電力システムを考える)
東京電力福島原子力発電所の事故によって、「安全、安価で地球に優しい」という原発神話が崩れ去った。
原発危機は、生命と社会の安全を揺るがす事態を招いたからだ。原発危機の発生とその対応プロセスが我々に問いかけた問題は、個人の生活様式、社会の在り方、企業の行動規範を含めて広範にわたる。今、休止原発の再稼働は社会的に許される状況にはない。
日本の電力は、火力発電が全体の65%弱を、原子力発電が30%弱を賄っている。火力発電の稼働率(設備利用率)は30%程度だ。IAEA(国際原子力委員会)の試算では、ピークに備えた火力発電の稼働率を20%上げれば、今回の電力不足分はほぼ賄える状況だ。
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2011-5-12 0:00
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「人のため、被災地のため」と思う人が陥る自覚なき勘違い(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
「自分より日本のことを考えて滑った」と言う安藤美姫選手がフィギュアスケートの世界選手権で優勝し、「誰かのために戦う人間は強い」と選手会長の嶋基宏選手が語った東北楽天ゴールデンイーグルスは、本拠地・宮城スタジアムでの開幕戦で見事な勝利を収めた。
「最近の若い人たちって、すごいなぁ」と素直に思う。だって「誰かのために」なんて気持ちが私に芽生えたのは、ずいぶん大人になったからだったように思うから。
「日本のために〜」
「誰かのために〜」
私が20代のころには、めったに発することのなかった言葉だ。自分がどうにかなりたいために働いたし、自分の能力を高めたい、とか、自分の能力を発揮したい、とか、根拠のない自信に支えられ、大いに“若気の至り”を満喫し、20代を突っ走っていた。
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2011-5-11 0:00
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地域復興に欠かせない6人の存在(横田尚哉のFAで考える日本再生)
東日本大震災の被害は甚大だ。それだけに地域の復興は容易いものではない。特に社会資本の整備は急がなければならない。社会資本は、人の復興、企業の復興、産業の復興に共通する基本的な土台になるからである。
広範囲に渡るからと、部分に分けて、それぞれの最適化を個別に行なっていては、バラバラの復興になってします。部分最適の前に、「全体最適を如何に図るか」が地域復興のキー・ポイントになる。
そのためには、どのように考えていけばいいのか。どういった人たちが関わっていかなければならないのか。地域づくり、国づくりの観点から、地域復興を論じたい。
地域を復興するためのチームとは
復興は、チームデザインで行なうべきである。
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2011-5-11 0:00
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すべての戦略はインテリジェンスに通ず(明治の男に学ぶ中国古典)
『孫子』という古典には、一つ奇妙な謎があります。それは全十三篇で成り立っている最後に「用間篇」、つまりスパイの活用法が置かれていることなのです。
書物の終結部分といえば、一般的には内容の結論や、最も胆となる記述が来るところ。もちろん諜報は重要な活動ですが、では全編の追尾を飾るに相応しいものなのか、といえばやや首をひねらざるを得ません。
一つ前の十二篇目「火攻篇」後半には、全体の結論といえる記述が置かれているため、「『用間篇』は番外編のような形で最後に置かれたのではないか」といった解釈もなされたりしました。確かに諜報の話は、全体の内容からはやや独立した趣があるんですね……。
ところが、1972年に山東省にある銀雀山漢墓という遺跡から発見された竹簡『孫子』には、「用間篇」が十二篇目に、「火攻篇」が十三篇目に配当されていました。
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2011-5-11 0:00
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第29話「団さん。決算の数字が変なんです」(熱血!会計物語 〜社長、団達也が行くseason2)
前回までのあらすじ
シンガポールのMTCラボに赴任した沢口萌は、MTCのCFO、細谷真理と一緒に、原価計算システムの構築に奔走していた。
MTCの主力製品である「K01」は自動車メーカーからひっぱりだこで、大量の受注残を抱えていた。しかし、電気自動車の電池の技術は日進月歩で変わり、K01の製品としての寿命は、当初の予定よりずっと早くなる気配だった。
リンダは、達也と組んでK01のアジアでの製造と販売を考えていた。しかし、達也はリンダのいる中国では、製品を製造しないと決めていた。リンダはそのことに大きな不満を持っていた。
そんなリンダのもとに、UEPCのCEO、マイケル・ウッズから電話が掛かってきた。
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2011-5-11 0:00
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日本酒への輸入規制を強める欧州・中国(東北の地酒を絶やすな!〜被災した酒蔵の復興への一歩)
欧州諸国は日本の食品に厳しい規制を課す
「ウチはまだ数量が少ないので被害は軽微ですが…」。山形県の地酒『米鶴』を造る米鶴酒造の梅津陽一郎社長がこう案じているのが、風評被害の大きい輸出ビジネスだ。
ここ数年、和食ブームとともに日本酒は海外市場を拡大してきた。リーマンショックが癒えた去年の秋あたりからは、定着しつつある手応えを感じ始めていた。しかし、震災以来、福島第1原発事故の放射線漏れの影響で、各国の対応は日に日に厳しくなって来ている。
農林水産省の発表(5月2日付)によると、マレーシアやベトナム、中東各国のように、東北地方の食品に限らず、47都道府県のすべての食品に対して、何らかの輸入規制をしている国が少なくない。
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2011-5-11 0:00
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大震災で消費者同士がつながった〜実感した「マーケティング3.0」(マーケティング・ゼロ)
震災から2カ月。ゴールデンウィーク中にいくつかの被災地に行きましたが、被災の度合いや、地域によって復興に向かっての大きな差が見られるようでした。また、あまり報道されていないエリア、たとえば岩手北部の野田村。悲惨な状況でしたが、若いボランティアの人たちが明るく頑張っていて、とても印象的に残りました。
今回、行くきっかけになったのは、「祭りくまもと東北応援隊」という企画。遠い熊本の人たちが、地元の祭りを連れて被災地を訪れ、現地の高校生による祭りチームと合同公演するというものです。仙台市、気仙沼市、大船渡市、釜石市、北上市、雫石町(避難所)、野田村、八戸を3日間でまわる強行軍でしたが、見ているおばあちゃんや子どもたちの笑顔がその疲れを吹っ飛ばしてくれました。
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2011-5-11 0:00
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世界の親が公文式に熱狂する理由(新ローカリゼーションマップ)
インド経済の潜在力を語るとき、12億人という人口だけでなく、数学の力がよく引用される。学校で九九にとどまらず19×19まで覚えさせるというエピソード。11×11以上は計算機を使うか筆算するものと思い込んでいる日本人にとって、それは脅威と映る。かように学力は目に見えない国力としてオーラを放つ。
それがために、経済協力開発機(OECD)の学力テストでフィンランドが総合で上位になると、かの国の教育システムに注目しはじめる。公用語を英語にしたシンガポールに対するトピックも同様だ。
教育は常に関心の的だ。特に産業力や経済的繁栄との関係で捉えられる。しかし、ここ10年、OECDの学力テストでベスト10に入っているのはG8で日本とカナダだけだ。
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2011-5-11 0:00
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第1回 非常時に「現場」が見せた底力(震災が浮き彫りにした「強い企業」の条件)
未曽有の危機をもたらした東日本大震災の発生から、2カ月が経過しようとしている。震災の被害はあまりにも大きく、日本はまだ復興という未来が見通せる状況にない。だが多くの人々が奮闘努力し、復興に向けた歩みを始めているのもまた事実だ。
今回の災害への対応に関して、特に目立つのが企業やボランティアなど民間セクターの奮闘ぶりである。被災の規模があまりにも大きく、政府や自治体の手が回りきらない状況下で、民間セククターの活動は復旧・復興に向けた大きな推進力になっている。
人間の真の実力は逆境時に現われる。この点は企業に関しても同様であろう。試練に立ち向かう力を持つ企業こそが、真に強い企業だ。そして今回の大震災は、真に強い企業の条件を浮き彫りにした。
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2011-5-11 0:00
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環境変化による“ドツボ病”の内面支援を!(鈴木義幸の人を動かす問いの力)
仕事をしていると、ほぼ誰もが「トランジション」というものを経験します。「ある場所や立場から、別の場所や立場へ移る」ことですね。部署の異動、昇進、子会社への出向、そして海外駐在など。
この春にトランジションを経験されたばかりという方も多いでしょう。
でも、すんなり新しい環境や立場になじむことができる人がいる一方で、なかなか新天地に適応できずに悩んでいる(悩んでいそうに見える)人もいることと思います。そこで今回は、トランジション直後の人びとに「問い」を投げかけることの効果について、お話ししたいと思います。
「いざ新天地」で、3つにわかれるパフォーマンス
トランジションするということは、その日を境にして「かつての環境」と「新しい環境」が存在することになるわけです。
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2011-5-11 0:00
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第5回 「その声を未来につなぐ」(4月1〜2日)(写真が語る東日本大震災 記者が見た現場)
南三陸の防災庁舎で最後まで避難を呼びかけ続けた職員がいた。職責への使命感とともに、迫り来る津波に押し流されるときの無念さを我々は忘れてはならない。
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2011-5-11 0:00
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大田区、受注好調の憂鬱(時事深層)
東日本大震災の余波で、大田区の町工場に特需が起きている。だが、経営者たちは「空洞化が加速する前触れ」と浮かぬ顔。その背景には、大企業の海外調達比率の拡大がある。
「部品メーカーの東北や北関東の生産拠点が稼働停止したことで、発注が大量に回ってきた」。東京都大田区にある自動車部品メーカーの社長は複雑な表情でこう打ち明ける。
その表情が浮かない理由は、東日本大震災で甚大な人的・物的被害を受けた被災地への遠慮だけではない。
この社長が大田区の周辺企業に聞いたところ、寄せられた大量の注文すべてをこなすことができず、中国など海外のメーカーに発注が流れてしまったケースが少なくないという。
「いったん海外部品で大丈夫という実績ができれば、その仕事は二度と国内に戻ってこない恐れがある。
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2011-5-10 0:00
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電力会社は福島の事故を機に発想の大転換を図れ(明日と将来の電力システムを考える)
今回、「クリーン・エネルギーはダーティ・エネルギー」に一瞬にしてなり得ることを福島第1原発は示した。事故が起こらなければ温暖化ガスが発生しないという意味でクリーンだが、いったん事故が起こるときわめてダーティになる。しかも長期にわたって尾を引き、そう簡単に決着がつかないことを世界中に示した。また同時に、我々一般大衆は、放射能に関してきわめて無知であることもよく分かったのである。このような非日常の事態に対してほとんど判断のよりどころを持っていない。
今回の事故は起ってほしくない時に起こってしまった。「再生エネルギーと比べて規模、安定性、コストの面からやはり原子力エネルギーは有利である」「今後、地球温暖化防止のため重要な役割を果たすべき」という世界的なコンセンサスが出来上がりつつあった、まさにその時期にきわめて厄介な難問を世界は突き付けられた。
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