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ニュース見出し
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2011-10-3 0:00
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日本が世界の未来を変える(特集の読みどころ)
最近、「ジャパナイゼーション(日本化)」という言葉が米欧のメディアにも頻繁に登場するようになりました。
2008年9月のリーマンショックから3年が経過し、世界経済に再び暗雲が垂れこめてきたにもかかわらず、金融危機と需要急減に対応した巨額の財政出動によって、ギリシャをはじめとする欧州諸国だけでなく、米国も含めた先進国が財政難に見舞われています。すでに金融政策でも打つ手は乏しく、世界経済が二番底はおろか、「リーマンショック2」に陥ってしまうのではないか、という懸念まで台頭し始めました。
こうした危機に米欧の政治指導者が十分な対策を取れていないという現実は目を覆うばかりです。世界はまるで日本の「失われた20年」を後追いするかのように、衰退の道を歩むのではないか。
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2011-10-3 0:00
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大王製紙に見る企業の“不統治”(時事深層)
大王製紙創業家の3代目が子会社から借り入れた84億円の使途は不明のままだ。同社に起きた事件は、経営者個人の問題として切り捨てられない。第三者的な立場の社外取締役・監査役をうまく活用している企業は多くないからだ。
9月16日、業界3位の大王製紙で、井川意高・前会長(16日付で辞職)がグループ会社から総額84億円を個人的に借り入れていたことが発覚した。井川氏は、佐光正義社長に促されて会長職を辞任したものの、多額の貸付金の使途は不明のままだ。井川氏の父である元社長の井川高雄・最高顧問が弁済を申し出たため業績に影響はないという。47歳の井川氏は、今年6月末に社長から会長に就任したばかりだった。
今回の騒動の原因は、一義的には、創業家3代目という立場を乱用した若き経営者のモラル欠如にあるには違いない。
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2011-10-2 0:00
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原発立地をめぐる利権と電源三法(原発は何処から、何処へ)
(前回から読む)
原発事故の発生以降、福島には電力供給を負担させられてきた東京への怨念のような感情が渦巻いている。7万人もが、未だに生活を破壊され、避難をしているのだから……。一方、東京側には、原発のある地域は経済的利益を得てきたではないか、という暗黙の反感が巣くう。沖縄の基地問題と似た根の深い問題が、そこには横たわっている。
とはいえ、放射線被害がどこまで拡大するか予想もつかない状況に至り、電力供給と多大なリスクを「お金」で調整しようとする発想は、もはや立ち行かなくなった。
もう一度、問い返したい。なぜ、福島県や新潟県、福井県などに原発は集まったのか。
原発誘致を、やや俯瞰してみると国土開発、産業インフラ整備における中央と地方の長きにわたる桎梏があることに気づく。
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2011-9-30 0:00
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「農漁業、今こそ6次産業化を」(ニュースを斬る)
政府が、本格的な復興予算となる2011年度第3次補正予算案の編成に動き出した。復興増税に積極的とされる野田佳彦政権が誕生し、復興財源を巡る議論も活発化してきた。毀損した被災地のインフラ、経済をどのように立て直し、そして財源はどうあるべきなのか。元財務事務次官でみずほ総合研究所理事長の杉本和行氏に聞いた。
(聞き手 伊藤正倫)
第3次補正予算案では港湾や道路などのインフラ整備が柱となりそうですが、被災地の経済をどう再生するかについてはビジョンが明確になりきっていない印象があります。
東日本大震災は、日本が抱えていたいくつかの問題点を前倒しで顕在化させました。エネルギー政策、少子高齢化を踏まえた都市のあり方、農漁業の再生などです。
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2011-9-30 0:00
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病院と介護施設の充実が日本経済を浮揚させる(成熟時代に突入した日本へのアジェンダ)
成熟した日本社会
日本はこの15年間ほとんど成長できずにきた。米英独仏といった日本と並ぶ先進国の中で、日本ただ一国だけが成長できないでいるのだ。
何も手をこまねいていたわけではない。15年間で230兆円にも上る財政政策を実施したし、ゼロ金利政策や量的緩和という金融政策もとった。できるだけのことはやった。しかし、これまでに実行した政策はすべて効果に乏しく、結局約1000兆円という国債残高と、金利操作をしても流動性コントロールの利かない“流動性の罠”状態だけが残った。
一方で、日本の人口減少と高齢化は2010年から急速に加速化していく。2010年から2020年までの10年間で総人口が444万人減る一方、65才以上の高齢者は650万人増える。
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2011-9-30 0:00
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震災は明治維新、終戦に相当する有事(宮田秀明の「経営の設計学」)
東北の一部の市町村を訪れて分かったことは、東北の地方公共団体はがれきの片づけは行ったものの、復興プランはまだ文章の段階に留めたままということだ。
市町村だけに復興を任せることは、ほとんど不可能なぐらい難しいと思う。人口4万人ぐらいの市を訪れると、「市の予算は年間130億円ですから、新しい用途に充当できるのはせいぜい5億円ぐらいです。復興を実行する予算は全くありません。おまけに市の職員は300人しかいませんから、復興を担当させる職員はせいぜい10人しかいません」といった答えを頂いてしまう。
こんな答えが返ってくる。こうしたこ状況のまま半年が経過した。必要なのは復興のための資金とプランだけでなく、プロジェクトマネジメントとプロジェクトチームなのだ。
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2011-9-29 0:00
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若者よ、動物的な本能はどこにいった?(そのまんまに訊け!東国原英夫・人生相談室)
前宮崎県知事の東国原英夫氏。2007年の宮崎県知事選に出馬し、下馬評を覆し見事当選。就任直後から県庁裏金問題や豪雨災害、口蹄疫被害など次々と災難が降りかかり、対処に追われる4年間を過ごし1期で退任した。今春、行われた東京都知事選に出馬。当初不出馬と見られていた現職石原慎太郎都知事が突如出馬を表明し、169万票を獲得しながらも次点に終わり、今は「無職」となった。
波瀾万丈・紆余曲折の人生。かつての「お笑い芸人」の顔を残しながらも、強烈な地方分権論を唱え続けるタフな政治家でもある。日経ビジネスオンラインでは、実績もありながら今なお評価が分かれる不可思議な存在である東国原英夫氏に、いま聞きたいことを募集します。
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2011-9-29 0:00
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走ることの本質とは?『BORN TO RUN』 〜なぜタラウマラ族は48時間ぶっ続けで走れるのか?(超ビジネス書レビュー)
世はランニングブームだ。今年2月に行われた東京マラソンには定員の10倍の33万人が応募。また皇居の周囲を走る人も増え、界隈の銭湯ではランナー向けのロッカーを用意するなど、風呂を浴びる以外のサービスの充実に力を入れているという。
深夜、イヤホンを耳に突っ込み、音楽を聴きつつタッタカ走っている姿を街中で見かけるのも最近では珍しくないほど、走りに魅惑されている人は多い。
しかしながら走ることで健康になるどころか膝、アキレス腱、ふくらはぎの故障を訴えるランナーも続出している。
人体は走ることに適していないのか?
『BORN TO RUN 走るために生まれたウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”』クリストファー・マクドゥーガル著、近藤隆文訳、日本放送出版協会、2100円
本書の著者もまた怪我に悩まされていた。
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2011-9-29 0:00
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今なお、すれ違う被災者と企業(ニュースを斬る)
今年4月に東日本大震災の被災地を取材し、「日経ビジネス」5月16日号に「すれ違う被災者雇用の現場」という記事を執筆した。
震災1カ月後にはすでに人材サービス会社を中心に被災者向けの就業支援活動が始まっていたが、求職者と求人企業のマッチングは難航していた。求人そのものは全国から多数集まるものの、被災者に効率的に届く仕組みがなかったのだ。
ある人材サービス会社が避難所を回って開いた無料の就職相談会には、相談者が1人も来ない日もあった。イベントそのものを周知する手段が少なく、昼間の避難所には働き盛りの年代の人々がほとんど残っていなかったためだ。震災後にはインターネット上に被災者向けの求人サイトが次々と立ち上がったが、キャンプ施設を転用した避難所の多くは、ネット接続環境が整っていなかった。
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2011-9-29 0:00
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優勝へ数%近づくための決断はこうして下された(城福浩の「ヒトとチームを鍛えるサッカー小論」)
(前回から読む)
Jリーグヤマザキナビスコカップは3月からスタートして8か月間を戦い抜く長丁場(今年は震災の影響で方式は変わっているが)。6月までのグループリーグを勝ち抜くと決勝トーナメントとなる。準々決勝と準決勝は各々ホーム&アウェイの2試合づつを行い、トータルスコアを競う。
ご存知のように3月頭からはJリーグが始まる。したがって、シーズン中の基本的な日程は、週末がJリーグ、水曜日がナビスコカップということになる。2009年はワールドカップアジア最終予選の年。代表の強化試合や最終予選が入っている週末はJリーグではなくナビスコカップが組まれている。
このため、代表選手がナビスコの試合では不在ということが多々あった。
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2011-9-29 0:00
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震災から半年! 日常が戻っても消えない“不安”の正体(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
「震災直後は、明らかに価値観が変わったことを実感できた。でも、変わったはずなのに、時間が過ぎてみると従来通りの日常が戻り、従来通りに仕事をしている。そのことが妙に、漠然とした不安をかき立てるんです」
「自分の中の『変わった』という実感が日々遠のいていって。ひょっとしたら自分は大きな社会の変化の波についていってないのではないかという気がして。芥川龍之介流にいえば、『ぼやけた不安』とでもいうんでしょうかね」
先日、企業の中間管理職の方たち数人と、いろいろとお話をさせていただいた時に、1人の男性がこうこぼした。
変わったはずなのに、変わっていない。うん、何となくだが、彼の気持ちは分かる気がする。
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2011-9-28 0:00
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ウェブで「完璧な翻訳」が!(ニュースを斬る)
「日本の機関投資家からの出資は仰げなかった。海外の投資家は決断が早く、出資額も大きい」
こう語るのは、人力翻訳サービスのサイトを運営するmyGengo(マイゲンゴ、東京都渋谷区)の代表であるロバート・ラングCEO(最高経営責任者)だ。
(写真:丸毛透、以下同)
2009年からインターネットを活用した翻訳サービスを始めた同社は、欧州のベンチャーキャピタル(VC)であるアトミコや米エンジェルファンドの500スタートアップスから525万ドル(約4億円)の出資を受けたという。アトミコに対してプレゼンしたのは今年6月のこと。そして9月中旬には、出資金が入金された。3カ月半という短期間での決断から実行まで移したことに、ラングCEOは驚いた。
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2011-9-28 0:00
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「原子力の父」の称号を背に狙った総理の座(原発は何処から、何処へ)
(前回から読む)
権力者にとって原発が魅力的なのは、導入すれば「経済成長」と「軍事力増強」の二兎が得られると映るからだろう。原発を造れば、大量の電力供給が可能になり、「豊かな生活」への「夢」が膨らむ。核兵器開発に必要な技術にも手が届く。
実際には技術的制御が難しく、放射線の危険がつきまとう。使用済み核燃料の処理方法は確立されておらず、莫大な設備投資が必要だ。原子炉の寿命が尽きたあとの廃炉まで含めれば、ライフサイクル・コストは高くつく。事故が起きれば、経済的前提は吹きとぶ。
それにもかかわらず、日本だけでなく、米国やフランスはじめ世界中で原発政策が推し進められてきたのは、核分裂エネルギーの途方もないパワーが権力者の欲望を刺激し、決定的な事故が起きるまでは「夢」が語り続けられるからだ。
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2011-9-28 0:00
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子ども手当の見直しに賛成? 反対?(NBO世論調査 [質問編])
政府は2011年度で子ども手当を見直し、2012年度から児童手当を復活させることを決めました。
児童手当に回帰することで所得制限が復活し、世帯主の年収960万円程度を基準に支給が制限されます。子ども手当の導入に伴って、年少扶養控除が廃止されていたこともあり、高所得者層の中には負担が重くなる世帯も出てきそうです。
所得制限なしで子育て世帯に現金を給付することは、少子化が深刻な我が国においては、社会全体で子どもを育てるという考え方を反映したものだという評価がありました。一方で、膨大な財政赤字を抱える中で、財源の裏づけがないばらまきだという批判もありました。
また、広範囲な子育て世帯に現金給付することが、本当に少子化対策、子育て支援として有効なのかという点も議論になっています。
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2011-9-27 0:00
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被災地に可憐に芽生えた新たな産業のカタチ(究極のサービス)
3月11日、東日本大震災に見舞われた南三陸町にある南三陸ホテル観洋。固い岩盤の上にあり、1階と2階は津波に襲われたが、5階にあるロビーのシャンデリアは一つとて落ちることがなかった。そして、そのときから宿泊客、地域住民、ボランティア、復旧作業員が寄り添い、復興に取り組む物語が始まった。
南三陸ホテル観洋の外観
4月から5月にかけて、私は日経ビジネスの瀬戸久美子記者とともに現地を取材、5月31日、日経ビジネスオンラインに、地震直後からの阿部憲子女将の孤軍奮闘ぶりを報告した。
ここにきても遅々として進まない復興への動きも重なり、現地の状況を確かめるべく、8月後半、私と瀬戸記者はそれぞれホテル観洋を再訪した。
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2011-9-27 0:00
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ユニクロ、語られない国内不振(時事深層)
海外展開を急ぐ同社の足元で、何が起きているのか。「ユニクロ」の国内販売が8年ぶりに前の期の実績を割り込んだ。国内市場での“伸びしろ”「ファッション」分野で苦戦が続いている。
「中国からインドにかけては有望な市場です。今後10年間で10億〜20億人が中産階級になる。アジアは10年後にはEU(欧州連合)のようになります」。カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正CEO(最高経営責任者)は、熱を込めて海外市場の可能性を語った。「ゴールドラッシュなんです。全員で掘りにいくしかない」。
9月14日、横浜市で開催された同社の事業戦略説明会の内容は「海外展開」ほぼ一色だった。
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2011-9-27 0:00
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「ゴム弾一発」でも内戦危機、ギリシャ(ニュースを斬る)
7月に決めたばかりの救済案が崩壊の危機に瀕し、デフォルトのリスクに直面するギリシャ。欧州のリーダーが取り組むべきは、危機脱却のための課題に優先順位をつけることだ。銀行の資本増強など喫緊の課題解決を優先すべきで、それらを長期的課題と混合してはならない。
カリフォルニア大学バークレー校教授のバリー・アイケングリーン氏が緊急提言する。
欧州がまたもや窮地に陥っている。わずか6週間ほど前に成立したばかりの新たなギリシャ救済案が崩壊の危機に瀕している。信認の危機がユーロ圏主要国の一部にまで飛び火し、ユーロの存続、ひいては欧州連合(EU)の存続が重大な岐路に立たされている。
残された時間は少ない
欧州の指導者たちは信認回復に向けて様々な提言を行っている。
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2011-9-26 0:00
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その会議「名称」が問題なのです(脱会議)
部 長:「なかなか業績が安定しないな。昨年よりも下降ラインをたどってる。どうすればいいんだ」
A課長:「今年はじめに取引を開始した製品カテゴリーが苦戦しています」
部 長:「だいたい、俺もアレが当たるとは思ってなかったんだよ。もっと差別化ができて売れる製品を探してこい。今の時代、何が売れるんだ」
A課長:「そうですね…。やっぱりエコじゃないでしょうか。環境に優しい商品が売れると思います」
B次長:「エコ、エコって言っても、どこの会社でもやってますよね。もっとニッチな市場を目指したほうがいいんじゃないでしょうか」
部 長:「どうすればいいんだ。このまま業績が不安定だと、来期はもっと苦しくなるぞ」
A課長:「分かりました。
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2011-9-26 0:00
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“小さな幸せを求める小さな消費”は日本をこう変える(マーケティング・ゼロ)
「そこそこの満足度を良しとする生活がいいなあ」という消費者が82.1%も存在していました。直近の博報堂生活総研の「震災前後の価値観変化ランキング」で第1位です。前年に比べて6.6%増加。リーマンショック以降の消費を控えるトレンドが、震災で決定的になり、トレンドから定着へと変化したようです。
「足るを知る」という日本固有の価値観が思い出されたのかという意味では、特に驚く結果ではありません。しかし、「そこそこの満足」とはどういうことだろうかと考えたときに、意外なことが見えてきました。
この調査で最も前年からのポイントを下げたのは、「従来の習慣や暮らし方を一新する生活」。全体で57.5%の支持ながら、前年比8.9%も減少しています。
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2011-9-26 0:00
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あなたの会社では、部長が課長の、課長がメンバーの仕事をしていませんか?(武田斉紀の「ブレない組織、ブレない生き方」)
実務能力を誇っていた人事課長の勘違い
「日本には、部長が課長の仕事を、課長がメンバーの仕事をしている会社が多い」──残念ながらこれまでに多くの企業を支援してきた私の実感だ。みなさんの会社ではどうだろうか。
具体的な事例をお話ししよう。以前、大手上場企業A社で、企業理念の再構築とともに、理念に沿った人材採用(理念採用)の支援をしたことがある。私の仕事は、採用面接に関わるメンバー(担当者)、人事課長、人事部長、担当役員、社長に、理念採用を理解してもらい、そのノウハウを伝えることだった。
そのため私は面接にも同席した。最初にメンバーレベルでの面接(応募者と2対1)があり、クリアすると課長面接、部長面接と進んでいく。
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