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ニュース見出し
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2011-11-15 0:00
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オリンパス、損失隠しの罪(時事深層)
オリンパスの不透明な買収は、過去の損失隠しが目的だった。歴代経営者が隠し続けた秘密を外国人社長に暴かれた形だ。信頼回復には、決算訂正や経営陣の責任追及などが急務だ。
「前回の発表は間違いだった。大変、不適切な処理をしてきた」。11月8日、東京都内で記者会見したオリンパスの高山修一社長は、硬い表情で一連の事態を説明した。
15年にわたる損失隠し?
同社によると、1990年代から投資有価証券などに損失が発生していたという。高山社長は会見で、「90年代の円高で業績が悪化したことが原因」としており、ここから類推すると、1ドル=79円75銭という当時の最高値をつけた95年4月頃が問題の発端ということになる。
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2011-11-15 0:00
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勝つチームマネジメントを野球とボートで考える(ワンページ・プレゼンの極意)
先日、巨人の球団代表が、親会社である同球団の会長によるコーチ人事介入を批判する記者会見を行なって大騒ぎになっている。恐らく長年権力を行使され、「もう、やってらんないよ」ということだろうが、巨人が現在抱えている問題とは、一コーチの人事介入といった、ある意味で表層的な問題なのだろうか?
少し前の話になるが、2008年の日本シリーズ第6戦をネット裏で観戦した。対西武で巨人が3勝2敗で迎えたこの試合で巨人が勝てば優勝という試合である。結果的には岸投手がロングリリーフの好投によって4−1で西武が勝ち、続く第7戦も西武が勝って優勝を果たすことになるのだが、ネット裏で試合を観戦しながら、私は野球を楽しむというよりは、組織論の課題を指摘する1枚のスライドをイメージしていた。
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2011-11-15 0:00
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運送業界のIT風雲児(逆転思考で勝つカイシャ)
佐賀県吉野ヶ里町に本社を置く運送会社、トワード。前身の創業は1941年。3代目社長の友田健治氏は「田舎の小さな会社でした」と1990年就任当時を振り返る。その後の「失われた20年」の間に、売上高を6倍の約50億円近くに伸ばそうとしている。その改革を辿る。
経費節減でサービス品質を向上
トワードのユニークな点は、運転データを解析し、一人ひとりのドライバーの運転方法を把握できる仕組みを確立した点にある。すべてのドライバーに滑らかな運転を徹底させることで、安全運転や燃費改善にもつなげる。目指したのはこのゴールだ。
トワードの物流センターに横付けされたトラック
安全運転や燃費改善をドライバー任せにすると、車種や車両の状態、積載状況や輸送ルートなど、運転方法以外の部分に責任転嫁することが多々あった。
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2011-11-15 0:00
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サイバーセキュリティのススメ〜“茹でガエル”になる前に(ニュースを斬る)
11月3日発表されたU.S Intellegence Report(米国情報報告書)によると、中国がサイバー・スパイ活動でダントツに活発な国であるという。2番目がロシアだ。この分野を長年追求してきたジャーナリスト、ジョセフ・メン氏の最新作『サイバー・クライム』は、その中国、ロシアを拠点に国際的に活動する凶悪なネット犯罪者の全貌に迫った作品だ。日本企業も格好のターゲットになっている。同氏に話を聞いた。
この4月、ソニーで大規模なハッキング事件が起きて、オンライン・ゲームのアカウント情報が1億人分以上もれた。これについてどう思うか。
ジョセフ・メン氏の最新作『サイバー・クライム』。
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2011-11-15 0:00
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シューカツ準備で単位が取れる大学!?(キャリア教育者の大学ぶっちゃけ話)
かつては「就職課」「就職部」、いまは「キャリアセンター」。キャンパスの内側と外側のつなぎ役でもある組織の職員として、複数の大学を渡り歩いてきた人物が、『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話 知的現場主義の就職活動』という本を初めて著した。
その著者が、本には収めきれなかったトピックについて、隔週ペースで綴っていく当連載。初回のコラムでは、大学中退者の増加問題を取り上げ、驚くほど大勢の読者に恵まれた。
今回は、そのフィードバック・コメントに対する思いを述べ、そして、大学生の学力低下が止まらない中、幾つもの大学で就職活動生向けのSPI(筆記試験と適性検査を組み合わせた選考ツール)対策講座が単位つきの正規科目となっている状況を紹介、考察する。
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2011-11-14 0:00
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証券界に迫る大再編の足音(時事深層)
法人部門の不振で大赤字の野村、大和に対し、メガバンクの買収観測がささやかれる。強みだった“総合証券”のモデルがコスト高を招き、袋小路に陥ったのだ。さらに、「東証・大証合併」によって中小証券でも、再編が加速するとの声が上がる。
「総合証券のビジネスモデルはもう限界ですよ」。大和証券グループ本社傘下の法人担当者は力なくつぶやく。
総合証券とは、日本がバブルの階段を駆け上がった1980年代に各社がこぞって目指した称号だった。証券の主要4業務、(1)委託売買(2)自己売買(3)引き受け(4)募集・売り出しの全免許を持ち、法人顧客から個人まで、あらゆる注文をこなせる。一時は40社以上の総合証券が乱立した。
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2011-11-14 0:00
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大相撲力士の待遇格差を経済学で分析(「気鋭の論点」)
11月13日、大相撲の九州場所が始まった。2011年初頭から大相撲の八百長問題が大きな話題になっている。十両力士らの間で勝星の売買・貸し借りに関するメールが見つかったからだ。関係する力士や親方の処分、不祥事による春場所開催中止など前代未聞の事態となった。
正常化に向けて努力する角界だが、そもそもなぜ八百長が起きるのだろうか。
この問いに答える形で、八百長の「合理性」について経済学的な議論が行われてきた。例えば中島隆信著『大相撲の経済学』(ちくま文庫)、スティーヴン・レヴィット/スティーヴン・ダブナー共著『ヤバい経済学』(東洋経済新報社)などでだ。
本稿では、こうした議論にゲーム理論や契約・組織の経済学の観点から分析を加え、八百長のインセンティブ(意欲刺激)をいかにコントロールするか論じてみたい。
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2011-11-14 0:00
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第11話「世間はどう思うかな。このコンプライアンスの時代に」(あの男の正体(はらわた))
(前回から読む)
「あなたにこんな話をしなくてはならなくなるとは。
正直言って、想像もできなかった。
いや、この正直言って、ていうのは僕の大嫌いなフレーズだったな。
でも、わかってくれるかな。この僕自身が、思ってもみなかったってことだけは確かなんだ」
社長室のソファだった。あの男が、一人の初老の男を前にして、沈み込んだ声で話していた。両方の肩をがっくりと落としている。心なしか、体もうつむき加減になっていた。
あの男の前に座っているのは、副社長の澤田慶介だった。入社はあの男よりも早い。5人がけソファの真ん中で、右肩を背もたれに乗せ、右腕から下を後ろ側に垂らしている。
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2011-11-14 0:00
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「テレビ会議」という愚行(脱会議)
「福岡の山田さーん、聞こえてますかぁ」
「はーい、こんにちは。聞こえてま〜す」
「札幌の水野さんはどうですかぁ」
「はーい。こちらも大丈夫でーす」
「名古屋の吉田さんもいいですかぁ」
「はいはい。大丈夫ですよ」
「はい。それでは回線、いいみたいですね。じゃあ、これから会議を始めます。よろしくお願いしまーす」
これはテレビ会議システムを活用した会議の幕開けシーンである。
「ついで参加者」や「せっかく参加者」
以前も書いたが、テレビ会議やビデオ会議、Web会議などは議論が深まらない会議の代表選手である。
テレビ会議は、遠隔地にいる人を会議に参加しやすくする環境を提供してくれる。
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2011-11-14 0:00
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山形の食材をふんだんに使用してイタリアン(美味しく応援。がんばろう東北! 今こそ食べよう東北の味)
無理なく長くできることで応援しよう! 被災地を少しでも応援するために、東京にある東北6県の郷土料理が食べられる飲食店とアンテナショップを紹介する東日本大震災支援プロジェクト「美味しく応援。がんばろう!東北 いまこそ食べよう東北の味」。
第19回は、山形編のラストとして山形県産の食材をふんだんに使用したレストラン「レストラン ヤマガタ サンダンデロ」を紹介する。場所は前回ご紹介した山形県アンテナショップ「おいしい山形ショップ」の2階だ(前回記事)。
「おいしい山形ショップ」が2年前にオープンする際、山形県庁から「山形にあるレストランの支店をその2階に併設したい」との要望があって公募を実施。
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2011-11-14 0:00
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「チョコレート」と職場の相性はバッチリ(マーケティング・ゼロ)
B to B、 B to C、 いやいやC to Cと、マーケティングの構造に関する議論も多いのですが、マーケティングの基本は、いつの時代も消費者の心を動かして、ブランドへの好感をつくることに変わりはありません。それどころか、そうでなければビジネスは成立しない時代に突入したような気がします。
この構造を見ていて、お気づきと思いますが、ベクトルが一方的。マーケティング・コミュニケーションの方向がまるで変化していないのです。消費者にどういう情報を与えればいいのかという考えに固定している。消費者は、既に自立しているということが理解されていないのでしょうか。
インターネットの普及はもちろんですが、人と人のつながり、絆が思いのほか浮上してきた状況を考えると、マーケティングも新しい構造をつくらなければならない時に来ているのです。
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2011-11-14 0:00
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TPPで心配すべきは、日本政府の交渉力(武田斉紀の「ブレない組織、ブレない生き方」)
早目に交渉に参加しても、主張できなければ意味がない
野田佳彦首相は10日予定していた記者会見直前になって、表明を1日先送りしたものの、事前の宣言通り、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の方針を打ち出してAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に臨んだ。
推進派、反対派の議論は「参加」「不参加」に加え、「時期尚早」という“先送り”の三択だったように思う。だが一旦「不参加」と結論づけても、中国や韓国など主要国が参加したらいつまでも突っぱねているわけにいかなくなる。となれば詰まるところは、「いつ参加するのか」という時期の問題ということになる。
重要なのは時期なのか。私にはいずれの時期に参加するにせよ、この政府が「しっかりとモノを言えるのかどうか」の方が気になってしょうがない。
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2011-11-14 0:00
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ポストBRICs、「VIP」経済圏(特集の読みどころ)
米ゴールドマン・サックスのエコノミスト、ジム・オニール氏が「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)」なる概念を提唱したのが2001年11月です。
それからちょうど10年が経ちました。今号の特集では「ポストBRICs」の有力候補として、「VIP」を取り上げてみました。ベトナム、インドネシア、フィリピンの頭文字をつないだ造語です。
「要人」を意味する「VIP(Very Important Person)」に引っかけているわけですが、日本にとってはこの3カ国はいずれも「Very Important Partner(極めて重要なパートナー)」になる可能性を秘めています。
「VIP」の一角を占めるフィリピンの首都マニラ。
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2011-11-14 0:00
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格付け会社なんか、もういらない?(たかが格付け、されど格付け)
最初に断わっておくが、筆者は別に格付け会社援護派ではない(そんな派があるとしたらの話だが)。だが、ときどき格付けを取り上げる。それは、格付けが当節重要性を増す一方の「信用リスク」という要素と密接不可分であるからだ。また、そうであるにもかかわらず依然として誤解や偏見が甚だしいからでもある。
ジョセフ・E・スティグリッツは、金融はもはや「貨幣」を中心に動いているのではなく「信用」こそがカギであるとした。そして、銀行やその他の機関が信用度をどのように評価するかを理解することの重要性を説いた。この重要性は、国家の信用が揺らぐような事態が続出しているいま、いっそう高まっている。
しかし、その信用度を評価するための「雑駁だが簡単便利な道具」としての格付けの意義を理解する人は少ない。
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2011-11-11 0:00
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大船渡市と陸前高田市の復興計画は同じではいけない(宮田秀明の「経営の設計学」)
津波は水の波Water Waveである。
「先生の専門は何ですか?」と聞かれて答えに窮することが多くなってきた。船、波、電力システム、東北復興と仕事の幅が広がってきたからだ。ただし、いちばんの専門はWater Waveかもしれない。学士院賞・恩賜賞を頂いたのも波の研究に対してだった。
J.J.ストッカーが書いた「Water Waves」という本がある。水の波に関する世界標準の参考書になっている古典である。私も大学院生になった時、友人と一緒に勉強した。
この教科書に「船がつくる波は線形分散波だ。だから、船がつくる波もアヒルがつくる波も同じだ」と書いてある。これは大きな間違いであることを明らかにしたのが、学士院賞を頂いた私の研究内容である。
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2011-11-11 0:00
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「横浜売却」だけで済まない窮状(時事深層)
横浜ベイスターズを巡り、注目が集まる親会社のTBSとDeNAの球団売却交渉。2年連続の身売り騒動は、球界全体が置かれた緊急事態を物語る。球界が抱える課題は根深く、再興には意思決定や収益モデルの変革が欠かせない。
「横浜と千葉が俎上に載っている」
今夏、プロ野球関係者の間に広まった球界再編への懸念は、一気に現実味を帯びようとしている。
子会社の横浜ベイスターズの球団譲渡を探る東京放送(TBS)ホールディングス。昨年の住生活グループに続いて、今年は携帯電話向け交流サイトの運営会社ディー・エヌ・エー(DeNA)との大筋合意に至った。
楽天など一部オーナーの間にはDeNAの新規参入に異を唱える声もあるが、大勢としては同社を迎え入れる方向だ。
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2011-11-11 0:00
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「成長論」から「分配論」へ移行しなければならないもう1つの理由(成熟時代に突入した日本へのアジェンダ)
これまで本コラムでは、日本が経済成長を図ることが構造的に難しくなってきたことを指摘して来た。それをふまえて、成熟段階を迎えたこれからは“手元にあるものをより賢く分配する”という分配論によって、豊かな生活と安定した社会を目指すべきであると提起した。この主張は主として、人口の減少、高齢化の急速な進展、主力産業の競争力低下、財政余力の限界、金融・財政政策の効力の消失など、マクロ的視点からの分析とアプローチによる結果であった。
今回は「分配論」を基軸にした政策の必要性について、国民の日々の生活や所得の実態というミクロ的なスコープから検証してみよう。
戦後日本は分配論を基に“一億総中流”を実現した
戦後日本社会の最も際立った特徴だと言われたのが“一億総中流”という分配形態である。
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2011-11-11 0:00
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後藤新平の処世訓と国家戦略会議への期待(御立尚資の帰ってきた「経営レンズ箱」)
「3・11」後、関東大震災からの復興計画への興味が高まり、あちこちで後藤新平という名前を見聞きするようになった。
後藤新平は苦学して医師となり、その後、台湾総督府民政局長、南満州鉄道総裁、逓信大臣、外務大臣、東京市長などを歴任。1923年9月1日に発生した関東大震災の翌日に成立した第2次山本権兵衛内閣の内務大臣兼帝都復興院総裁として復興案の立案に当たった。
興味を引かれたので、『後藤新平:外交とビジョン』(北岡伸一著、中公新書)を手始めに、後藤新平に関する本をいろいろと読んでみた。
『時代の先覚者 後藤新平 1857-1929』(御厨貴編、藤原書店)
『後藤新平 日本の羅針盤となった男』(山岡淳一郎著、草思社)
『後藤新平伝 未来を見つめて生きた明治人』(星亮一著、平凡社)
『決定版 正伝後藤新平』(鶴見祐輔著 藤原書店)
といったあたりだ(最後の正伝は、全8巻の大著。
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2011-11-11 0:00
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商社の“夏”は終わるのか(記者の眼)
まさに“絶好調”の様相を呈してきた大手総合商社の業績の雲行きがにわかに怪しくなってきた。ギリシアをはじめ、欧州各国の財政危機に始まる世界景気の先行き不安から、各社は業績見通しに対して、軒並み慎重姿勢をとる。
業績そのものへの影響は現時点では限定的と言える。ここでの影響と言えば、東日本大震災後の株安によって、保有する上場株式など有価証券の評価損が発生した点だろう。既に大手商社の収益源は輸出入や商品取引による、いわゆる「口銭」から事業会社への投資へと移行しており、商社というよりも投資会社としての色合いが強い。例えば三井物産の場合、評価損が2011年9月中間期で360億円のマイナスを計上している。
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2011-11-11 0:00
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“原発輸出”再開の愚(ポストFUKUSHIMAの経営論)
3.11東日本大震災後の東京電力福島第1原子力発電所の事故は経済のみならず、社会の風景を変えた。「原発安全神話」が崩壊して電力調達問題が喫緊の課題として浮上、折からの円高と合わせて産業の空洞化への懸念も広がる。再生可能エネルギーへのシフトは自明の理だが、既得権益の壁にぶつかり、新市場創造への道は険しい。対処能力を欠いた民主党政権は“霞ヶ関”の軍門にくだり、政治が迷走する中で、東北や首都圏の約4000万人の住民は爆発した原子炉から飛散した放射性物質に怯えながら暮らしている。日本人も企業も抜本的な思考や価値観の変革を求められている。未来を見据えながら、激変する経済社会のうねりをマネジメントの視点から論じる。
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