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ニュース見出し
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2012-2-3 0:00
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世界で最も速く凋落する日本(成熟時代に突入した日本へのアジェンダ)
前2回で、欧米においても、日本においても、国家金融資本主義が限界を露呈しつつある現状について説明した。国民経済は困難に直面している。政府や銀行が、国民経済の実力以上に信用を膨張させて、経済を拡大しようとしても、うまくはいかない。早晩「ダウト」の声が上がり、そうした虫の良い政策は破綻をきたしてしまう。そのメカニズムを確認した。
多様な市場参加者がウォッチしているため、欧米ではダウトの声が早い段階で上がる。2011年夏のアメリカ国債のデフォルト危機、昨年以来今も続いているユーロ危機がそれである。
いっぽう日本では、政府の管理下にある銀行が政府と一蓮托生になって、延々と国債を購入・保有し続けている。
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2012-2-3 0:00
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トヨタ源流企業の静かな挑戦(記者の眼)
昨年12月に開かれた東京モーターショー。華やかな完成車メーカーのブースに挟まれるように、多くの自動車部品メーカーがブースを構えていた。歯車やシリンダーなど一見すると地味ながらも、各社の技術陣が全力で開発した部品が紹介されている。そのなかで、一風変わったEV(電気自動車)が見つかった。白い車体に青を基調にしたデザインの商用車は「e-Porter(イーポーター)」と書かれている。出展者は豊田自動織機だ。
豊田自動織機は自社技術を集めてEVを独自開発した
トヨタ自動車の源流企業として知られる同社は、トヨタからエンジン生産や車両組み立てを請け負っている。フォークリフトでは世界でトップクラスのシェアを持つ。
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2012-2-3 0:00
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シリコンバレーはこれからワシントンに接近していく?(ニュースを斬る)
映画やテレビ番組などコンテンツの海外における違法コピー摘発を目的とした米国の2つの法案が事実上、撤回された。ネット百科事典のウィキペディアや米グーグルなど、大手ネット企業を含む1000以上の企業や業界団体、非営利組織、大学、教育機関、各種団体、個人による抗議行動に、米議会が屈した格好だ。
抗議の対象となったのは、「オンライン海賊行為(著作権侵害)防止法案(SOPA:Stop Online Piracy Act)」と「知的財産保護法案(PIPA:PROTECT IP Act)」。米議会の上院が1月24日に予定していたPIPAの採決を延期したのに続いて、下院も、より広範な合意が得られるまで法制化を延期すると発表した。
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2012-2-3 0:00
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モチベーション不在の東電値上げ(ポストFUKUSHIMAの経営論)
東京電力の「値上げ」が物議を醸している。「値上げは事業者としての権利」という昨年末の西沢俊夫社長の発言は枝野幸男経産相に厳しくたしなめられたが、結局1月17日に同社は企業や自治体など大口契約者向け料金を今年4月から17%引き上げると発表。その後家庭向けも10月から10%値上げする案が浮上している。
一方、値上げの根拠となる燃料コスト増の詳細な内容やリストラ効果への言及はなく、政府内部には「算定根拠が不明確」との批判が広がり、枝野経産相は1月31日の閣議後の記者会見で「値上げの根拠、情報を適切に公表しながら進めてほしい」と見直しを求めた。原発再稼働の是非や発送電分離など、一連の電力改革について方向性すら定まらない段階でユーザーに「値上げ」だけを押し付けた形の東電。
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2012-2-3 0:00
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「誰も無傷ではいられない」(トレンド・ボックス)
【ダボス会議2012発言集(1)から読む】
【ダボス会議2012発言集(2)から読む】
【ダボス会議2012発言集(3)から読む】
スイス・ダボスで1月29日まで開催された世界経済フォーラム年次総会、通称「ダボス会議」。経済の不確実性が増す中、世界のリーダーたちは何を語ったのか。発言を追った。
「国家が信用を失うと、金融市場が襲いかかる」
(写真:swiss-image.ch)
野田佳彦氏(首相):
「震災の復興は着実に進展している。日本でビジネスをする障害はない。海外からの投資を大いに歓迎する」
「国家が信用を失うと、金融市場が容赦なく襲いかかる。欧州債務危機は対岸の火事ではない。
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2012-2-2 0:00
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若者を魅了する「築50年団地」(時事深層)
全国に約77万戸あるUR都市機構の公団住宅、その再生が京都市伏見区で始まった。民間の建築事務所を起用し、団地に縁の薄い20〜30代の若者の取り込みを狙う。UR物件の多くは築50年以上。今後迫られる住宅ストック再生の試金石でもある。
まずは、下の写真をご覧いただきたい。部屋に足を踏み入れると、無造作に白く塗られた壁面が目に飛び込んでくる。天井の配管類はむき出し。浴室はシャワーのみ。玄関もなく、代わりに、今時珍しい土間が部屋の両端に広がっている。
[1]京都市伏見区にあるUR都市機構の「観月橋団地」。(写真:山田 哲也)
[2]1戸ずつ、職人がリノベーション工事を施す(写真:山田 哲也)
[3]再生が完了した部屋の1つ。
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2012-2-2 0:00
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「オレって名ばかり?」 20代部下の無反応で上司が迷い込む隘路(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
“彼ら”が部下になった時、彼らは自分の上司を、「真の上司」として受け入れることができるのだろうか?
次世代のリーダーを育成する目的で2006年4月に開校した中高一貫校「海陽学園」が、この春に初めての卒業生を送り出すことになった。オトナたちが「リーダーを作りたい」と願って設立し、学生たちも「リーダーになりたい」と願って入学した学校から輩出される、最初の“理想のリーダー”予備軍である。
同校はトヨタ自動車、中部電力、JR東海を中心に約80社からの寄付で設立された全寮制の男子校で、設立当初から話題になった。1学年の募集人員は120人。1期生のうち約20人が中学から高校に進学する時点で転校してしまったり、年約300万円という高額の授業料が敬遠され入学者が定員割れしたりと、紆余曲折もあったものの、現在の在校生は616人で、そのうち約100人がこの3月に卒業する。
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2012-2-2 0:00
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「障害者支援」を支援する仕組みを作れ(社会起業家の「障害者支援ビジネス」)
本連載では8回にわたって、企業社会における障害者雇用・就労支援の最前線の動向を、若い社会起業家が展開する新しい支援スキームの台頭という視点からルポしてきた。これまで企業社会があまり注目してこなかった障害者福祉の領域に、ビジネス流の経営ノウハウや専門的な職業スキルを持ち込み、持続可能なビジネスモデルの構築を目指す。そんな従来にはない新しいタイプの「障害者支援ビジネス」が生まれつつある。
大企業をスピンオフしてソーシャルベンチャーを立ち上げる社会起業家もいれば、既存の会社組織の中で障害者向けビジネスの展開や社会貢献活動に挑む社内起業家もいる。支援の形も多種多様。働く場所の限られている、障害のある人たちに対して、自社での雇用拡大を図る、就職活動や社会復帰を支援するサービスを提供する、あるいは地域の小規模福祉作業所の販売活動を支援するそれぞれのビジネス領域や専門性に合わせて、“等身大”の支援スキームを模索している。
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2012-2-2 0:00
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「我々は今も、悲惨な金融危機で被った傷跡を修復中だ」(トレンド・ボックス)
【ダボス会議2012発言集(1)から読む】
【ダボス会議2012発言集(2)から読む】
スイス・ダボスで1月29日まで開催された世界経済フォーラム年次総会、通称「ダボス会議」。経済の不確実性が増す中、世界のリーダーたちは何を語ったのか。発言を追った。
「ほかの欧州各国がドイツのようになるのは不可能だ」
写真は2005年(swiss-image.ch)
ジョージ・ソロス氏(投資家):
「問題なのは、ドイツが押し付けようとしている緊縮策が、欧州をデフレと負債の悪循環に追いやろうとしていることだ。ドイツは欧州で最も成功している経済だ。だからといって、ほかの欧州各国がドイツのようになるのは不可能だ」
解説:
ソロス氏は、ダボス会議の本会場から離れたホテルで開かれた昼食会で、欧州危機に対するドイツの姿勢を強く批判した。
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2012-2-1 0:00
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第13話「財政規律を求めすぎると、景気は回復するどころか、ますます悪くなるってことね。」(熱血! 会計物語〜団達也が行く season3)
前回までのあらすじ
団達也は恩師、宇佐見の友人だったイスタンブールのサーディを訪ね、自分がこれからどんな事業をすべきなのか語り合っていた。この対話を経て、達也は自分が取り組むべき課題は、次世代のエネルギーの開発に携わることだと気づいた。
MTCで働いていた金子順平は、マレーシアのタンの会社に移り、タンのもとで暮らしていた沢口萌と再会した。金子は、タンの会社で新たな研究を始めるつもりでいた。
上海のリンダのもとでは真理が働いていた。真理はリンダにビジネスの現場の特訓を受けていた。
リンダの会社に、古くからの友人であるジェームスがたずねて来た。
リンダとジェームスとマリ
「ポルトガルに飛び火したようね」
リンダが心配な表情を浮かべた。
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2012-2-1 0:00
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イトイさんが語る〜 グレイトフル・デッドに「仕事」を学ぶ(グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ)
『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)という奇妙なタイトルの本が2011年12月に出版されました。グレイトフル・デッドとは1960年代にサンフランシスコで誕生したヒッピーカルチャーを象徴するバンドで、日本では「知る人ぞ知る」存在ですが、ビートルズやローリング・ストーンズと同じくらいの歴史があり、アメリカではなお人気を誇っています。
この翻訳書のキモは、インターネットによって実現される「フリーミアム」や「シェア」といった最新のビジネスモデルを、実はグレイトフル・デッドが40年前から実践していた、というところ。しかしその方法論からは、マーケティングだけでなく「生き方や震災の復興についても学べるところがある」と、監修と解説を手がけた糸井重里さんは語ります。
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2012-2-1 0:00
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街コン、代官山、代々木、小金井市(マーケティング・ゼロ)
日本はモノづくりの国だ!どうしてこんなにも大きな声で叫ばなくてはならなくなったのでしょうか。日本が圧倒的にモノづくりの先頭を走っているときは、マスコミの話題にさえなりませんでしたから。
それはモノづくりへの危機感の表れ、と同時に消費者の「モノ」への執着心が薄らいでいることへの焦りでもあるでしょう。消費をしない消費者に、モノで火をつけるにはどうすればいいか。そんなことばかりが、経済界の関心事でもあるかのように思えてしまいます。
消費者は本当に消費しないのか?
では、消費者は本当に消費しないのか。今年の初売りの状況を見れば、まるでそんな心配はご無用とばかり、ドッと人が押し寄せました。
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2012-2-1 0:00
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「築50年団地」再生の仕掛人(記者の眼)
先日、日経ビジネスの取材で「団地」を取材する機会があった。
皆さんは「団地」という言葉に、どんな印象をお持ちだろうか。その昔、社宅に住んでいた私にとっては、団地は幼少児の原風景とも相まって、どこか懐かしい響きがあるのだが、その実態を取材して、団地が直面している厳しい現実を目の当たりにした。
住民の高齢化、物件の老朽化、空室の増加。端的に言えば、団地は3つの構造問題を抱えている。日本の高度成長時代、都市部の住宅不足に対応するために大量に供給された集合住宅は今、その役割を終え、逆に負の側面が目立つようになっている。全国のいわゆる公的な団地は、300万戸近くある。日本の住宅政策にも、大きな影を落としている。
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2012-2-1 0:00
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「アメリカには負け組がいない?」(ニュースで読みとく英語のツボ)
米タイム誌が選んだ2011年の“Person of the Year”は“The Protester(抗議する人)”だった。中東の「アラブの春」や、ギリシャやスペインなどでの民衆デモに触発され、米国では昨秋以降“Occupy”運動が広がっている。今回はこの「Occupy Wall Street」運動、日本では反格差運動と伝えられる動きに関連する表現に注目したい。
そもそもoccupyにはどのような意味があるのだろう。“Occupy Wall Street”が一般的に「ウォール街を占拠せよ」と訳されているとおり、基本的にはある場所を占拠する、ふさぐという意味だ。ただ、筆者が在籍するモントレー国際大学院(MIIS)の英語ネイティブの学生に聞いたところ、「物理的に場所をふさぐだけでなく、take control(支配権を握る)という意味もある」と解説してくれた。
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2012-2-1 0:00
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伊藤博文の悔恨と残された時限爆弾(首相の権力〜この国はどう決断してきたのか)
天皇大権と首相権力の曖昧な関係
(前回から読む)
憲法は意思決定システムの根幹である。だが、それは生き物の如く変化していくが故にバリエーションは多様となる。それを理解せず、意思決定システムが行き詰ると何かと改憲を打ち出す向きは多い。首相公選論や参議院強化論がこれにあたるが、その実現可能性は低く、政治的な牽制以上の意味は持ちにくい。
もちろん、オルタナティブが万策尽きれば改憲した方が良いだろう。ただし、意思決定システムは制定者の狙い通りには生きてくれない。それを肝に銘じるべきである。
明治憲法を制定した伊藤は、その後の育成プランまで立てていた。様々な政治勢力に試みた説得と妥協によって、条項に様々な曖昧さと矛盾が残されていたからである。
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2012-2-1 0:00
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「欧州は時限爆弾。今すぐ、バズーカを投入する必要がある」(トレンド・ボックス)
【ダボス会議2012発言集(1)から読む】
スイス・ダボスで29日まで開催された世界経済フォーラム年次総会、通称「ダボス会議」。経済の不確実性が増す中、世界のリーダーたちは何を語ったのか。発言を追った。
「富を生み出すのは資本主義で、政府でもNGOでもない」
(写真:swiss-image.ch)
マイケル・E・ポーター氏(米ハーバード大学教授):
「資本主義に多くの疑問が投げかけられているが、富を生み出すのは資本主義で、政府でもNGOでもない」
「企業は視野の狭い金儲けの手法に行き詰っている。製品、バリュー・チェーン、そして企業を取り巻くビジネスの生態系に、社会と共有できる価値を作り出せば、新たな事業機会となる」
解説:
資本主義の在り方が問われる中で、ポーター教授は、ビジネスとは別にCSR(企業の社会的責任)活動をするのではなく、社会と共有できる価値を生むビジネスの重要性を説いた。
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2012-1-31 0:00
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真夜中の飲兵衛コンビニ(逆転思考で勝つカイシャ)
商店街の状況はどこも厳しい。特に地方都市では自動車による移動や夫婦共働きが一般化し、日常生活で必要なものを週末にまとめて郊外の大型ショッピングセンターで買う人が多い。このショッピングセンターには飲食店や娯楽施設もあり、多くの人がそこで長い時間を過ごす。この生活様式の変化から、街中にあるどこの商店街も人影が少なくなった。商店の多くは後継者がなく、廃業してしまう経営者も多い。
商店街も手をこまねいているわけではない。商店間で協力してイベントを企画し、集客に向けた努力をしているところも多い。しかし、多くの商店街で客数が減少し続け、そこに新規に出店するのはコンビニかチエーン飲食店がほとんどだ。
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2012-1-31 0:00
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「橋下・石原新党」説の虚実(記者の眼)
波乱必至の通常国会が幕を開けた。消費増税の関連法案は成立するのか、衆院解散・総選挙はあるのか。永田町や霞が関界隈は、早くも緊迫した空気に包まれている。
ここにきて、混迷政局のキーマンに浮上してきたのが、「バッジ」を付けていない2人。橋下徹・大阪市長と石原慎太郎・東京都知事だ。
橋下氏が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は、次期衆院選に全国規模で国政進出を狙う可能性を示唆。「橋下人気にあやかりたい」「敵に回したくない」といった思惑から、中央政界に乱気流を巻き起こしている。
一方の石原氏も、たちあがれ日本の平沼赳夫代表らが結成を目指す保守新党への参画が取りざたされる。
共通項は「リーダーシップへの期待」
2人に共通するのが、国民の間での高い人気とリーダーシップへの期待だ。
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2012-1-31 0:00
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「キミが作っているのはビタミン剤なの?痛み止めなの?」(KAPION(カピオン)〜投資を引き出す計画の作り方)
もしあなたが画期的なアイデアを思いつき、商品・サービスを作ろうとしている段階であったとしても・・・・「じゃぁ誰か買ってくれるのか?」という質問に対しては真剣に応えた方がいいでしょう。サービスや商品が完成してから「じゃぁ、誰が買ってくれる」と期待したり、後からニーズを探せばいいと安易に考えることは絶対止めた方がいい。
「作った後から客を探すことはしない」。これがビジネスを成功させる鍵。私たちはKAPIONのメンタリングワークショップでこうみんなにお話ししています。
KAPION(カピオン)というのは“Knowledge&Partner's Interactive of Networks”の頭文字をとった名称です。
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2012-1-31 0:00
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政変に活路開く小沢一郎と伊藤博文(首相の権力〜この国はどう決断してきたのか)
伊藤博文の漸進主義
(前回から読む)
政変は、権力闘争のリスクと同時に事態打開のチャンスである。この瞬間を見逃すリーダーの決断は空虚だ。かつての自民党には、保守合同後の岸信介、60年安保後の池田勇人、ニクソンショック後の田中角栄と、抜け目なく政変を次の時代へとつなげる政治家が群雄割拠していた。小沢一郎が良かれ悪しかれ存在感を発揮しているのは、この要諦を皮膚感覚で知っているからだ。
「明治14年政変」(1881年)に直面した伊藤はどうだったか。急進的な「政党内閣主義」を主張した大隈は追放され、薩摩・長州の藩閥グループは結束を強めた。その上で伊藤は、民権派グループの活性化を封じるべく、10年後の憲法制定と国会開設を政権公約とした。
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