しわ寄せは、グローバルM＆Aを進める際には「海外事業推進部」なる部署に押し寄せたりもする。企業の海外展開の発展段階に応じてこの組織のミッションは変わる。機能で見れば自己矛盾していくのに誰も助けてくれない。

今回は「直感」について考えてみようと思う。20世紀中には不可能と考えられていた青い光を導き出したのは、研究者たちの直感があってこそだ。直感こそ、常識にとらわれない、根源的かつ自由な思考であることを多くの人たちは忘れている。

10年ほど前に、国内のジェネリック医薬品の事業を拡大するかどうかを巡って、社内で議論しました。

特注の精密バネを製造する東海バネ工業は、高い技術力を生かした独自の戦略で、製品を「言い値で買ってもらえる」会社として知られる。売上高営業利益率が10％を超える、そのビジネスモデルの秘密を明らかにする。

ファミリーレストラン最大手、すかいらーくが9日、8年ぶりに再上場した。筆頭株主として支援してきた米投資会社ベインキャピタルは、経営陣と二人三脚で経営改革を進める。杉本勇次・日本代表に、これまでの取り組みや今後の展開を聞いた。

住友商事のシェールオイル開発失敗が大きく報道された。市況や埋蔵量の読みが甘かった、というのが結論のようだが、そもそも資源開発にリスクはつきもの。エネルギーアナリストの岩瀬昇氏に、リスクに向き合える企業体質を聞いた。

世界最大のノーベル賞輩出国、米国では受賞者の4人に1人を移民が占める。2014年の物理学賞を受賞した中村修二氏もその1人になった。外国から優秀な研究者を引きつける磁力を日本は持てるのだろうか。

まだ完成の時期すら見えないプロジェクトだが、「3Dプリンターで家を印刷する」という突飛な発想が話題を呼び、欧州の建築関係者の注目を集めている。今年5月には、オランダを訪れたバラク・オバマ米大統領にも紹介された。

改革に取り組み、実行し、成功させるために、経営者には何が必要なのか。長期に渡る停滞、改革の遅れの原因は何か。経営、経済学者など気鋭の論客4人に日本企業を弱くしたものと再生策を聞いた。

青色LEDによる3人のノーベル物理学賞受賞は、モノづくり大国日本にとって、隠れた大きな意義がある。30数年にわたり数千人の技術者、科学者に取材してきた「科学技術の伝道師」ノンフィクション作家の山根一眞氏に聞いた。