「イネイブラー」とは依存症の人の周囲にいて、悪気はなくても結果的に問題行動を続けさせてしまう人のことです。組織の上司にもそういう人がいます。

筆者が日本で経営学を教えていて驚いたのは、戦略がうまくいかない「根本的な理由」について知識共有が進んでいないことです。「根本的な理由」とは、「企業のとる『戦略』には、それぞれ通用する範囲がある」ということです。

「お客様は良いサービスを出しさえすれば使ってくださる。でもコーポレートコミュニティの部分が、振り返っても、案外厳しかった」と松本さん。一人前になったと初めて思えたのは、「法人税を初めて払ったとき」と語る。

今回は「甘やかされた子どもたち」について考えてみようと思う。先日、スナック菓子につまようじを混入したりした少年が逮捕された。人格障害などと説明する人もいたが、私には「自分の思い通りにならなくて泣く子ども」にしか見えなかった。

「ソフトウエアは安易で、モノ作りは難しい」。日本企業の潜在意識にはこんな“気分”がないだろうか。モノ作り大国に最も必要なのは、意識改革かも知れない。

企業がどれだけ優秀なデザイナーを抱えても、そのデザイナーが力を発揮できる環境を整えなければ意味がなく、それができるのは経営者をおいてほかにない。ジョブズとアイブによるデザイン主導のものづくりをさらに読み解く。

マネックス証券はオンライン証券の草分け。大金を得るチャンスを捨て、オンライン証券の可能性に賭けたのは、資本主義と金融マーケットに育てられた恩を、広く富の再分配が適正に行われる金融サービスを作ることで返したいからという。

高校生による高校生のためのビジネスアイデアコンテスト「NES」が動き出した。なぜ今高校生が起業を目指すのか、そしてこのコンテストの意義は何なのか。東京都立国際高等学校3年生の女子高校生運営委員長、碓井麻里子さんに聞いた。

経営破綻した旧カネボウに最後に残った3つの事業を引き継ぐクラシエホールディングスの石橋康哉社長は過去に何度も会社を辞めようとした。まさか社長を任されようとは思いもしなかったろう