楽天の国内EC（電子商取引）流通総額が2兆円を突破した。しかし、牽引役の仮想商店街「楽天市場」は、認知度拡大に伴い「偽サイト」も急増。削除要請やユーザーへの注意喚起に手を焼いている。

食品世界最大手ネスレが、「栄養」を切り口に、健康寿命の延長に挑んでいる。栄養食品で病気からの回復を促進するほか、アルツハイマーなどの治療にも生かそうとしている。ベンチャーを相次ぎ買収するなど、新市場の掘り起こしに力を注ぐ。

米ジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）ほど、社員の職業倫理向上に身骨を砕く会社は珍しい。それでも不祥事はなくならない。日頃の社内教育が真価を発揮するのは、不祥事発覚後の対応だ。

1980年代に「アフタヌーンティー」で一世を風びしたサザビーリーグは衣食住の分野で数多くのブランドを立ち上げてきた。バブル崩壊、デフレなどの環境変化にも負けず、一貫して成長を続けてきた理由を、創業者の鈴木陸三会長が語る。

日本IBMを外資初の1兆円企業に育て上げた椎名武雄氏。持ち前の反骨精神で、「外資イコール悪」という偏見に立ち向かい、日本企業のIT（情報技術）経営を離陸させた。その男が見る日本の未来とは。

住宅着工が減少する中でTOTOは、創業100周年となる2017年を見据えた中期経営計画で、売上高を5534億円から6500億円に伸ばす目標を掲げる。そのエンジンの1つが、リフォーム時の買い替えだ。

セゾンファクトリーの本社がある山形県の高畠町には、食品関連のものづくりが集積していて、バラエティに富んだ商品が生み出される。おいしいものを育て、加工する技術が地域全体にあり、食に対する意識が高い。セゾンファクトリーの重要なバックボーンとなっている、恵まれた自然環境や産業基盤について紹介する。

「日本の経営者が考える善い会社の定義は間違っている」。米シリコンバレーで活躍するベンチャーキャピタリストの原丈人氏は、こう言ってはばからない。欧米流の株主資本主義に「日本の経営者は洗脳されている」と指摘する。その真意とは？

私どもは地方創生に向けた政策の柱として税制や財政面、さらに人材面での支援も強化します。

ソフトバンク子会社の米携帯電話会社、スプリントが21億3000万ドルの減損損失を計上した。TモバイルUSとの合併構想が画餅に帰し、厳しい経営状況から脱却できずにいる。孫正義社長の誤算の行方はいかに。