「7つのレベルの知性」を垂直統合した「スーパージェネラリスト」が求められる時代。その垂直統合に必要なのが、自分の中にある「様々な人格」に気づき、それを育て、状況に応じて適切な人格に切り替える「多重人格のマネジメント」である。

「どうすれば、就航便数や観光客だけに依存しない石垣市を作れるか」。スカイマーク撤退の日を予想していたかのように、石垣市の若い職員たちが密かに動き出していた。

東日本大震災から4年。東北の復興が進む一方で、あまり語られていない地域の問題がある。太平洋に面する静岡県。2011年以降、南海トラフ地震や津波を懸念した企業・人の流出が相次いでいる。人口減に対し、静岡県が出した答えとは。

東京と金沢を2時間半で結ぶ北陸新幹線開業まで1カ月に迫った。首都圏までのアクセス向上で、北陸地域の持つ潜在力に注目が集まる。企業の移転機運も高まり、地方創生の優等生になる可能性を秘める。

1956年の創業当初から、女性が役員や管理職などの主要なポジションに就いているアルビオン。女性管理職比率は常に30％を越える。同社はなぜ女性が当たり前に活躍できるのだろうか。大和緑取締役にインタビューで話を聞いた。

「問題の本質は、取締役会の多数意見に、個人商店流の経営を続けたい会長が抵抗していること。私を選ぶか会長を選ぶかという話ではないのです」。改革の手を打つ久美子社長に、「オレを排除しようとしている」とキレた父会長。対立は、遂に株主総会に向けた委任状争奪戦に。

「第4のがん治療」と期待されるがん免疫療法。国内では長く日の目を見ずに来たが、足元では本格離陸の条件が整う。樹状細胞ワクチンを手がけるテラの矢崎雄一郎社長に反攻への期待を聞いた。

“高学歴大工集団”として知られる平成建設が本気で海外進出を目指す。事業成功までにはとてつもないハードルが待ち受けていそうな気もするが、秋元社長は本気らしい。とりあえず話を聞いてきた。

戦時中、秘密兵器を開発した「陸軍登戸研究所」の一部が現存している。場所は明治大学生田キャンパス。日経ビジネスで取材した2人の経営者がこの研究所との接点を口にした。2人の証言と同研究所の取材から、かの大戦を振り返る。

震災から4年が経過し、被災地では急ピッチで工事が進む。その影の立役者が都市再生機構（UR）だ。ニュータウン開発のノウハウを強みに自治体から業務を受託し、区画整理事業の65％を手掛ける。スペシャリストによる復興加速の秘訣とは。