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ニュース見出し
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2008-7-29 0:03
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「いいモノを作った」思いをどう伝えるか(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
日本のモノづくりを語るときに、「いいモノを作れば売れる」といった論調がしばしばあります。ところが、いかに優れた製品を作ったとしても、それをお客に届けなければ作ったことにはなりません。お客に選んで買ってもらい、そして使って喜んでもらって、初めて「作る」ことの意味が出てくるのです。つまり、作ることと売ることは表裏一体の関係にあります。作って、売ってこそモノづくりなのです。
そもそも日本人は手先が器用でモノづくりが好きです。好きで上手だからこそ、モノづくりの方に議論がいってしまいがちです。事実、職人技の積み重ねが優れた製品を生み出し、メード・イン・ジャパンの名を世界に知らしめました。日本のモノづくりの質が一流なのは世界が認めるところでしょう。
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2008-7-28 0:01
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2008年版アフターサービス満足度ランキング(2008年版アフターサービス満足度ランキング )
日経ビジネスが毎年実施している「アフターサービス調査」の今年の結果がまとまった。9回目となる2008年は、デジタル家電や自動車など従来の調査分野に加えて、百貨店やスーパー、人材派遣など新たに5分野を追加し、合計18分野の満足度を調査した。
調査は今年4月から5月にかけて、約18万8000人に質問を送り、うち1万9000人から有効回答を得た。以下に、各部門ごとの5位までのランキングと総評を掲載する。
なお、調査結果の詳細と関連記事を、日経ビジネス7月28日号特集「残酷現場からの脱却 アフターサービス花形大作戦」に掲載した。定期購読者向けの「NBonlineプレミアム」では、各分野の満足度ランキングの全順位を公開するとともに、「また購入/利用したいか」を聞いた「再購入意向率」も掲載する。
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2008-7-28 0:01
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米ヤフー、アジア資産売却という選択(BusinessWeek)
Kenji Hall (BusinessWeek誌、東京支局テクノロジー担当記者)米国時間2008年7月22日更新 「What Happens to Yahoo in Asia?」
著名投資家カール・アイカーン氏を取締役に迎え入れたことで、アジアでの米ヤフーの事業展開にどのような変化が生じるだろうか。同社が7月17日付で公表した株主あての書簡には、「アジア資産のスピンオフと株主への現金配当の可能性」を検討しているとの言及があった。
つまり、ヤフー・ジャパン、ソフトバンク傘下の米ソフトバンク・キャピタル、中国アリババ・グループ(企業間電子商取引を手がけ、中国でのヤフーの運営を統轄する企業)に対する大規模な出資を解消する可能性があるということだ。
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2008-7-25 0:22
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ベイシアグループの諦めない子会社(3)(日経ビジネス リポート)
2008年7月14日号特集「ベイシアグループ」。グループ傘下にある24社には、それぞれベイシア流の“安さの仕組み”が移植されている。ニッチな市場から成熟市場まで、ベイシアグループが共有する“安売り魂”を紹介するシリーズ第3回は、コンビニエンスストアのセーブオンを取り上げる。
北関東の幹線道路をクルマで走ると、所々にコンビニエンスストアを見かける。ただ、そのコンビニは多くの人が見慣れている「セブンイレブン」や「ローソン」ではない。赤と黄色の看板に書かれているのは「セーブオン」という耳慣れない店名だ。
セーブオンはベイシアグループの1社。群馬県や新潟県を中心に約550店舗を展開するコンビニだ。
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2008-7-25 0:22
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あなたの会社で、金の卵を踏みつぶしているのは誰ですか?(“裸足の美学”からの脱却)
会社の中の金の卵をしっかり孵化させ、金の鳥に育てるのも、足で踏みつぶしてダメにしてしまうのもマネジメント次第です。今回は、組織パフォーマンスを向上させるために最も大切となる上司と部下の関係の基本原則を、これまで繰り返し説明してきた人財マトリックスを使って解説します。
弊社ではこの考えに基づいた組織コンサルティングの結果、数多くの企業でパフォーマンスの向上を実現させています。
例えば、部門長を変更して、半年で30%、年間50%売り上げアップした例や、新規プロジェクトリーダーに若手を抜擢し、会社の第2の収益ビジネスに成長させた例があります。さらに、赤字企業やM&Aした企業のマネジメントを全体的に見直したところ、業績がV字回復した会社もあります。
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2008-7-24 0:09
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チームと都市のパワーゲーム(中)(鈴木友也の「米国スポーツビジネス最前線」)
前回のコラムでは、米国プロスポーツ界では球団移転が球団経営の効率性を高めるための手段になっている実態をご紹介しました。ロサンゼルス・ドジャースやワシントン・ナショナルズ、シアトル・マリナーズなどの例を用いながら解説したように、多くの球団が自治体から最新スタジアムの提供を受けたうえ、年間数千万ドル(約数十億円)もの収益が懐に転がり込む有利なリース契約を結んでいます。
では、球団移転プロセスで、球団はなぜ都市に対して大きな交渉力を発揮することができるのでしょうか。当然、球団移転の過程における交渉力は、球団を誘致したい都市(需要側)と球団数(供給側)の「需給バランス」によって決まることになります。
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2008-7-23 0:39
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「カビ型違法行為」の恐ろしさ(会社をダメにする“法令遵守”)
前回のこのコラムでも簡単に触れた「ムシ型違法行為」と「カビ型違法行為」の違いについて、少し詳しく説明しよう。
米国の違法行為というのは、一言で言えば「ムシ型」、つまり害虫型だ。ハエや蚊のような害虫と同じように、小さくても、その意思で動いている。個人の意思で、個人の利益のために行うのが、ムシ型違法行為だ。米国は自由競争、自己責任の国、あえて違法行為を行うとすれば、何らかの個人的利益のために、個人的動機で行うのが通常であろう。
そういう違法行為は、通常単発的だ。何十年も続いているということはあまりない。それに対する対処方法も単純だ、個人の意思で、個人の利益のためにやっているのだから、その個人に厳しいペナルティーを科して思い知らせてやるのが効果的だ。
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2008-7-23 0:39
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GM、大胆なコスト削減(BusinessWeek)
David Welch (BusinessWeek誌、デトロイト支局長)
米国時間2008年7月15日更新 「GM Cuts Costs to Stop Its Cash Burn」
米国の自動車販売はここ10年で最悪の状況に直面している。この難局を乗り切るため、米ゼネラル・モーターズ(GM)は7月15日、コスト削減と資金調達を柱とした一連の施策を発表した。
会長兼CEO(最高経営責任者)のリチャード・ワゴナー氏は、今回の改革案を通じて約150億ドルの資金確保を計画していることを明らかにした。人員の削減と退職者向け医療保障の提供打ち切りにより、人件費の20%削減を目指すことになる。
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2008-7-22 0:22
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ビールメーカーの再編は終わらない(BusinessWeek)
Jack Ewing (BusinessWeek誌、欧州担当エディター)
米国時間2008年7月14日更新 「Is SABMiller Next in the Great Beer Rollup?」
ベルギーのビール大手インベブ(INTB)が「Budweiser(バドワイザー)」で知られる米ビール大手アンハイザー・ブッシュ(BUD)を520億ドルで買収。この大型合併により、数十年にわたる世界のビール業界再編の歴史に幕は下ろされるのか。それとも、今後さらに大規模な合併が待ち受けるのだろうか。
こんな仮説が描かれる。
数年後、アンハイザー・ブッシュを完全に統合したインベブが、蘭ハイネケン(HEIN、本社:アムステルダム)やデンマークのカールスバーグ(CARLB、本社:コペンハーゲン)などの同業他社と共同で、米国で「Miller(ミラー)」ブランドを展開するビール業界の巨人、英SABミラー(SAB.L)を買収。
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2008-7-18 0:36
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変化の時代のリーダーシップ(2) 「自ら学び」そして「利器を使う」(御立尚資の「経営レンズ箱」)
前回、徳富蘇峰(とくとみそほう)言うところの「天保の老人」たち(その多くは、幕末から明治維新、そして明治日本の建設をリーダーとして牽引した)を例に挙げながら、大きな変化の時代におけるリーダーの役割として、「感情」に流されがちな組織を「論理」主導にシフトさせることの重要性について述べた。
今回は、彼ら「天保の老人」たちから学べることとして、さらに2つのことを考えていきたい。
実体験を通じて「自ら学ぶ」
幕末から維新期のリーダーたちのことを知るにつれて驚かされるのは、「学ぶ」ことへの意欲だ。
開国の動きの第一歩として日米修好通商条約が結ばれ、安政の大獄があったのは、1858(安政5)年。
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2008-7-18 0:36
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ベイシアグループの諦めない子会社(2)(日経ビジネス リポート)
2008年7月14日号特集「ベイシアグループ」。グループ傘下にある24社には、それぞれベイシア流の“安さの仕組み”が移植されている。ニッチな市場から成熟市場まで、ベイシアグループが共有する“安売り魂”を紹介するシリーズ第2回は、ホームセンターのカインズを取り上げる。
女性客のビックリ箱カインズ
東京の郊外と埼玉県西部にあるホームセンター「カインズホーム」の店を数店舗巡回して、驚いたことがいくつかある。1つ目は女性客の多さだ。ホームセンターと聞けば、工具や住宅資材などを販売する業態というイメージが浮かぶ。建築のプロフェッショナル、日曜大工や工作を趣味とするアマチュア、両者ともに男性客が多い印象があった。
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2008-7-18 0:36
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あなたの会社は“超一流”に弁当や定食を作らせていませんか?(“裸足の美学”からの脱却)
前回、ダントツの生産性を生み出す超一流のI型と、裸足の美学を追求する一流のII型の違いについて説明しました。I型がリーダーシップを取るチームは学習し、自家発電するチームとなり進化を続け、II型がボスマネジメントをする裸足のチームは延々と体を鍛えることに終始してしまう、と指摘しました。
しかし、実際は、どの企業にも4つのタイプが混在し、どこから手をつけてよいのか頭を悩ませているのが実情です。
さて、今回は、限られた人材の中で最高のパフォーマンスを生み出す人財マネジメントの手法を紹介します。
「自分の会社にはそんな優秀な人財などいない」と思う人もいるかもしれません。しかし、実はそう思い込んでいるだけで、そうした人財がいるのに気付いてなかったり、生かし切れていなかったりして、結局、辞めさせてしまっているのかも知れません。
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2008-7-17 0:30
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米国人は生活水準を落とすしかない(J・W・チャイ「コスモポリタンの眼」)
原油高、食糧難、金融不安、天候不順、宗教や資源をめぐる地域紛争。世の中が騒然としてきた。誰も遭遇したことがない凄まじい大嵐「パーフェクトストーム」が吹いている。
これまでの生活は「偏在」の下に成り立っていた
こうなると、世界の人々、とりわけ先進国の人たちは将来に向けて覚悟が必要だろう。もともと先進国の生活水準は様々な「偏在」の下に成り立っていた。石油、天然ガス、食糧、水などあらゆる資源は、世界中にあまねく存在するわけではない。それでも、これまでやってこれたのは、一部の人たちだけが、それを享受できる社会だったからだ。
大雑把に言えば、60億人を超える世界人口のうち、先進国に住む約10億人が裕福に暮らし、残りの50億以上が惨めな生活をしていた。
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2008-7-16 0:52
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GEは投資家の信頼を回復できるか(BusinessWeek)
Jena McGregor (BusinessWeek誌、マネジメント担当エディター)
米国時間2008年7月10日更新 「GE's Chance to Reassure Investors」
7月11日午前中に米ゼネラル・エレクトリック(GE、本社:コネチカット州フェアフィールド)が第2四半期の決算を発表。今夏、ウォール街が最も注目する業績発表の1つだ(編集部注:11日発表の決算ではおおむね市場予想通りの業績となった)。
ガスタービンからテレビのコメディー番組まで、ありとあらゆる事業分野を扱う巨大複合企業GEの業績は、長らく米国経済全体の健全性の指標とされてきた。米国経済の不振が明らかな今、注目が集まるのは当然とも言える。
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2008-7-15 0:37
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五輪前に強まる中国のメディア規制(BusinessWeek)
Frederik Balfour (BusinessWeek誌アジア特派員、香港)
米国時間2008年7月7日更新 「China's Pre-Olympics Media Clampdown」
北京オリンピックの開催に伴い、中国における報道の自由は大きく進展することが期待されていた。だが、五輪開幕が近づくにつれ、メディアに対する締め付けはむしろ次第に強まっている。
これは、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(本部:ニューヨーク)が7月7日に発表した報告書「China's Forbidden Zones, Shutting the Media out of Tibet and Other ‘Sensitive’ Stories(仮訳「中国の禁断の地:チベットなど“微妙な”問題でメディアを排除する中国」)」に述べられた内容である。
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2008-7-11 0:36
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変化の時代のリーダーシップ(1)「情」から「理」へのシフト(御立尚資の「経営レンズ箱」)
明治から昭和にかけての言論人、徳富蘇峰(とくとみそほう)は、日本初の「ジェネレーション論」を繰り広げたことでも知られている。1887(明治20)年に刊行された『新日本之青年』という著書の中で、当時の政官民の指導者層を「天保(生まれ)の老人」と呼び、彼らが社会の実権を握っていることが諸悪の根源であり、「明治の青年」は彼らに従うのではなく、自らが彼らを導くようにならねばならぬという論を展開した。
では、天保生まれのリーダーたちとは、どんな人々だったのだろうか。木戸孝允(桂小五郎)は、1833(天保4)年の生まれ。1835年には福沢諭吉、坂本龍馬が生まれている。その後井上馨、山縣有朋、高杉晋作、伊藤博文という錚々たる面々が続く。
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2008-7-11 0:36
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超一流と一流の違い、これぞ人生の分れ目だ(“裸足の美学”からの脱却)
先日、当社主催のセミナーに参加した大手企業20社の経営者や人事担当役員にアンケートを実施しました。
まず「理想とするビジネス人財像が明確になっている」と答えたのは全体の3割足らず。反対に「明確になっていない」「悩んでいる」と答えたのは合わせて6割以上にもなりました。
そして、「組織戦力を考慮した効果的な配置・配属ができている」と答えたのは、なんと1割弱。人財の有効な活用について頭を悩ませている企業の実態が明らかになりました。
母数は多くはありませんが、回答したのはグローバルに勝ち上がっている錚々たる企業のトップばかりです。そんな日本を代表する企業でさえ、組織を強化するための人財の獲得や育成、配置、配属に悩んでいるという結果に、私は驚きました。
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2008-7-11 0:36
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ベイシアグループの諦めない子会社(1)(日経ビジネス リポート)
2008年7月14日号で取り上げた特集「ベイシアグループ」。グループ傘下にある24社には、それぞれベイシア流の“安さの仕組み”が移植されている。
ニッチな市場から成熟市場まで、ベイシアグループが共有する“安売り魂”を紹介しよう。
平日の午前7時、幹線道路沿いに建つ灰色の店は、その日1番の賑わいを見せていた。駐車場には数台のトラックが横付けされ、店にはニッカポッカに地下足袋姿のいわゆる“ガテン系”な人々が次々と入っていく。ベイシアグループの作業服専門店、ワークマンで見られる光景だ。
工事関係者向けに朝7時から営業
建設現場などに行く前にワークマンに立ち寄って、軍手やタオルなどを購入する。
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2008-7-11 0:36
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IHI、将来のベトナム進出にらみ、人材育成に布石(日経ビジネス リポート)
IHI系の造船大手、アイ・エイチ・アイ・マリンユナイテッド(IHIMU、東京都港区)は将来のベトナム進出をにらんで「布石」を打っている。ベトナムの国営造船会社ビナシンに対し、生産現場の幹部候補生の教育や設計図面の供与などを実施して支援している。今後、中国の台頭により日本の造船業界は激しい価格競争に直面することが確実。「人件費も割安で、優秀な人材の確保が容易なベトナムが重要な提携相手になる」とIHIMUの今清水義紀社長は語る。
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IHIMUは2006年8月から、ベトナム人研修生の受け入れを始めた。現在は約100人が、主力拠点である呉工場(広島県呉市)で働く。
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2008-7-11 0:36
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スターバックス、世界展開で挽回できるか?(BusinessWeek)
Carol Matlack (BusinessWeek誌、パリ支局長)
米国時間2008年7月2日更新 「Will Global Growth Help Starbucks?」
好調な世界展開で米国内市場の業績不振を挽回する。米コーヒーチェーン大手スターバックス(SBUX、本社:シアトル)の目論見は功を奏するだろうか。
スターバックスは米国内の不採算店600店舗の閉鎖を決定(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年7月1日「Starbucks to Close 600 Stores - Will It Be Enough?」)。その一方で、パリや北京、メキシコシティなど世界各地へ約1000店舗の出店を年内に計画している。
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