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2008-9-9 0:38
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トヨタ、2009年世界販売計画を下方修正(BusinessWeek)
Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
米国時間2008年8月28日更新 「Toyota Trims '09 Outlook, Plans Electric Car」
8月28日、世界の自動車メーカーが直面する厳しい現状を象徴するニュースが届いた。収益力では世界最強、売上高でも世界トップの座が目前に迫るトヨタ自動車(TM)が、販売計画を下方修正したのだ。
渡辺捷昭社長は東京都内で開いた経営説明会で、2009年の世界販売台数を、当初計画の1040万台から970万台に下方修正すると発表した。
ガソリン価格や原材料価格の高騰、サブプライムローン(米国の信用力の低い個人向け住宅融資)危機の余波を考えれば、この下方修正は当然とも言える。
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2008-9-8 0:53
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社員をモノ同然に数値化する時(BusinessWeek)
Stephen Baker (BusinessWeek誌シニアライター、ニューヨーク)
2008年9月8日発行号カバーストーリー 「Book Excerpt: The Numerati by Stephen Baker」
BusinessWeek誌は2006年1月23日号のカバーストーリー「Math Will Rock Your World(仮訳「数学が世界を揺るがす」)で「数値情報化」という新時代の到来について取り上げた。新たなネットワークの登場により、誰もが自らのプライバシー情報を膨大なデータベースに向けて無意識に発信するようになってきたという内容だ。
クレジットカードでの買い物や携帯電話の使用、コンピューター画面上でのマウスのクリックなどの行動は、1件1件がすべてデジタル情報として蓄積される。
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2008-9-5 1:02
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成功するビジネスモデル・イノベーションとは(御立尚資の「経営レンズ箱」)
前回は、2008年が「国際ポテト年(International Year of the Potato)」であることにちなみ、19世紀アイルランドを襲った、ポテト単作を遠因とする大飢饉についてご紹介した。経営の世界でも「うまくいっているビジネスモデル」への過度の選択と集中が、時として危機をもたらす。したがって成功したビジネスモデルを有する企業ほど、「意図的に」ビジネスモデル・イノベーションを図ることが極めて重要だ、ということも述べた。
では、ビジネスモデル・イノベーションとはどのようなものであり、どうやって実現していくのだろうか。
まず、ビジネスモデル・イノベーションを定義しておこう。
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2008-9-5 1:02
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グルジア紛争で懸念高まるロシア投資(BusinessWeek)
Jason Bush (BusinessWeek誌、モスクワ支局長)
米国時間2008年8月27日更新 「Georgia War Hits Russian Investment」
一難去ってまた一難。ロシアがアブハジア自治共和国と南オセチア自治州のグルジアからの独立を承認した8月26日、モスクワ市場の主要株価指標、RTS指数は4%下落し、ほぼ2年ぶりの安値をつけた。ロシア・グルジア紛争を契機に既に危機的状況にあったロシアと欧米諸国との緊張関係が、今回の独立承認で一層深刻化したためだ(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年8月22日「The New Cold War?」)。
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2008-9-4 0:17
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米誌が伝える次期首相の最有力候補(BusinessWeek)
Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
米国時間2008年9月2日更新 「Japan: New Leader, Little Change」
福田康夫首相の突然の辞任劇は、11カ月間の首相在任中、最も興味深い出来事だったかもしれない。健康問題を理由に昨年9月にわずか1年で突然辞任した安倍晋三前首相と同様、福田氏の政権は短命に終わった。
その間に目立ったのは、経済の悪化、株価の落ち込み、政治の行き詰まりだった。そして辞任会見での記者の質問に対する福田首相の回答ぶりは、前任の安倍前首相と同様、親しみやすい庶民性を欠いていることを如実に物語っていた(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年9月3日「日本の首相がまた辞任」)。
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2008-9-3 0:04
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2012年ロンドン五輪、北京から得た教訓(BusinessWeek)
Mark Scott (BusinessWeek誌、ロンドン支局記者)
米国時間2008年8月25日更新 「London Games 2012: Lessons from Beijing」
2008年北京五輪で豪華絢爛の限りを尽くした祭典を見せつけられたロンドン市民の多くは、2012年、次期夏季五輪の開催地ロンドンがどこまで期待に応えられるのかと、いささか心もとない気分になった。
ロンドンのボリス・ジョンソン市長はそうした声を代弁して、「北京大会のまばゆいばかりの豪華さには感動し圧倒された」と語ったが、「しかし我々はひるんではいない」と続けた。
勇ましい発言だ。だがジョンソン市長は、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長が閉会式のスピーチで「本当に際立った大会」と称した北京五輪に匹敵するほどの大会を開催するのが容易ではないことは理解している。
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2008-9-3 0:04
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北京五輪の勝ち組と負け組は?(BusinessWeek)
Dexter Roberts (BusinessWeek誌北京支局長、アジアニュース担当エディター)
米国時間2008年8月25日更新 「Beijing Olympics: Winners and Losers」
花火に彩られた開会式から16日後、8月24日に北京五輪が閉幕した(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年8月22日「五輪で中国はどう変わるのか」)。多くの面で、今大会が大成功だったことは明らかだ。中国は歴史に残る大会の開催地となり、スポーツ大国として脚光を浴びた。大会最多の金メダルを獲得。しかも、体操や飛び込み、卓球といった伝統的に強い競技だけでなく、ボクシングやセーリングなど新たな分野でもその強さを発揮した。
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2008-9-3 0:04
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日本の首相がまた辞任(BusinessWeek)
Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
米国時間2008年9月1日更新 「Another Japanese Prime Minister Quits But Can You Name Him?」
9月1日の夜、日本で突然の大きなニュースがあった。福田康夫首相(72歳)が辞任を表明。夜9時30分から緊急記者会見を開いた。会見で福田首相は、先の国会で民主党が重要案件に応じず、駆け引きで審議引き延ばしや審議拒否を行い、その結果、決めるべきことがなかなか決まらなかったとして野党を批判した。
新しい体制で大きな違いを出せるかと記者から質問を受けたのに対し、福田首相はこれまでの会見時さながらに、明確な回答を示さなかった。
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2008-9-2 17:54
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福田総理、「防災の日」に辞任(酒井耕一の「グローバル企業最前線」)
9月1日夜の福田康夫首相の突然の辞任で、当日の「防災の日」に関連するニュースはほぼ吹き飛んでしまった。
1923年の関東大震災に因んで定められたこの日は、全国で様々な防災関連の行事が催された。東京・杉並区では災害時を想定して職場から自宅へ徒歩で帰宅する歩行訓練が開かれた。また千葉県白井市では小学校の校庭に集合して、そこでの給水体制や仮設トイレの設置といった避難生活の訓練が開かれている。そのほか、全国の各都市で消火訓練や防災グッズの点検などを通し、万が一の事態を考える機会を設けている。本来、この日は普段は意識しない危機管理について考える大切な日だったはずだ。
最近も世界で自然災害が相次いでいるだけになおさらのことだ。
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2008-9-2 0:09
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英プレミアリーグ、躍進の理由(BusinessWeek)
Mark Scott (BusinessWeek誌、ロンドン支局記者)
米国時間2008年8月21日更新 「English Soccer's Global Reach Scores Big」
イングランドサッカー、プレミアリーグが開幕した。世界で最も競争が激しいとも言われるリーグを舞台に、来年5月までの毎週末、各チームが熱戦を繰り広げる。
マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドや、チェルシーのディディエ・ドログバなど、有名選手も多数在籍。国内各地のパブには地元のサッカーファンが押し寄せ、ビールを片手に、ひいきのスター選手の妙技に酔いしれる。
驚くべきは、こうした光景が見られるのは英国内だけではないことだ。
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2008-9-2 0:09
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世界の幸福度は向上〜国別ランキング調査(BusinessWeek)
Matt Mabe (BusinessWeek誌、パリ支局記者)
米国時間2008年8月20日更新 「Survey Says: People Are Happier」
今年も「幸福度調査」が実施された。専門家グループが膨大なデータを駆使して世界で最も幸福度の高い国をはじき出したが、今年のランキングには意外な顔ぶれが登場した。また、幸福を感じる理由も予想とは異なるものだった。
国際非営利調査機関「ワールド・バリューズ・サーベイ」(WVS、本部:スウェーデン・ストックホルム)は1981年以来、世界97カ国・35万人から集めたデータを分析し、今年も世界で最も幸福度の高い国(デンマーク)と低い国(ジンバブエ)を発表した(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年8月29日「デンマーク、「世界一の幸福国」に認定」。
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2008-9-1 0:31
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何かが起きる10月、今年は?(神谷秀樹の「日米企業往来」)
米国の資本市場では、秋、特に10月が間近に迫ると緊張感を伴ってくる。1987年10月のブラックマンデーを代表に、10月にはこうした大きな事件が起こり得ることへの警戒心を、皮膚感覚的に持っているからだ
今年の10月はどうか。筆者が注意していることのいくつかを紹介したい。
マケインかオバマで様相は全く変わる
中期的な要因では、当然ながら大統領選挙を挙げることができる。今回の米国大統領選挙では、民主党、共和党のどちらが勝つかで、非常に大きな違いが出るだろう。共和党のマケイン候補が勝った場合、現在の「毎週30億ドル」かかる軍事支出が減ることは当面ないだろう。金持ちの方が貧乏人よりも実効税率が低い「ブッシュ・タックス・カット」も継続されるだろう。
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2008-9-1 0:31
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五輪で中国の人権問題は改善するのか(BusinessWeek)
Bruce Einhorn (BusinessWeek誌香港支局、アジア地域担当エディター)Lawrence Delevingne (BusinessWeek誌、ニューヨーク支局記者)
米国時間2008年8月22日更新 「Will the Olympics Boost China Human Rights?」
北京五輪も閉幕を迎え、中国首脳陣は、金メダル級の功績を残せたと考えているのではないだろうか。
もちろん問題はいろいろあった。世界中が北京五輪に注目していることに乗じたテロ攻撃が中国西部で起こり、死傷者が出た(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年8月11日「五輪の安全対策に高まる不安」)。
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2008-8-29 0:55
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ダントツの舞台裏で見つけた「宇宙の法則」(“裸足の美学”からの脱却)
第8回は総仕上げとして、日本の経営をリードするビジネスリーダーたちが実践している「宇宙の法則」を紹介します。
おかげさまで、たくさんの方々にお読みいただいたこのコラムも今回が最終回。正直ここまで反響があるとは思いませんでした。初めて執筆の依頼があった時、廣松編集長の人柄にほれて引き受けてしまいましたが、週一ペースの8回シリーズ。素人の私にとっては、かなりハイピッチ出稿です。
本当に大丈夫だろうかと不安もよぎったが、切羽詰まると集中力が出る性分の私は、「これも何かのご縁だし、ちょうど自分を振り返るいいチャンスだ。」とポジティブシンキング。あえて自分で自分を追い込むことにしました。
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2008-8-29 0:55
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デンマーク、「世界一の幸福国」に認定(BusinessWeek)
Matt Mabe (BusinessWeek誌、パリ支局記者)
米国時間2008年8月20日更新 「There's Something About Denmark」
3年前にデンマーク人に幸福の秘訣は何かと尋ねたなら、唖然とした顔で見返されたに違いない。だが今同じ質問をしたら、またかというように笑って何らかの説明をしてくれるだろう。
世界で最も幸福な国民と見なされることには、多少とも慣れが必要なのだ。
強風が吹き荒れる欧州北岸に位置し、国民人口の約500万が同じ民族で単一民族国家に近いデンマークは、2006年以来、かなり内容の異なる2つの調査で、ともに世界で最も幸福度の高い国に選ばれている。
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2008-8-28 0:56
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「におい」のある組織で人は育つ(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
多くの企業では夏休みも終わり、そろそろ現場に配属された新入社員が本格的に仕事を始める頃ではないでしょうか。そんな時期に、「人こそが企業価値の源泉なり」ということを改めて話したいと思います。
これまで好調を維持してきた日本経済ですが、今年に入ってから雲行きが怪しくなり、いまでは暗雲が立ちこめてきました。先行きに対する不安材料も増えています。米国に端を発したサブプライムローンの後遺症に加えて、原油や原材料費の高騰、さらには円高や株安など、今までにも増して将来への不安が高まっているように感じます。
ここ数年、多くの企業は新卒社員を確保しようと、採用活動を熱心に続けてきました。ところが、景気が下降局面に入ってくると、今度は合理化・リストラと称して人員削減に乗り出すことでしょう。
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2008-8-27 0:10
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スターバックスは輝きを取り戻せるか(BusinessWeek)
Ricky McRoskey (BusinessWeek.com.インターン)
米国時間2008年8月18日更新 「Starbucks: Big Investors' Divorce Grounds」
米コーヒーチェーン大手スターバックス(SBUX)の株主は、ここ数週間つらい思いをした。まず7月、同社は米国内600以上の店舗の閉鎖計画を発表。第3四半期決算では、670万ドルの純損失を計上した。
そしてここにきて、大口投資家によるスターバックス株売却の報道があった。米ヘッジファンド、マベリック・キャピタルは8月14日、米証券取引委員会(SEC)に提出した報告書の中で、6月30日以前にスターバックスの株式1250万株を売却したことを公表したのだ。
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2008-8-25 0:34
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成長企業の原動力、トップが明かす()
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2008-8-25 0:34
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【1】ヤフー 井上雅博社長(成長企業の原動力、トップが明かす)
内外の景気後退が鮮明になり、日本企業の業績に「減益」の黄信号がともる。2008年4〜6月の四半期、東京証券取引所第1部に上場する企業の経常利益は前年同期と比べ、平均で15.8%も落ち込んだ(新光総合研究所調べ)。それでも、着実に成長を続ける企業はある。強い企業のトップが、環境の悪化を乗り越える経営の原動力を明かす新シリーズ。
第1回は、2008年第1四半期(4〜6月)、広告事業の売り上げを大幅に伸ばし、営業利益を前年同期比で11%増としたメディア企業、ヤフー。広告市場が急速に冷え込み、ネットにも逆風が吹く中、成長を続ける原動力を、井上雅博社長が語る。
(聞き手は、日経ビジネス オンライン編集長 廣松 隆志)
井上雅博(いのうえ・まさひろ)1957年2月東京生まれ、51歳。
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2008-8-25 0:34
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オバマ氏とマケイン氏のエネルギー政策に注目(BusinessWeek)
David Kiley (BusinessWeek誌、デトロイト支局上級記者)
米国時間2008年8月6日更新 「Obama, McCain on Energy」
米ミシガン州は当初、今年の大統領選の主戦場ではなくなっていた。日程を前倒しして実施された大統領予備選挙が民主党の党則違反とされ、同州の代議員はカウントされないことになっていたからだ。
しかし状況は一変し、多数の政治アナリストや民主・共和両党の候補陣営は、11月の本選挙では同州が選挙結果を左右しかねないと考えている。
このため、大統領選を争う予定のジョン・マケイン、バラク・オバマ両指名候補は、同州での宣伝活動や選挙事務所の設営に一段と資金を投入し始めている。
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