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ニュース見出し
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2008-10-6 1:01
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日経ビジネスが描いた日本経済の40年()
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2008-10-6 1:01
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トヨタ自動車 「瀬戸際から世界一へ」 第1回(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。この欄ではそのカウントダウン企画として、過去の記事の中から、現在にも通じる企業戦略を選び、毎日掲載していきます。第1回はトヨタ自動車。
GMを抜いて生産台数で世界一の自動車メーカーとなったトヨタ自動車。米国勢が経営不振に苦しむ中で、2008年3月期の営業利益は2兆2700億円に達して、その凄さを見せつけた。だが、時計の針をわずか10年ほど前に戻すと、その光景は一変する。トヨタは国内営業の不振に悩み、豊田家出身の豊田達郎社長は不運にも病で途中引退を余儀なくされた。
さらに日米自動車摩擦で、米国での販売に暗雲も立ち込める。
新たに経営の舵を取ったのは奥田碩社長。
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2008-10-3 1:39
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未来のリーダーを新興国に派遣しよう(御立尚資の「経営レンズ箱」)
日本企業のグローバル化には、4つのステップがあると言われる。
第1ステップは、海外「販売」の増加。輸出を通じて、売り上げに占める海外販売額が増えていく段階だ。
第2に、海外「生産」の増加。特定の地域での販売量が増え、現地生産に切り替えられる。自動車産業のように、貿易摩擦がこれを加速化させることもある。
第3のステップは、海外「株主」の増加。世界的なマネーの移動が、これを推し進める。日本の多くの産業の場合、第2ステップまで進んだ後に資本の自由化が始まったため、このステップが3番目になっている。
そして最後の第4ステップが、「経営チーム」の外国人比率増だ。ソニーや日産自動車、あるいは最近の日本板硝子のように、経営トップレベルに日本人以外が就く場合も出てきたが、多くの場合はトップ以下、日本人中心の経営チームに少しずつ外国人が入っていくということになる。
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2008-10-3 1:39
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粉ミルク汚染問題、中国乳製品業界が大揺れ(BusinessWeek)
Chi-Chu Tschang (BusinessWeek誌、北京支局記者)
米国時間2008年9月26日更新 「Contaminated Milk Sours China's Dairy Business」
農業と出稼ぎで生計を立てるドン・リーチョンさんにとって、酪農業は工場での出稼ぎ労働から脱却できる“恵み”をもたらしてくれるはずだった。だがその夢は粉ミルク汚染問題で無惨に打ち砕かれた。中国の乳製品製造業界で第3位の三鹿集団の粉ミルクに、合成樹脂の材料に使われる化学物質メラミンが混入。これを飲んだ乳児が腎臓結石を発症した事件が明らかとなった。これまでに乳幼児4人が死亡、少なくとも5万3000人が汚染ミルク摂取による健康被害に遭っている。
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2008-10-2 1:16
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「月光族」だけでない消費行動が見えてきました(中国「80后」の素顔)
前回、マクロな視点から見る「80后」の姿をご紹介しました。彼らがこれまで中国大陸には存在しなかった“超新人類”であることは、お分かりいただけたかと思います。
調査は2007年12月から2008年4月に行いました。前回の調査概要に記したように、上海、北京、杭州、寧波、香港、澳門、深センといった都市部の地域で、実際に家庭訪問調査などを行った43人のほか、彼らの友達など総勢100人近くの80后に、様々な形でインタビューを実施しました。
その結果、中国「80后」の生々しい素顔が浮かび上がってきました。その実態を詳しく述べる前に、若者の調査というものが、どれほどたいへんな作業であるかについて触れておきたいと思います。
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2008-10-1 1:01
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東芝のYouTube活用、ブログ経由でアクセス稼ぎ動画視聴件数29万件に(ネットマーケティング最前線)
重厚長大な企業イメージの東芝だが、多様化する消費者とのコミュニケーション手段として、CGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)の活用に積極的だ。特に動画投稿共有サイト「YouTube日本版」については2007年11月、国内初のスポンサーチャンネル開設企業となりプロモーションを展開している。ブランディングにも効果を上げた活用実態を紹介する。
同プロモーションの担当者である東芝広告部国内広告担当部長代理の荒井孝文は11月5日に開催するネットマーケティング関連の大規模イベント「NETMarketing Forum Fall 2008」のユーザー特別講演「YouTubeを核としたCGM活用戦略」に登壇する。
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2008-10-1 1:01
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KISSのジーン・シモンズ、大いに語る(BusinessWeek)
米国時間2008年9月5日更新 「A Conversation with KISS' Gene Simmons」
米国のロックバンド「KISS(キッス)」のフロントマン、口から火を噴くパフォーマンスでおなじみのジーン・シモンズ氏。過去35年にわたり、歌舞伎の隈取り風メイクとドラゴンブーツで身を固めてきた。だが同氏にとって、KISSはいわば副業のようなものだ。
イスラエルのハイファで生まれたシモンズ氏(本名:ハイム・ヴィッツ)は、8歳で米国に移住して以来、アメリカン・ドリームを地で行くような人生を送ってきた。音楽とビジネスの両面で才能を発揮。数千点に及ぶKISSのライセンス商品を管理すると同時に、数々の事業を手がけている。
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2008-9-26 1:34
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「100万円の真珠、お買い上げです」(日経ビジネス リポート)
映像を拡大して見る(wmv形式)
少子高齢化と景気減速に伴う内需の落ち込み。こうした縮小均衡の打開策の1つとして、日本の小売・サービス業が、“内なる外需”とも言える中国人観光客の取り込みに注目し始めた。
飲食、土産代に1人当たり16万5907円を消費する
理由は2つある。まず、中国人観光客が大きな塊となってきたこと。2007年に訪日した中国人は94万人になり、前年より16%増えた。そのうち観光客は40万7286人で前年比26.1%の増加だ。2008年は訪日する中国人が100万人を大きく超える見込みだ。
高い購買力も大きな魅力。中国人にとっての日本旅行は、経済的なハードルが高い。
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2008-9-26 1:34
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不良資産は300兆円超も(神谷秀樹の「日米企業往来」)
米国政府は、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連の不良資産を7000億ドル(70兆円)買い上げる政策を発表した。当然だが、この買い取り額は、不良資産の全体額ではない。
サブプライム関連で打撃を受けた民間の金融機関全体には現在、7000億ドルよりも大きい額の不良資産がある。それを7000億ドルで買い取ってもらうには、現在ある全不良資産を7000億ドルまで償却しなくてはならない。それでは、不良資産全体の額はいくらで、要償却額はどの程度になるのか。
要償却額は250兆円、引当金はその数分の一
それをはじき出すために、メリルリンチが不良資産を売却した価格を参考にすると、メリルリンチの売却では、1ドルの額面に対して平均22セントとなった。
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2008-9-26 1:34
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新首相誕生で日本経済は好転するか?(BusinessWeek)
Kenji Hall (BusinessWeek誌、東京支局テクノロジー担当記者)
米国時間2008年9月22日更新 「Can a New Prime Minister Revive Japan's Economy?」
福田康夫首相が退陣を表明したことにより、世界の金融市場が米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻で動揺する中でも、日本の政治は空白状態が続いていた。福田首相の辞意表明から3週間後、日本の与党、自由民主党はついに後任の指導者を選んだ。
9月22日、自民党の国会議員は党本部ビルの8階に結集し、党の実力者で元外務大臣の麻生太郎氏(68歳)を新しい党総裁に指名した。総裁選の投票結果の発表後、麻生氏は立ち上がり、集まった人々に何度も深々と頭を下げた。
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2008-9-25 1:20
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「新・ムラ社会」を目指せ(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
前回は、企業を強くするには個人の強さよりも、むしろ集団に潜む個々人の能力を一つにすることの方が重要である、という話をしました。
ところが最近、その企業を支える個人の心身が疲れているのではないかと強く感じます。雑誌や新聞でも、仕事上のストレスとどう付き合うかとか、ストレスをどう解消するかなどを特集した記事が目に付きます。
こうした記事を読んでいて思うのは、はたして個人のストレスを解消することが根本的な問題解決になるのだろうか、ということです。仕事上のストレスが起きるのは、上司との関係がうまくいかなかったり、組織の中に過度なプレッシャーがあったりして、仕事に情熱を傾けられないといったことが典型と言えるでしょう。
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2008-9-25 1:20
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プロ選手の心に根づく“カーネギーの教え”(鈴木友也の「米国スポーツビジネス最前線」)
前回のコラムでは、米メジャーリーグで日本人2位の勝ち星を挙げている大家友和投手のチャリティー学習体験ツアーについてリポートしました。現在、大家投手はメジャー登板を目指して、マイナーに所属しています。私は、彼を訪ねて本拠地のノースカロライナ州シャーロットに出向いて、ある心温まる光景を目撃しました。
私が、スカウティング(相手打者の調査・分析)をしている大家投手やその仲間たちとバックネット裏から試合を観戦していた時のこと。目の前の席に、両親と一緒に試合を見に来ている5歳くらいの男の子がいました。すると、ちょうどその子の近くにファールボールが飛んできたのです。
イニングの間、選手にボールをねだる子どもたち。
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2008-9-24 1:07
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“イノベーション経済”が米国を救う(BusinessWeek)
Michael Mandel (BusinessWeek誌、主席エコノミスト)
2008年9月22日発行号カバーストーリー 「Can America Invent Its Way Back?」
2009年は、米国にとってイノベーション経済の年となるだろうか。
米国経済の先行きに対する悲観論が強まっている。住宅危機や国際競争の激化、エネルギー価格高騰などの長期的影響が懸念されているためだ。共和党と民主党が提案する政策は、減税や公共投資を主としたもので、十分な解決策になるとは思われない。
だが、こうした懸念が広がる裏で、経済学者や財界リーダーの間では、政治的立場を超えてある共通認識が形成されつつある。
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2008-9-18 0:44
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超新人類『80后』ってどんな若者?(中国「80后」の素顔)
私はここ数年、日本の若者研究をしてきました。合計で1000人を超える若者たちにインタビューを実施する中で、彼らがとても閉塞感を感じ、不安から過度な安定志向に陥り、広がり過ぎた人間関係に疲弊し、消費意欲や行動範囲が減退するなど、どんどん元気がなくなっていく様子を目の当たりにしてきました。
別の機会にまたお話ししたいと思いますが、彼らの中には新しい良い兆しも出てきてはいます。しかし全体を見れば、やはり国が成熟するに従って若者に元気がなくなっていくのは、世界中で普遍的な現象なのかもしれません。
そんなことを考えているうちに、「はて。では、毎年GDP(国内総生産)が10%成長を続ける隣国・中国の若者は、一体どういう状態なんだろう?」と思うようになり、今回、勤務先の博報堂研究開発局の仕事として、中国都市部の若者について調べてみました。
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2008-9-18 0:44
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“無限に”リスクを取る種族の破綻(神谷秀樹の「日米企業往来」)
今年に入りベアー・スターンズとリーマン・ブラザーズが破綻し、メリルリンチが破綻寸前ギリギリセーフでバンク・オブ・アメリカ(BOA)に吸収合併された。
米国の独立系大手投資銀行で残るのは、とうとうゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの2つになってしまった。と言っても、モルガン・スタンレーは、いったんディーン・ウィッター・ディスカバリーに買収されている。米国の投資銀行に未来はあるのだろうか。
歴史を振り返ると、かつてロンドンでは「マーチャントバンク」と呼ばれる小型の投資銀行が、その知恵とネットワークで、全盛を極めていた。SGウォーバーグ、J・ヘンリー・シュローダー、ベアリング・ブラザーズなどが栄華を極めていた。
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2008-9-18 0:44
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金正日後の北朝鮮とは(BusinessWeek)
Moon Ihlwan (BusinessWeek誌、ソウル支局長)
米国時間2008年9月10日更新 「North Korea After Kim Jong Il」
“核保有国”北朝鮮の今後について世界中で憶測が飛び交っている。米韓の情報機関は、スターリン的な独裁支配を長年続けてきた金正日総書記(66歳)の病気のため、遠からず北朝鮮で政権交代が起こる可能性を公然と論じている。東西冷戦の最後の前線で孤立する北朝鮮の共産主義体制の完全な崩壊や、激しい権力闘争の可能性にまで言及する向きもある。
北朝鮮に詳しい韓国の専門家の多くは、少なくとも短期的にはそうした可能性を否定している。CIA(米中央情報局)に相当する韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は、金総書記は心臓病や糖尿病などの持病を抱えているものの、命に別状はないとしている。
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2008-9-17 17:40
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失敗学から考えるリーマン破綻(御立尚資の「経営レンズ箱」)
今、トロントでこの原稿を書いている。ちょうど日本からこちらに向かう機内にいる時間に、米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻、メリルリンチのバンク・オブ・アメリカへの売却が報道され、北米のメディアでも、この話題についての報道がヒートアップしている。
政治、特に米大統領選挙への影響から、個々人が預金をはじめとする金融資産の保全のために何をすべきか、といった話題にいたるまで「これから、どうなるのだろう」というトーンでの報道が続いており、ついつい1997年頃の日本の状況を思い出してしまう。
1997年の山一証券、北海道拓殖銀行の破綻、そして翌年の日本長期信用銀行(長銀)の破綻。この当時の日本での報道内容も、「いったい、これからどうなってしまうのだろう」という危機感にあふれていた。
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2008-9-16 17:20
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テロから7年、メリルリンチの復活と身売り(酒井耕一の「グローバル企業最前線」)
9月15日、米メリルリンチのバンク・オブ・アメリカへの身売りが決まった。メリルの社員はどんな思いで、その決定を聞いただろうか。
わずか4日前の9月11日には、米同時多発テロから7周年の追悼式典に祈りを捧げていたはずだ。メリルリンチの本社と、テロで襲撃されたワールドトレードセンター(WTC)は隣接している。メリルの通路からはグラウンドゼロの跡地が常に目に飛び込んでくる。
破壊はされなかったが、メリル社員もテロの大きな被害者だ。2001年9月11日の数日後、メリルリンチは本社から離れたビルで、緊急記者会見を開いた。
本社ビルは健全を守った
会見に登場したスミス国際部門社長は「WTCに隣接するメリル本社は多少の被害はあるもののビルは健全であること。
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2008-9-16 0:57
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“独自の待遇”で定着率の高い人気企業(BusinessWeek)
Lindsey Gerdes (BusinessWeek誌エディター、ニューヨーク)
2008年9月15日発行号カバーストーリー 「The Best Places to Launch a Career」
大学新卒者が就職先を考える時、高額な報酬を得たいならホテル業界を選ぶのは得策ではないだろう。わずかな例外を除き、入社1年目に年収4万ドルを超えることはまずないし、ここ数年、業界の給与水準はほとんど上がっていない。
米ホテル大手マリオット・インターナショナル(MAR)の採用担当者が米デラウェア大学を訪問した際も、同大学の学生クレア・ピニャターロさんに対して厚遇を提示したわけではない。
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2008-9-11 0:25
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米メジャー・大家投手が子供たちに語る「夢」(鈴木友也の「米国スポーツビジネス最前線」)
8月18日、米ノースカロライナ州シャーロットのダグラス国際空港に、日本から来た10歳から17歳の6人の子供たちが降り立ちました。彼らは、米メジャーリーグで日本人2位の通算50勝を挙げている大家友和投手が毎年開催しているチャリティー学習体験ツアーに招待された子供たちです(日本人1位は、今シーズンで引退した野茂英雄投手の123勝)。
今年のドリームツアーに参加した6名の子供たち
現在マイナーで登板しながらメジャー再昇格を目指している大家投手は、メジャーリーガーになって以来毎年このツアーを続けており、参加者は合計90人にも上ります。応募者は、「私の夢」をテーマにした作文を基に、面接で最終選考されるのですが、その多くは親元から離れて児童福祉施設で暮らしている子供たちです。
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