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ニュース見出し
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2009-3-10 1:35
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「ユニクロ」が駆け込み寺に(時流超流)
2月27日、百貨店、専門店がひしめく東京・新宿に丸井の新店舗、「新宿マルイカレン」がオープンした。目と鼻の先にはファッションに強い伊勢丹新宿店がある。新規出店が減っている百貨店業界では久しぶりの“激突”劇だ。
開業後、初めて迎えた週末、ファッションに敏感な若い女性を中心に多くのお客が詰めかけたのが2階の一画にある「ユニクロ」。100m2ほどのコンビニ並みの小さな店舗で約30種類の衣料品を販売し、一時は入場制限が行われるほどの活況ぶりだった。
ユニクロは今、百貨店にとって駆け込み寺になりつつある。売り上げの急減に悩む百貨店からの出店依頼が相次いでいるのだ。
ユニクロを招き入れた丸井の新店舗「新宿マルイカレン」。
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2009-3-9 1:03
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「隣人のため」という働き方の薦め(鈴木義幸の「風通しのいい職場作り」)
東北地方の会社で、役員を対象にしたリーダーシップのトレーニングを行ったことがあります。
たいていの場合、役員の集団を前にして話し始めると、「若造が俺たちに何を言えるのか」という視線や雰囲気を感じることになります(現在の私は41歳です)。この雰囲気をいち早く打ち解けたものにし、「なかなか面白いじゃないか」と思っていただくようにもっていくのがコーチとしての醍醐味でもあります。
ところが、この会社の役員は、全く違う雰囲気を最初から醸し出していました。皆さん、とても気さくで、ニコニコしているのです。
東北地方の会社に出向いてトレーニングすることはあまりないので、「皆さん和やかなのは地域性なのかな」と、初めは思いました。
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2009-3-9 1:03
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ファイナンスが買収の成否を握る(危機の中で明日を拓く CFO“新論”)
(前回から読む)
2007年の英ギャラハーの買収は、買収作業のチーム(社内では、Business Development 略してBDと呼んでいます)、財務、会計、税務といった財務機能、そして法務のメンバーが、用意周到に準備を重ねてたどり着いたものです。この買収を題材に、経営者の視点から、CFO(最高財務責任者)として、考えたこと、果たした役割の一端に触れたいと思います。
ギャラハー買収の背景
なぜギャラハーを買収したのか。その背景にあった思いを以下にご説明します。
一国に依存する脆弱さ
前回述べたように、1999年に行った米RJR International買収により、海外たばこ事業の基本骨格ができました。
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2009-3-9 1:03
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「企業戦士」たちの苦悩[9(上)]会社人間でなぜ悪い! 平成版 生き残りの方程式(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
会社にどっぷりつかった中高年。課長、部長クラスの彼らは、上からは尻を叩かれ、下からは突き上げられる。いつの時代のそんな“可哀想な”存在、それが中高年というものだ。しかも、バブル崩壊以降、外資が日本企業を買収したり、国際化の進展で英語が管理職の必須になったりと、「ドメスティック」な中高年にはとても住みにくい環境になった。だが、いずれにしても会社の中核を握るのは彼ら中高年。「会社人間」の苦闘ぶりは、日本企業の闘いの軌跡そのものでもある。(注)会社名、肩書きなどは当時のまま
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2000年9月4日号
あなたの会社が突然、外資になったなら、一体どうしますか?
社内文書は英語、嫌みな後輩が出世して仲人口の派閥のボスは地方支店に左遷。
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2009-3-9 1:03
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恐慌の奔流を食い止めた泥亀の「人脈ダム」(泥亀サバイバル〜金ぴか偉人伝・2)
『成金炎上 昭和恐慌は警告する』
※『成金炎上』の主な人物とその相関図はこちら
「ニッポンの1929」。百年に一度の危機に、私たちは、かつて来た道を再び歩むのだろうか。そして、最後に生き残るのは誰なのか? 日経ビジネスオンラインで好評をいただいてきた本連載が、大幅に加筆、新たな書き下ろしとともに再構成され、単行本として発売されます。
「国を背負って金を獲れ」と雄飛した成金たちの活躍と黄昏、昭和恐慌、そして戦争に至る道を、「金ぴか偉人伝」の金子直吉、山下亀三郎、そして三井財閥の大番頭、池田成彬(いけだしげあき)、政界で財政を取り仕切った井上準之助の四人を軸に描き出します。
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2009-3-9 1:03
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【時代のリーダー】三重野康・日本銀行総裁(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1991年1月14日号より
「通貨の番人」というよりも「危機管理の番人」−−三重野康第26代日本銀行総裁はこう呼ぶのが相応しい。証券恐慌、安宅産業解体など、戦後日本経済の節目を襲った破綻劇に立ち会い、修羅場でらつ腕を振るった経歴からである。株高、地価高騰のバブル崩壊との巡り合わせには、宿命的なものがある。
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2009-3-7 1:21
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日本の市場は100億円に育つ(日経ビジネスマネジメントリポート)
脳科学のアプローチを使って消費者の潜在意識を解明する「ニューロマーケティング」。それは、既に広告や製品デザインを評価するサービスという形で事業化されている。
「日本におけるニューロマーケティングの市場は、すぐに100億円ぐらいになる。そこでシェアトップを狙う」
米リサーチ会社と提携して日本でもサービスを始めた米ベンチャー企業、ニューロ・フォーカスのA・K・プラディープCEO(最高経営責任者)兼社長はこう語る。
世界同時不況に伴う消費の低迷も意に介さず、「ニューロマーケティングの普及にとっては絶好の機会」と力を込める。
A・K・プラディープ氏
(A.K.Pradeep)
米ニューロ・フォーカスのCEO兼社長。
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2009-3-7 1:21
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高い道義心が新たなビジネスを生む(渋澤 健の資本主義と道徳)
数カ月前に、某銀行の支店から連絡の電話が入りました。その日の午前中のミーティングの合間に、支店に設置してあったATMで某信用金庫の口座へ送金しましたが、どうやら何か問題があって信用金庫が振り込みを受け入れてくれなかったようです。
その信用金庫は、銀行のオンラインシステムに加入していなかったようで、振込先の口座番号を入力しても、口座名が自動的に確認できず、口座名を1文字ずつ入力しなければなりません。ただ、入力できるのは、40文字まで。そして、振込先の口座名は、40文字以上でした。
40のカナ文字を人差し指で入力するのは、かなり時間がかかります。ミーティングの約束時間が迫ってきました。
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2009-3-6 1:34
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「企業戦士」たちの苦悩[8]あなたの心が危ない−3 「管理職の責任」を明確に(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
バブル崩壊後の長引く不況で痛んだのは企業だけではない。そこに働く企業戦士たちの心もまた蝕まれていた。世間では時あたかもITバブル。一攫千金で金持ちになったIT長者たちが「勝ち組」と称され、会社の中では実力主義の人事制度が幅を利かせ始めた。日本社会は二極化への道をひた走っていた。その結果、現在日本は年間自殺者数3万人を超える自殺者大国に。働く人間の中に巣食う心の病はいまや、企業にとっても重大な問題となっている。(注)会社名、肩書きなどは当時のまま
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2000年4月3日号
メンタルヘルスを経営の課題として認識する企業が現れ始めた。
社員全員に心の定期診断を実施し、必要に応じて人事権も発動。
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2009-3-6 1:34
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【時代のリーダー】山中かん・東武百貨店社長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1990年12月17日号より
経営危機にあえいでいた松屋を“細心にして大胆”な経営で奇跡的に再建。今度は東武百貨店で売り場面積日本一の百貨店作りに挑む。根っからの仕事師、山中鏆は、逆境をバネに変え、人を育て、現場第一主義を貫いて、客に喜ばれる店を作る。基本に忠実な山中イズムが東武百貨店を飛躍させることができるかどうか。
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2009-3-6 1:34
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解雇、増産、定年なし“たわけ”の哲学(世界ブランドの日本人を追え クエスト 探求者たち)
1990年3月、東京ドーム。ビートルズ時代以来、24年ぶりに日本公演を果たしたポール・マッカートニーの手にあった漆黒のギターは、A.Yairi(アルバレズ・ヤイリ)のYD-88だった。
輸出用のA.Yairi、国内ブランドのK.Yairiと、岐阜県可児市のわずか30人ほどの職人を中心にした会社、ヤイリギター。ここから生み出されるアコースティックギターは、日本国内はもとより世界中のプロのギタリストやアマチュアプレーヤーを今もうならせ続けている。
かつて日本にもギター製作会社は100以上あった。特に名古屋を中心とする中京地方には50年代、50以上のギター工場がひしめいていた。しかし今ではその数は10分の1になっているという。
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2009-3-5 1:36
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「企業戦士」たちの苦悩[8]あなたの心が危ない−2 及び腰のメンタルヘルス(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
バブル崩壊後の長引く不況で痛んだのは企業だけではない。そこに働く企業戦士たちの心もまた蝕まれていた。世間では時あたかもITバブル。一攫千金で金持ちになったIT長者たちが「勝ち組」と称され、会社の中では実力主義の人事制度が幅を利かせ始めた。日本社会は二極化への道をひた走っていた。その結果、現在日本は年間自殺者数3万人を超える自殺者大国に。働く人間の中に巣食う心の病はいまや、企業にとっても重大な問題となっている。
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2000年4月3日号
企業は社員の心の問題にどこまで立ち入ることができるのか。
プライバシーやアフターケアの壁を前に打開策が打ち出せない。
法的リスクも含め、企業の責任が次第に大きくなってきている。
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2009-3-5 1:36
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「サービスの輸出」に成功した原動力(豁達の精神!セコム流・元気の出る経営)
「豁達」。警備業大手セコムの社内には、至る所に墨痕鮮やかな達筆で書かれたこの2文字が掲げられている。「フータ」と読むこの2文字の意味するところは「心ひろやかに、明るく、小さなことにこだわらないさま」。セコムの持つ新進の気風をよく表す言葉だ。それは、警備から発して医療、福祉、情報システム、保険など失敗を恐れずに新たな事業に挑戦し続け、永遠のベンチャーたろうとする伸びやかな精神を表す。
セコムの社内では、萎縮する部下に向けて上司が今も言う。「フータでいこう」。今日その声は、まるで世界同時不況で萎縮する企業社会全体に向けられているかのようにも聞こえてくる。
このシリーズでは、セコムが挑戦する各事業と、それを切り開く「フータ」な人々を紹介していく。
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2009-3-5 1:36
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【時代のリーダー】伊藤 正・住友商事会長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1990年10月8日号より
1980年代の住友商事を率いてきた伊藤正の半生は、「書生論」さながらの建前で突っ張り通した歴史である。生来の我の強さとストイックな価値観が、万事に堅実と慎重を旨とする本来の住友精神と同化した時、妥協を知らない異色の経営者が生まれ落ちた。豪放磊落の仮面を被った愚直な求道者は「住友商事かくあれかし」と今日も一人念じ続ける。
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2009-3-5 1:36
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シリーズ 変なニッポン 1医薬品ネット規制に潜む厚労省の裁量(ニュースを斬る)
医薬品のネット販売存続を訴える楽天会長兼社長の三木谷浩史氏
(写真:都築雅人)
「おかしいやろ」。
楽天の三木谷浩史社長の口から思わず関西弁が漏れてしまった。
2月24日、厚生労働省が入居する中央合同庁舎の9階。省議室で開かれた「第1回医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」、意訳すると「医薬品のネット販売を規制するか否か、もう1度、議論する出直し検討会」の場で、三木谷社長はまたしても吠えた。
昨年暮れ、本誌の取材で「これはアンシャンレジュームとの戦い。裁判でも何でもする。必ず崩す」と訴訟も辞さない徹底抗戦の構えを見せた三木谷社長。当初、楽天からは渉外を担当する警察庁出身の関聡司執行役員が検討会のメンバーに選出されていたが、自ら“参戦”の意思を決め、関執行役員に代わって乗り込んだ。
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2009-3-4 1:11
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「企業戦士」たちの苦悩[8]あなたの心が危ない−1 会社を蝕む勝ち組・負け組症候群(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
バブル崩壊後の長引く不況で痛んだのは企業だけではない。そこに働く企業戦士たちの心もまた蝕まれていた。世間では時あたかもITバブル。一攫千金で金持ちになったIT長者たちが「勝ち組」と称され、会社の中では実力主義の人事制度が幅を利かせ始めた。日本社会は二極化への道をひた走っていた。その結果、現在日本は年間自殺者数3万人を超える自殺者大国に。働く人間の中に巣食う心の病はいまや、企業にとっても重大な問題となっている。
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2000年4月3日号
電通裁判で企業にも衝撃
自殺者数の増加が止まらない。
現代人の心の危機が深刻さを増している結果と見ていいだろう。
とりわけ、急激な変化と競争の激化に直面するビジネス社会では、誰もが心の病と無縁ではない。
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2009-3-4 1:11
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中小企業の実態に合わない公的年金制度の是正を(会社をダメにする“法令遵守”)
前々回と前回のこのコラムで述べてきたように、「年金改ざん」問題は、厚労省や社会保険庁組織が「法令遵守」に偏った対応ばかり行ってきたことや、組織のトップである舛添厚労大臣が、事実を確認もせず、問題の本質を理解することもなく、社保庁職員が犯罪者であるかのようにこき下ろしたことなどで、マスコミや世の中から、社保庁の職員が組織ぐるみで行った単なる「悪事」であるように決めつけられてしまい、問題が矮小化されている。
では、この問題に対して、今後、どう対応したらよいのか、制度の在り方やその運用はどのように改めていったらよいのか。私なりの考え方を示しておきたい。
「年金改ざん」を巡る誤解の解消が急務
何はさておいても、まず行わないといけないことは、この問題に関する国民の誤解を解消するために、「年金改ざん」と言われている問題を整理し、何が問題の本質なのかということを、分かりやすく国民に説明することだ。
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2009-3-4 1:11
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第26話「金融のプロがいくら頑張っても、どうすることもできないのよ」(「熱血!会計物語 〜経理部長、団達也が行く」)
◎前回までのあらすじ
資金繰りに窮していたジェピーだったが、ロンドンの投資ファンドから30億円の融資を受けることで危機を脱することができた。ただし、「半年で業績を上向かせることができなければ、特許権を差し押さえる」というのが融資の条件だった。手を差し伸べたのは、達也の旧友、ジェームスだった。
しかし、ジェームスの会社は新興国向けの巨額の融資が焦げつき、窮地に陥っていた。ジェピーへの債権も現金化を迫られていた。この債権を狙っているのは、米投資ファンドの日本支社長、リンダだった。目的は、ジェピーの特許権だった。
経理課長の細谷真理は、長野工場に出張していた。マイクロスイッチなどの生産を効率化することで生産量を増やし、売り上げを40億円にする。
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2009-3-4 1:11
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【時代のリーダー】晝馬輝夫・浜松ホトニクス社長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1990年2月26日号より
84年の店頭公開、87年のトヨタ自動車との提携と、ベンチャー企業、浜松ホトニクスの急成長を演出してきた晝馬輝夫(63)。念願だった浜北リサーチパークの発足を前に表情は浮かない。ライフワークである光科学と自分の信仰を結び付け、新しい精神科学を打ち立てようという構想が、他の企業経営者に理解されないのだ。
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2009-3-4 1:11
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ゲーセン、120円時代に?(時流超流)
1970年代後半の「インベーダーゲーム」のブームから「1プレー100円」を維持していた業務用ゲームの遊技料金。物価の上昇や消費税の導入などを乗り切ってきた“物価の王様”に、値上げの動きが起きている。
タイトーが運営する東京・渋谷のアミューズメント施設(写真:的野 弘路)
ゲーム大手のタイトーは2月3日、東京・渋谷など3つのアミューズメント施設でゲームの料金を試験的に120円に値上げした。客足や売り上げの状況を見て、全店で値上げするかどうか見極める。「業務用ゲーム業界は1社が動けばほかも“右へ倣え”する傾向があるので、他社も(値上げに)動くかもしれない」とタイトーの社長を兼任するスクウェア・エニックス・ホールディングスの和田洋一社長は業界全体に波及する可能性を示唆する。
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