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ニュース見出し
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2009-3-30 1:15
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【時代のリーダー】樫尾 和雄・カシオ計算機社長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1992年12月7日号より
樫尾4兄弟の三男。営業面で経営をリードしてきた。
勝ち気な性格とざん新な発想で、電卓戦争の克服や多角化推進に貢献した。
「責任は長にあり」を標ぼうし、組織力強化で成長持続を目指す。
=文中敬称略(田中 博文)
樫尾 和雄(かしお・かずお)氏
1929年東京生まれ、63歳。
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2009-3-30 1:15
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東芝が悩む西田改革の代償(時流超流)
「今は佐々木君しかいない。何か実績を残した人じゃないと」。東芝が社長交代を発表した翌3月19日、2代前に社長を務めた西室泰三・東京証券取引所会長は今回の人事をこう評した。
西田厚聰社長からバトンを受け継ぐことになった佐々木則夫副社長は、入社以来、そのほとんどの時間を原子力発電事業に費やした。2006年には米ウエスチングハウス(WH)の買収で中心的な役割を担い、社長に就くための実績を築いた。
発表翌日の新聞紙面は、今回の人事を、選択と集中を進めてきた西田改革路線の継続として、おおむね前向きに報じた。古川一夫社長から7歳年上の川村隆・日立マクセル会長へ交代する日立製作所の異例の人事も、東芝の社長交代をより美しく見せる演出効果となった。
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2009-3-28 2:05
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ハーレーダビッドソンは脳に心地よい(日経ビジネスマネジメントリポート)
商品やサービスのコモディティー(汎用品)化が進み、国内の消費が低迷する中、ブランド力によってファンを増やし購入を促す重要性が高まっている。
そうしたブランドの成功例としてよく名前が挙がるのが、米オートバイメーカーのハーレーダビッドソンだ。
根強い人気を誇るこのブランドは、ファンの潜在意識においてほかの強力ブランドとは異なる受け止め方をされている。
こんな事実が、大手広告代理店の博報堂DYホールディングス2433が実施したニューロマーケティングの実験で判明した。企業のブランド戦略のあり方を再考する1つのきっかけになりそうだ。
強力なブランドの代表的な存在であるハーレーダビッドソン。
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2009-3-28 2:05
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「士魂にして商才がなければならぬ」(渋澤 健の資本主義と道徳)
渋沢栄一の同年代で、交流のあった新渡戸稲造。彼が「武士道」という言葉で、日本の精神を西洋社会に訴えたのは20世紀の初めでした。私たちが暮らす21世紀では、何を指して日本の精神と言えるのでしょうか。
In feudal Japan, the warrior was the ruling class. During the 270 years of order and peace of the Edo Period, their code of conduct developed and was refined into characteristics such as loyalty, morality, respect, and honor. Though they lived off of the fruits of labor of the agricultural and merchant class, talking about money-making was seen as a despicable act.
With the Meiji Restoration, this class put their swords to rest, yet their pride lingered. Around the turn of the 20th century, scholar-diplomat, Inazo Nitobe created the word, “Bushido” (The way of the warrior) in order to appeal to the West that “the soul” of this emerging power shared some common traits of chivalry and knighthood in Western societies.
However, perhaps inadvertently, “Bushido” further engrained the notion that money-making was something that should not be considered as a part of the soul of Japan. This thinking still exists even in the 21st century Japan. Yet, Eiichi Shibusawa, who was Nitobe’s contemporary and acquaintance knew better. He strongly believed that “shikon” (the spirit of the warrior) also needed a dose of “shosai” (business sense), if Japan were to truly emerge as a global power in the 20th century.
出社してもお茶をすするだけの“元武士”に憤った栄一
士魂と商才は相容れない思想であるという、一般的な常識に渋沢栄一が異論を唱えたのは、当時の世界情勢において、日本の危機管理のためには経済的な発展によって国力を増すことが不可欠だと確信していたからではないでしょうか。
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2009-3-27 1:50
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押し寄せる21世紀の難問に備えよポール・ケネディ米エール大学教授インタビュー(日経ビジネス リポート)
大国の500年にわたる栄枯盛衰を、経済力と軍事力からひもといた著書「大国の興亡」が世界的ベストセラーになったポール・ケネディ米エール大学教授。経済の変化の速さと複雑さに、世界経済が巻き込まれ、途方に暮れている。
日本の景気回復は、アジアやラテンアメリカで回復の兆しが見えてからだと予測し、英、米はさらにその後だとする。「私たちは歴史的な瞬間に立ち会っている」と指摘するケネディ教授に、今後も続きそうな経済の混乱をどう受け止め、乗り切るべきかを聞いた。
(聞き手は日経ビジネス記者 広野彩子)
ケネディ教授が1993年に書かれた『21世紀の難問に備えて』(草思社)で指摘されていたように、金融に対して人々が信頼を失い、金融革命が世界に不確実性を引き起こしました。
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2009-3-27 1:50
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同世代リーダーに聞く〜「体にいい経営術」()
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2009-3-27 1:50
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圧力マネジメントから、「脱力経営」へ(同世代リーダーに聞く〜「体にいい経営術」)
経営とは、つまるところ体の問題である。
ぎりぎりの状況下での判断、分刻みでの感情の切り替え、そして土壇場での振る舞い。土気色のリーダーにそれがこなせるだろうか。すべて、健康な体が土台にあってのことだ。だが、リーダーは忙しい。体調に顧慮する余裕などあるのだろうか? 実は逆だ。リーダーが不健康な状態に陥る組織は、内部に重大な問題を抱えている。言い換えれば、健全な判断をリーダーが下せる組織は、優れた経営システムを持っている、と言っていい(もちろんこれは、リーダーが部下に全てを押しつけて安楽に暮らすという馬鹿げた話ではない。そんな組織はモラルハザードを起こし、すぐ崩壊する)。
日々激務をこなしつつ、自らの体をマネジメントし、それを組織全体の健全さに結びつける工夫を、40代を中心とした若手経営者たちに聞いてみよう。
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2009-3-27 1:50
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【時代のリーダー】山口 敏明・東ソー会長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1992年11月2日号より
今年6月、会長に退いたのを機に、産業界全体の環境問題に本腰を入れるなど、外の仕事に専念する。「タイガー」のニックネームが示す攻撃的なイメージが定着しているが、意外に駆け引きがうまい戦略家だ。業界の暴れん坊から財界の猛虎に変身できるか。
=文中敬称略(高田 隆)
山口 敏明(やまぐち・としあき)氏
1928年中国東北部(旧満州)奉天市生まれ、64歳。
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2009-3-26 1:35
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吉野家、牛丼なしで黒字化した「営業継続力」(崖っぷちからの再生 改革の軌跡(第1部))
2006年2月期、吉野家ディー・アンド・シーは牛丼なしで黒字転換を成し遂げた。
当初は新メニューのオペレーションをこなし切れずに店舗が大混乱に陥る。
それでも営業を続けられたのは経営への信頼と現場の実行力があったからだ。
牛丼の吉野家から、牛丼も売るメニューミックスの吉野家への進化を追った。
(文中敬称略)<日経情報ストラテジー 2007年3月号掲載>
プロジェクトの概要
2003年末、米国でBSE(牛海綿状脳症)感染牛が見つかり、日本政府は米国産牛肉の輸入を停止した。全国の約1000店で牛丼を販売する吉野家ディー・アンド・シーは使用する牛肉の99%を米国からの輸入に頼っており、米国産牛肉の在庫が尽きる2004年2月に牛丼の販売を休止せざるを得なくなった。
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2009-3-26 1:35
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【時代のリーダー】中山 隼雄・セガ・エンタープライゼス社長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1992年10月19日号より
新産業として台頭してきたアミューズメント企業を引っ張る。スカウトされて入社してからわずか13年。低迷していたセガを世界が注目する成長企業にした。この市場は技術革新で巨大化する可能性がある。ライバルも多く、目を離せない日々が続く。
=文中敬称略(長谷川 直樹)
中山 隼雄(なかやま・はやお)氏
1932年東京生まれ、60歳。
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2009-3-25 17:17
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第13話 代表続投の影響が出ようとも…(衆院選「候補者A」かく闘わんとす)
3月24日午後、民主党の小沢一郎代表の第1秘書が、西松建設からの違法献金事件で起訴された。そのニュースが流れた時、民主党代議士・Aは、議員会館にある自身の事務所で数人の官僚と向かい合っていた。
「そんな説明では納得できません。 課長ご自身のお考えを聞かせていただきたい」
熱い口調で迫るAに対し、担当課長はのらりくらりとかわし続ける。
質問レクのためAの事務所を訪れた官僚たち(撮影:筆者)
「先生のお気持ちは分かりますが、私どもとしましては…」
翌25日の午前、Aは国会で質問に立つ。その前に恒例となっている官僚との「質問レク」に臨んでいた。ここでのやり取りを経て、官僚側は質問への答えを用意するのだ。
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2009-3-25 1:24
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第29話「年間2億円利益が増え、しかも残業はなくなります」(「熱血!会計物語 〜経理部長、団達也が行く」)
◎前回までのあらすじ
ジェピー創業者・財部文治の妻で今の社長、財部益男の母であるふみは、文治の死後、その持ち株をすべて相続し、ジェピーの株の大半を所有する実質的なオーナーだった。
しかし益男は、役員会のメンバーが経理部長の団達也の意見にばかり耳を傾けることが面白くないと感じていた。
経理課長の細谷真理は、長野工場に出張し、売り上げが増えない理由を突き止めた。検査工程がボトルネックになっていたのだった。真理はそれを達也に報告した。
銀座の高級クラブ「真紀」で働いていた沢口萌は、ジェピーの内情をかつての上司、斑目淳次から聞いていた。萌は斑目にカネを渡していたのだった。
ジェピーのメーンバンク、関東ビジネス銀行の佐古田五郎・融資部長は、アメリカの投資ファンドからジェピーの債権を譲ってほしいと依頼されていた。
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2009-3-25 1:24
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【時代のリーダー】石丸 典生・日本電装社長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1992年8月24日号より
自動車部品メーカー最大手となった原動力のカーエアコンの技術を育てた。
会社の地位、社員のプライドを高めるため「自分のために働け」と唱える。
その裏に3度転職し、肺結核で長期間療養した若き日の体験がある。
=文中敬称略(酒井 綱一郎)
石丸 典生(いしまる・つねお)氏
1928年7月三重県生まれ、64歳。
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2009-3-25 1:24
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政治混迷の影で進むもう1つの危機(ニュースを斬る)
企業を取り巻く問題は、資金繰りから資本問題に移った。
金融危機に伴う世界的な信用収縮で懸念された企業の資金繰り問題。日本銀行や米連邦準備理事会(FRB)、英イングランド銀行など世界の主要な中央銀行が、利下げに加えてコマーシャルペーパー(CP)や社債などの買い取りオペを実施したことで、一時期よりは落ち着きを取り戻した。
だが、一難去ってまた一難。世界的な需要の“蒸発”に伴う収益環境の悪化によって、企業は業績の急激な悪化と繰り延べ税金資産の取り崩しというダブルパンチに見舞われている。過小資本、場合によっては債務超過への転落。そんなシナリオが政府筋や市場関係者の間で囁かれ始めた。
日立、アドテスト、エプソン、横河電、長谷工…
現実に、繰り延べ税金資産を取り崩す企業は相次いでいる。
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2009-3-25 1:24
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企業献金、全面禁止より必要なこと(ニュースを斬る)
西松建設を舞台にした政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は、逮捕した民主党の小沢一郎代表の公設第一秘書を起訴した。真相解明の舞台は司法の場に移されることになったが、小沢氏は民主党代表の地位を続投することを表明した。一方で、「企業献金の全面禁止」を訴え始めた。
一連の事態の推移を見ると、まるで2つのデジャブを見ているかのようだ。
1つは、田中角栄元首相、金丸信自民党元副総裁、そして今回の小沢代表秘書逮捕と、脈々と続く田中角栄的錬金術と検察の戦いである。
2つ目は、1993年に小沢氏が新生党を結成した時のことだ。小沢氏は当時、自らの所業を自己批判して、自民党を飛び出し新党を結成した。
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2009-3-24 0:43
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【第2話】部下のやる気を高める5つの鉄則(その1)(リーダーのための“新”武士道 伝説の外資トップがあなたのメンターになる!)
34歳の私に部下の態度が教えてくれた“気づき”
私が34歳の時、日本コカ・コーラで、日本人としては初めてのコカ・コーラ ブランドマネジャーに就任した際のことです。部下の数は12人。皆一流のマーケティングマンになることを目指している、能力と自信のあるヤングライオンばかりです。私もそんな彼らの良き上司たらんと、腕まくりをして仕事に取りかかりました。ところが。
しばらくして気がついたのですが、どうも私に対する皆の態度がよそよそしい。何となく冷たい風が吹いている。前回のコラムで触れたような、文字通り“笛吹けど踊らず”の状態なのです。これはいったいどうしたことか?
悩みに悩んだ揚げ句、気がつきました。
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2009-3-24 0:43
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鈴木義幸のリーダーシップは磨けるもの()
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2009-3-24 0:43
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部下は「決めてくれる上司」に付いてくる(鈴木義幸のリーダーシップは磨けるもの)
「リーダーシップ」は、特別な一部の人のみに宿るものではなく、全ての人の中にあるものです。1人では実現できない何かを実現したいと思い、他者に働きかけ、協力を仰ぎ、その実現を目指す力こそがリーダーシップなのですから。
友達と一緒に空き地で基地を作ること。恋人を映画に誘うこと。ホームパーティーを催すこと……。日常のちょっとしたことでさえリーダーシップなしでは実現しませんし、リーダーシップを取ったことのない人は一人もいないはずです。
リーダーシップは“力”ですから、それが大きい人と小さい人がいます。そして、より大きなことを実現しようと思えば、より大きいリーダーシップが必要です。
本コラム「リーダーシップは磨くもの、磨けるもの」が、自分のリーダーシップが小さいと感じている方にとっても、それを大きくするために必要なことを学び、試し、実際に職場で大きく発揮するためのヒントになれば、大変嬉しく思います。
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2009-3-24 0:43
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「これくらいでおたおたするな。景気をさざ波で見てはいかん」若手vs泥亀、山下汽船大分裂!(泥亀サバイバル〜金ぴか偉人伝・2)
1929年10月のウォール街の株大暴落が世界恐慌の始まりだとは、ほとんどの経済人が気づいていなかった。
日本の財政当局者たちは「アメリカの景気がクールダウンするのもいいだろう。金利が低くなって借款をとりつけるのに好都合」といった反応を示した。
だが、瞬く間に大嵐が襲来する。
翌年1月、浜口雄幸内閣は大蔵大臣・井上準之助の強いリーダーシップによって、「金輸出解禁−金本位制への復帰」を断行した。
これは、実質的には2割ちかくの「円切り上げ」を伴う荒療治だった。井上は、ふくれあがった無駄を緊縮財政でそぎ落とし、スパルタ式に日本経済を鍛えなおそうともくろんだ。
暴風雨を日本に呼び込んだ金解禁
しかし円切り上げは、世界経済の嵐のなかで家の窓や戸を開け放つに等しかった。
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2009-3-24 0:43
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【時代のリーダー】藤本 秀朗・ユニデン会長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1992年8月3日・10日号より
自分の足で集めた情報で、通信機器メーカーの“渡り鳥”経営の方向を定めてきた。
創業25年。目標達成感で緩んだたがを締め直し、経営の抜本改革に臨む。
新天地は中国と定め、日本では実現不能な夢に挑む。
=文中敬称略(中島 修)
藤本 秀朗(ふじもと・ひでろう)氏
1935年6月東京生まれ、57歳。
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