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ニュース見出し
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2009-5-22 1:48
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心に届くCMは「ご縁」から生まれる(世界ブランドの日本人を追え クエスト 探求者たち)
砂漠に不思議な燕尾服の楽団。マリリン・モンローのなつかしい歌声が流れる。
そう言い出すだけで、「ああ、あのテレビコマーシャル」と思い出す人は多いだろう。
吉川晃司扮する指揮者をはじめ総勢17人の豪華出演者は、いずれも1人でも主役をはれるスターたち。このサントリーの缶コーヒー「ボス シルキーブラック」の幻想的な世界が、アートディレクター森本千絵のテレビコマーシャルの最新作である。
森本の作品世界は広告だけにとどまらない。
33歳の女性が作り出す広告世界
ミスター・チルドレンはじめ数々の人気アーティストのCDジャケットやプロモーションビデオを手がけ、岩波書店の育児書『育育児典』のアートディレクションではグッドデザイン賞を受賞。
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2009-5-22 1:48
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高まる“スパイ天国”のリスク、法改正でも安心できない(ニュースを斬る)
毒物カレー事件の裁判で被告の死刑が確定し、政局では民主党の小沢一郎前代表の去就に注目が集まっていた4月21日。日本の国益を左右する重要な法案が、ひっそりと成立していた。
主に軍事スパイ行為を抑制する改正外為法と、主に産業スパイを抑制する改正不正競争防止法だ。
改正外為法では、安全保障に関わる物品、情報の国際取引について、規制の対象を従来の「居住者から非居住者への提供」だけでなく、国境を越える行為全般とした。文書や電子記録媒体の国境を越えた移動、電子メールの国外送信も規制対象に含まれ、罰則も強化した。
これにより、例えばロケットやミサイルに転用できる技術情報を外国人労働者や短期滞在者が取得し、外国に電子メールで送信、あるいは他人に提供する目的でUSBメモリーに情報を入れて国外に出た場合でも、取り締まることができるようになった。
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2009-5-21 1:48
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episode:9「一言で言えば、これからつづく不景気に負けない会社にすることだ」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
「じゃあ、始めるよ。第三企画室創立第一回の記念すべき会議だ」
旭山室長が真新しいホワイトボードに「第三企画室」と書きながら開会を宣言しただけだというのに、妙に気分は高揚していた。室長と風間さんが醸し出す、どこか仰々しい空気が伝染したのだ。
「ここが初めての配属先である楠原さんも、少し先輩にあたる風間さんも、ここへ来てもらってから長い間待たせて申し訳ありません」
室長は新入社員の自分を呼ぶときにも「さん」づけで呼ぶ。
「当然二人とも、この第三企画室が何をするための部署なのか、ということがいちばん気になっていることだと思う」
もちろんそのとおりだ。
「いよいよこれからその答えを僕がここで説明することを期待しているだろうけど、その期待は裏切らせてもらう」
どういうことだ。
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2009-5-21 1:48
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[30]ワイヤレス電源(イノベーティブな技術 厳選40)
およそ15年前の1990年代半ば、電話機から通信ケーブルが消え、どこにでも持ち歩けるようになり始めた。10年前には、パソコンからも通信ケーブルが消え始め、仕事や生活の環境が様変わりした。そしてついに、最近になって電源コードさえも不要にする技術が登場した。
開発したのは、米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology、MIT)の研究者であるマリン・ソーリャチッチ氏。同氏はこの技術を2006年に開発し、「Witricity(wirelessとelectricityを合わせた造語)」と名づけた。携帯電話のように基地局から数百mも離れて使うことはできないものの、数十cmから数m離れた「アンテナ」間で、数十W〜数百Wの電力を比較的高い伝送効率を保ちながら、しかも理論的には人体に安全に伝送できる。
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2009-5-21 1:48
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頑張らないから11年連続で増収増益(日本はやっぱり現場力)
昨年秋以降の不況で逆風下の家電量販業界。最大手のヤマダ電機や2位のエディオンは減益、また赤字転落となる企業も珍しくない2008年度決算。そんな逆風下で11年連続で増収増益を続けているのが、ケーズデンキを展開するケーズホールディングス(水戸市)だ。
創業以来、62年連続で増収を続け、2009年3月期の売上高は5741億円で、その規模はヤマダ電機、エディオン、ヨドバシカメラ、ビックカメラに次ぐ。経常利益は188億円(前期比14%増)と2ケタ増益でしかも過去最高益を達成。多くの家電量販店が採用している「ポイント制」を採用せず、「現金値引」をうたって独自の経営路線を進んでいるのが特徴だ。
加藤修一・ケーズホールディングス社長が説く、不況時でも増収増益を続けられる理由…。
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2009-5-21 1:48
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会社の履歴書【2】パナソニック(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
バブル崩壊後、日本企業は好むと好まざるとにかかわらず、大きな「変革」を余儀なくされた。金融部門の痛みは、日本企業の成長を支えた間接金融の縮小、株式の持ち合いの解消を迫り、急速に進展したグローバル化は終身雇用、年功序列の終焉をもたらした。その中で問われたのは企業の変革能力である。劇的に変化する外部環境にどう対応し、組織をどう変えていくのか。それに成功した企業もあれば、依然として対応し切れない企業もある。企業が「失われた15年」をどう生きたのか。1991年以降、「日経ビジネス」で取り上げた日本の代表的な企業の記事を「会社の履歴書」として取り上げる。
(文中の肩書き、名称などは掲載当時のままです)
パナソニック(旧松下電器産業)
米ハリウッドの映画・娯楽会社MCMの買収。
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2009-5-21 1:48
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男の生き方、考え直してみませんか?(30秒で読める日経ビジネスオンライン)
おはようございます。わたしがこの欄を担当させていただくのも、あと2回です。昨日「チェンジ」というテーマで記事をご紹介したので、これを受けて今日と明日は、「生き方を変える」ことについて考えたいと思います。
小さい頃からわたしは、「ほかの人と同じように」「みんなと同じように」という教育を受けてきたような気がします。多数意見がいつも通り、隣の人と同じ動きをしていればよかった。でもその一方で、「何かおかしいのではないか」と思い続けていました。他人と違うことをする人、変わったことを考える少数の人たちが気になっていました。
そしてずいぶん大人になってから、マジョリティーよりもマイノリティーに目を向けたいと思うようになったのです。
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2009-5-21 1:48
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【時代のリーダー】樋口 公啓・東京海上火災保険社長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1999年9月27日号より
損保業界の首位企業の社長。その行動力が注目を集めている。
自由化の幕開け早々、自動車保険の新商品を発売したのが端的な例だ。
業界団体のリーダーとしても、自分が正しいと思うことは主張してきた。
発言を支える理念は「顧客の信頼」。社内外にその重要性を説き続ける。
カリスマ性は追求せず、地味でも会社を永続できる経営者を目指す。
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2009-5-21 1:48
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新型インフル、騒ぎ過ぎの代償(ニュースを斬る)
「魔女狩りもどきの機内検査やメディア報道が嫌で日本に帰るのを急遽やめました。確かに人ひとり感染が増えるとウイルスが悪性化する可能性が高まるとは言え、インフルエンザは毎年死亡原因のトップに挙がるものだし、ここまでする必要はあるのでしょうか」
久々に里帰りしようと思っていたけれどやっぱりやめます、と、ニューヨーク在住の旧友から落胆したメールが来た。
NYではインフルで毎年1000人が死亡
5月20日朝、神戸のラッシュアワーの様子 © AP Images
画像のクリックで拡大表示
ニューヨークでも新型インフルエンザの感染が広がっているという。死者も出た。しかし、一般の混乱を防ごうと市の対応は冷静であるようだ。
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2009-5-20 1:24
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会社の履歴書【2】パナソニック(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
バブル崩壊後、日本企業は好むと好まざるとにかかわらず、大きな「変革」を余儀なくされた。金融部門の痛みは、日本企業の成長を支えた間接金融の縮小、株式の持ち合いの解消を迫り、急速に進展したグローバル化は終身雇用、年功序列の終焉をもたらした。その中で問われたのは企業の変革能力である。劇的に変化する外部環境にどう対応し、組織をどう変えていくのか。それに成功した企業もあれば、依然として対応し切れない企業もある。企業が「失われた15年」をどう生きたのか。1991年以降、「日経ビジネス」で取り上げた日本の代表的な企業の記事を「会社の履歴書」として取り上げる。
(文中の肩書き、名称などは掲載当時のままです)
パナソニック(旧松下電器産業)
米ハリウッドの映画・娯楽会社MCMの買収。
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2009-5-20 1:24
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episode:8「このマンションの一室で、いったい何をやればよいのか。」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
「コーキくん、じゃあ、最初の仕事、お願いしようかな」
風間麻美に言われた楠原弘毅は、小さく舌打ちした。待ちに待った配属だったはずなのに、いきなりやる気をなくした。
第三企画室勤務を命ず。
2カ月半の新入社員研修が終わっていよいよ配属が発表になった。配属辞令にはそれだけが書いてある。人事からの説明は配属先の部署名と上司となる室長の名前だけ。部署名からは何をするところなのか、想像もできない。事業部名がないのは、本社なのだと聞いたが、組織表にも載っていないし、聞けば場所は本社ビルではないといわれた。「企画」という言葉の響きは悪くなかった。だが、自分は工学部の出身だ。就活のときからエンジニア以外考えたことがない。
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2009-5-20 1:24
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破たんした大複合施設を再建考える集団に変革、効率経営へ(存亡の危機からの脱出 改革の軌跡(第2部))
経営破たん後、米投資会社に買収された宮崎市のシーガイア。
当初の思惑に反して5年以上かかったが、2007年3月期決算で初の営業黒字を記録した。
再建の陣頭指揮を執るのは、人材輩出企業として知られる外資系企業出身の日本人社長。
徹底的な情報開示で会社を考える集団に変え、効率経営を目指す。 (文中敬称略)
<日経情報ストラテジー 2007年11月号掲載>
プロジェクトの概要
1993年開業のフェニックス・シーガイア・リゾート(シーガイア)。海岸線に沿った南北11kmの敷地には青々とした松林が広がる。ここに世界最大の開閉式ドーム型造波プール、世界ツアーの開催もある2つのゴルフ場とテニス競技場、超高層ホテルなど4つの宿泊施設、国際会議場、スパ、動物園など多様な施設がある。
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2009-5-20 1:24
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[29]飛び出す立体印刷(イノベーティブな技術 厳選40)
>>シリーズの概要はこちら
厚さ1mmにも満たない下敷きのようなプラスチック製シート。表面に描いてある絵を見ると、3匹のキャラクターがあたかもその場に立っているかのように浮き出してくる。
凸版印刷が2008年2月に発表した「ステレオ印刷ポップアップ3D」を利用した印刷の一例である。特殊なメガネなどを使わずに絵が浮き上がって見える印刷技術としては世界初のものだ。
従来の印刷は画像の真正面から見なければならなかったが、凸版印刷の技術は、正面や斜めなど自然な方向からも立体画像を認識できる。
価格は、A4判サイズを1000枚印刷した場合で1枚当たり1000円程度。1万枚刷れば量産効果で500円を切るという。
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2009-5-20 1:24
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その発想、そろそろチェンジしませんか?(30秒で読める日経ビジネスオンライン)
おはようございます。大塚です。昨日のこの欄に、読者の方からコメントをいただきました。要約すると、こういう内容です。
「編集者の視点で紹介するというのは楽しみです。ただ、もう少し“私目線”の言葉で書かれてもよいのではないでしょうか」
ご指摘、ありがとうございます。確かに、テーマに合わせてできるだけ多くの記事を紹介したくて、あっさりとした解説に終わってしまったかもしれません。
そこで今回は、わたし自身の思いを込めて(?)記事をご紹介したいと思います。本日お届けするテーマは、「チェンジ」。どこかの大統領のようですが、何事も、変化していかなければいけないと思うのです。
まずは、昨日実施した緊急アンケート「鳩山・民主誕生は波紋を起こすか」へのご回答、ありがとうございました。
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2009-5-20 1:24
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第35話「利益がなくても、借金を返せるかもしれませんね」(「熱血!会計物語 〜経理部長、団達也が行く」)
◎前回までのあらすじ
ジェピー社長の財部益男は、アメリカの大手電子部品会社、UEPCとの交渉を独断で進めようとしていた。そのことを知った益男の母でジェピー創業者の未亡人であるふみは、亡くなった夫が信頼していた宇佐見秀夫に相談した。宇佐見は、ふみの娘、早百合から話を聞くと、益男が「筋の悪い連中に目をつけられた」ことをすぐに看破した。宇佐見は一通の手紙を早百合に託した。
ジェピー経理部長の団達也はジェピー再建に奔走していた。まずは長野工場の在庫を減らし、工場に滞留する現金を減らすことを会議の場で訴えていた。
益男は、ジェピーの誰にも言わずにニューヨーク行きの飛行機に妻を連れて乗っていた。
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2009-5-20 1:24
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【時代のリーダー】井川 高雄・大王製紙代表取締役(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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1999年9月6日号より
父の後を継ぐべく入社したが、その年に倒産に見舞われた。
再建に邁進する父との激論から、経営を学んだ。
王子製紙などに異端視された屈辱も、バネに変えていく。
大昭和株の買い集めも、大王の存続に必要な投資と考えた。
「強い会社にする」執念と、人並み外れた知識欲は今も衰えない。
=文中敬称略(塩田 宏之=編集委員)
井川 高雄(いかわ・たかお)氏
1937年8月28日愛媛県生まれ、62歳。
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2009-5-20 1:24
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「チラシだけ宅配」広がる(時流超流)
普段、新聞記事は流して読む程度だが、テレビ欄と折り込みチラシだけは欠かせない。そんな消費者を狙ったリクルートの新サービスがじわりと拡大している。
新しいサービスは「タウンマーケット」。これまでも同じ名称でスーパーなどのチラシをインターネット上で閲覧できるサービスを手がけていたが、「ネットだけでは、見ることのできない人も出てくる」(リクルート広報部)として、実物のチラシを宅配するサービスを始めた。
イオンもチラシ広告を見直し
昨年12月に東京都町田市と神奈川県相模原市でサービスを開始し、今年1月からは横浜市と川崎市でも配布に踏み切った。今月29日には東京都世田谷区や中野区、杉並区など都内の6区に対象を広げる。
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2009-5-19 1:41
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会社の履歴書【2】パナソニック(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
バブル崩壊後、日本企業は好むと好まざるとにかかわらず、大きな「変革」を余儀なくされた。金融部門の痛みは、日本企業の成長を支えた間接金融の縮小、株式の持ち合いの解消を迫り、急速に進展したグローバル化は終身雇用、年功序列の終焉をもたらした。その中で問われたのは企業の変革能力である。劇的に変化する外部環境にどう対応し、組織をどう変えていくのか。それに成功した企業もあれば、依然として対応し切れない企業もある。企業が「失われた15年」をどう生きたのか。1991年以降、「日経ビジネス」で取り上げた日本の代表的な企業の記事を「会社の履歴書」として取り上げる。
(文中の肩書き、名称などは掲載当時のままです)
パナソニック(旧松下電器産業)
米ハリウッドの映画・娯楽会社MCMの買収。
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2009-5-19 1:41
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episode:7「今日から大日本鉄鋼にいることを忘れろ」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
まさか、なんてこと?
一気に麻美の鼓動が高まった。
「おい、そんなにびっくりした顔するなよ。……なんていっても無理か。なにしろ〈あの〉大日本鉄鋼だからな」
真っ赤な髪を逆立てたその男は、旭山隆児と名乗った。
「机はここ」
旭山は5つあるデスクのうち、自分にいちばん近い机を指さした。
「パソコンは箱から出して自分でセットして。できるよね?」
「ええ、たぶん」
「一応、ここで仕事を始める準備として、最低限なにをすればいいかは、これに書いてある」
初期設定の仕方、メールの設定、スケジュール管理のためのグループウエアの使い方……。プリンタで打ち出された4枚のマニュアルになっていた。
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2009-5-19 1:41
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主要工場をダイナマイトで爆破し、全社中継した企業(鈴木義幸のリーダーシップは磨くもの、磨けるもの)
ニューヨークで開かれたカンファレンスに出席したときの話を思い出します。エグゼクティブコーチングを受けることを通して企業変革に成功した経営者が、その成果について語るという会議でした。
衝撃的だったのは、ある製造会社のCEOが紹介していた事例です。その会社は、これまで収益を上げてきたある事業から撤退し、別の事業に乗り出すことになっていたのですが、そのシフトのさせ方がすごい。
事業撤退、爆破開始
事業の象徴であった工場を、爆破したというのです。ダイナマイトを仕掛け、生産現場をあとかたもなくする。しかも、その映像をリアルタイムで各オフィスに流し、全員で見る。
CEOは、次のように話します。
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